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#原田ひ香 #三千円の使いかた
お金の使い方に関するノウハウ的な本だと思っていましたが、お金をきっかけに、いろんなことを考えさせられる小説でした。
物語に出てくる登場人物たちは、専業主婦、独身女性、夫に先立たれた祖母、フリーターなど、それぞれの立場におけるお金の悩みや人生に対する不安を抱えています。
登場人物の悩みのうち、どれか一つには共感できると思います。自分の年齢や環境が変われば、共感する相手が変わってくるかもしれません。
物語の中ではお金に関する知識も出てくるうえに、人間関係の悩みを解決するヒントも散りばめられていて、学びの多い作品でした。
私には特に、定職についていない大卒の男性のエピソードが胸に刺さりました。
「費用対効果」を考えると子どもがほしいと考えられない。という発言。
正直、とても共感します。
大変な思いをして、大金をはたいて、自分を犠牲にしてまで子どもが欲しいと思えないのです。
それなら今のままで、自分のことだけを考えて楽しく生きていたいと思ってしまうのです。
じゃあ今の自分の人生の費用対効果はどれくらいか?考えたこともありませんでした。
でも、、、すぐには答えが出ません。
これからもいろんな本を読んで気持ちを整理していきたいと思います。
話が逸れてしまいましたね。
どの世代にもきっと刺さるエピソードがあると思います。
お金や自分の人生と向き合ってみようと思った方におすすめです。
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