古本市は「今話しかけたら鬱陶しがられるかなぁ」っていう遠慮がなくて良い。
カクカクブックスさん・かかみがはら暮らし委員会さんによる「暮らしの一箱古本市」へお邪魔してきました。場所は、KAKAMIGAHARA PARK BRIDG。到着した18:00には、もう外は真っ暗。
30をこえる数の出店があり、どのお店も店主の個性が光る品揃え。思わずまたいくつか本を買ってしまいました。積読の成長が止まりません。
なんと言ったらよいのでしょうか、会場の雰囲気が柔らかかったです。アットホーム。本好き人間が醸し出す穏やかな雰囲気?のせいなのか、KAKAMIGAHARA PARK BRIDGが醸し出す木のぬくもりのせいなのか、カクカクブックスの店主さんの醸し出す優しい雰囲気のせいなのか。
ちなみに古本市に参加するのは初めてです。お客さんとしてくるくる回っているうちに、こんなことを思いました。
店主の方の多くは、一般の方々だそうです。ここに売られている本の中には、店主が自宅の本棚に保存している、本当は手放したくない大切な本もあるんだろうなぁと思ったわけです。大切にお迎えしないと。
これでもかというぐらい野菜が入っているおいしいカレーを食べたり。
二階に鎮座されていた石田意志雄先生に娘の似顔絵を描いてもらったり。
あと占いまでしてもらいました。人生初占いです。「直近1ヶ月位の間に転機が向こうからやってくるが、あんまりうまくいかない」みたいな結果だった気がします。説明を受けたあと、店主の方に「こんなものはいいかげんですからね」とタロットを勢いよくわっしゃーーと片付けられたのが印象的です。
お店の方とお客さんの交流が、本を中心に、自然と起こるというのが古本市のいいところですね。本屋に買いに行くときの気持ちとはちょっとちがう。本屋の場合、店も客もいろんなことを考えてしまって、交流は生まれにくいと思うんですよね。お互いに「今話しかけたら鬱陶しがられるかなぁ」って。でも、古本市には、そういう遠慮がなくて良い。
人と人との間に一冊本があれば、勝手に交流が始まるんだなあと思いました。本ってスゴイよ、やっぱり。と、改めて実感。第2回暮らしの一箱古本市があれば(大変だとは思いますが…)ぜひまた参加したいと思っています。ありがとうございました。
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