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2023年のワイン醸造、はじまりました!

2023年8月7日。ブックロードワイナリーの、2023年新ヴィンテージのワイン醸造がついにはじまりました!

今年も頑張ります!

こんにちわ!東京都台東区にあるワイナリー『葡蔵人 ~Book Road~』で働く新人🔰マイコです。

さて先日、ブックロードワイナリーでは、今年最初の「ワインの仕込み」がおこなわれました。

品種は、デラウェア。

ワイナリーにとっては2023年度初の、そして新人マイコにとっては人生で初めての初ヴィンテージ」の仕込みです。

たくさんのブドウが届きました!

ブックロードは、都市型ワイナリー(アーバンワイナリー)と呼ばれる形態のワイナリーです。

基本的に醸造は1年を通しておこなわれるのですが、実は前年度の醸造が終わってから次の夏にかけてのほんの少しのあいだ、ちょっとだけワイン造りがお休みとなります。

▶ 都市型ワイナリー(アーバンワイナリー)について、詳しく取材していただきました。

このわずかなお休みのあいだに、わたしたちは新しい年度の計画を立てたり、山梨や長野の農家さんのところにうかがったり、ワイナリーの大掃除をおこなったりと、「ワインのお世話」以外のことを一気におこないます。

スタッフがほんの少しだけ息をつけるこの期間。

タンクにワインが入っていると、なんだかそわそわしちゃうから…とは、醸造家の言葉。本当に、こどもみたいな存在感なんですね。

こうしてしばらくワインのお世話から離れていたわたしたちですが、いよいよ次の美味しいワインを造るため、新たな船出となったのでした。


2023年ワインの仕込み初日。

この日は、ワイナリーにスタッフ一同が集まりました。

今年は醸造ももっとやります!と意気込むシェフMizuki
というわけで、Mizukiシェフも一緒に仕込みの準備中

醸造家は最初にブドウを「食べて」、ブドウの状態の確認や細かな調整をおこないます。

決して、つまみ食いじゃありません!(笑)

ブドウはまず、選果の行程を経ます。

傷んでいるブドウの実

この選果、実は「丁寧さ」と「素早さ」がどちらも求められる作業。

美味しいワインのためには、悪くなった実はなるべく取り除きたいのですが、かといって時間がかかりすぎると、ブドウはどんどん酸化していきます。

ブドウを絞る前に自然に流れる「フリーラン」のジュースの色。これが時間とともにだんだん変化していってしまうことからも、その変化ははっきりとわかります。

「もちろん、ブドウは綺麗にしたい。でも、すごく丁寧にだけしていればいいわけじゃない。その見極めが大切なんだよ」と、醸造家は話します。

選果前(右)と、選果後(左)のブドウの実。綺麗さが全然違う!

さて、そんなちょっと難しい判断をしながら選果されたブドウの実はその後、茎と実を分けるための「除梗破砕機」へと投入されます。

貴重な男手である農場長相馬も駆り出され、どんどん仕込んでいきます

こうして茎から選り分けられた実は、「ブッチャー」という機械へ集められます。ここで圧縮のちからによって、果汁が絞られていくのです。

こうして、ほとんど丸半日がかりで、仕込みは続きます。

みんなで協力して進めていきます

選果をし、除梗破砕して、ブッチャーにどんどん投入していく。次々とジュースが絞られて、それがタンクに溜まっていく――

最初は「よーっしゃ、やりますかー!」なんて意気込んでいたスタッフたちも、果てしなく続く作業に、だんだん無言に…(笑)

背中で語りあうふたり(笑)

ちなみに、ブックロードファンのみなさま、そして、新人マイコnoteを読んでいただいているみなさまにはそろそろお馴染みかもしれませんが、この作業の影では、「(ブドウが入っていた)コンテナを洗う」という大事な作業がひたすら並行しておこなわれています。

ブドウ果汁と熱湯と汗でびしょ濡れになりながら、コンテナを洗っていた新人マイコ。途中、近くのカフェ・ド・クリエで休憩して帰ってきたら、ワイナリーがこんなことになってました…

仕事(物理)が山積み…!(絶望感)

というわけで、2023年の初仕込みもこうして無事に終わりまして、ただいまデラウェア、元気に発酵中です。

今年も美味しいワインを、たーくさんみなさまにお届けできますように!

2023年も楽しく頑張ります!

こんな仕込み風景をすぐそこに見ることができるのも、ブックロードワイナリーの楽しみのひとつ。みなさま、ぜひ外から見学にお越しくださいね。

これは醸造長には内緒ですが、お客様がいらっしゃるとちょっと休憩ができるので、わたしは内心ホッとしてます…!^^(さ、サボってないですよ…!笑)

ワイナリーの日常風景はInstagramでもお知らせしておりますので「今日は仕込み、やってるな」と思われた方は、ぜひ御徒町までお散歩に来てください♪これからドンドン、仕込んでいきますよ!

美味しい試飲やタップスパークリングのおかわりもご用意して、みなさまをお待ちしております🍷

※ご試飲は、2種類~ご用意しております

新人マイコ、新年度も、元気いっぱい頑張ります!🔥

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葡蔵人 ~Book Road~(ブックロード)

東京の下町にある小さなワイナリー。醸造所を通して、葡萄と人とがつながって幸せになって欲しいという願いから「葡蔵人」と名付けました。だからこそ国産のぶどうにこだわり、日々の生活に寄り添う“笑顔になれる”ワインを造っています!

【アクセス】
東京都台東区台東3-40-2 最寄り駅:JR「御徒町」駅、日比谷線「仲御徒町」駅

【営業時間】
◆ワイナリー(販売・試飲・タップスパークリング)
月・火・木・金(※水曜日定休日)12:00~15:00、17:00~19:30
土・日・祝 12:00~17:00
◆レストラン
[ランチ]木・金・土・日 11:00~14:00(L.O)
[ディナー]木・金・土 18:00~21:00 ※TAPスパークリング月会員様限定(予約のみ)

▼ 詳しくは、ホームページや各種SNSをご覧ください♪

ホームページ:https://www.bookroad.tokyo/
Instagram:https://www.instagram.com/bookroad.winery/
Twitter:https://twitter.com/BookRoad3
YOUTUBE:https://www.youtube.com/channel/UCvPok8nRPeBqNfg3hRiH02w
TIKTOK:https://www.tiktok.com/@.bookroad

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