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正しい情報で「楽」をしよう

小林よしのりの「ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論」が8月20日に発売するみたいです。本人はもっと早く出したかったみたいですね。気持ちはわかります。私は彼のWebマガジンを購読している身なので、コロナに関して彼の言わんとしていることは理解しています。それが世間一般の声とは全く相容れず、しかも概ね彼の方が正しいということも。

有料コンテンツであるWebマガジンの内容には触れません。ひとつだけ言えるのはロックダウンによる抑圧政策ではなく、集団免疫による解決を目指したスウェーデンの緩和政策が実際どうなったかを知る必要があるということです。そして少なくともコロナに関しては、テレビの報道はほとんど当てになりません。どこもかしこも「経済より人命優先」という誰からも反論されにくい道徳的キラーフレーズを手に入れたところで思考停止しています。だからただただ危険を煽って手軽に視聴率を稼ぐのです。経済と人命は車の両輪、経済が壊れれば必然的に失業者と自殺者が増えるし、犯罪率も上がることは必至なのに。でもマスコミばかりを責めることはできません。彼らが「コロナはインフルエンザよりも怖くない」「検査数を増やしたからより多く検出されているだけ。6月上旬の時点で東京都には14000人の感染者がいた」という論調をなかなか取れない理由のひとつは、戦時中に「日本は負ける」と書いた記者やメディアがどういう目に遭ったかを考えれば明白だからです。

では、どうするか。もう必要な情報はネットを駆使して自分で調べるしかありません。いきなりゼロからは難しいという場合は、著書を何冊か読み込んで「この人は信用できる」と判断できた何人かのメルマガ(無料で読めるブログよりも情報の精度が高く、分析も細かい)を読み比べ、そこを叩き台というか出発点にしてあれこれと自分の頭で考えるのがいいと思います。ツイッターを始めとするSNSにおける誹謗中傷があまりにひどいので、最近は会員制のオンラインサロンを作り、その中で信頼できる人にだけ情報を公開する著名人が少なくありません。面白そうではあるのですが、いきなりそういうところに入るのもちょっと怖いので(信者ビジネスなんて言われ方もありますし)、まずはメルマガ辺りがいいのかなと考えた次第です。

ともあれ時代はもうすでにウィズコロナです。生き方にまつわるいろいろな点を早くアップデートしないといけません。私の働く書店業界もリアル店舗以外で収益の軸を作る道を真剣に考える時期ですね。ECの充実とかキャラクタービジネスとかYOUTUBEの活用とか。お店というのは暇過ぎても潰れますが、混み過ぎても従業員の心身のバランスが壊れて上手く回らなくなるのです。テレワークの普及も含めて、私たちはもっと堂々と「楽に生きたい」と表明してもいいのではないでしょうか? お金はないと困るけど、少ない収入で楽しく生きることは可能です。小林よしのりはベーシック・インカムに反対していますが、私はこの点に関して彼とは見解が異なります。一定の収入が確保されていれば、働くという行為の目的が必然的に変わってくるからです。つまり生きるために仕方なくとかお金のためにという要素が減り、代わりに好きなことだから働く、やりがいがあるから仕事にするという比重が増えるのです。

楽をしていいんです。うさぎ飛びを廃止したら結果が出なくなった、こまめに水分を補給するようになったら弱くなった、なんてことはないはず。楽をするイコール努力を怠るという短絡思考は間違いです。より有意義且つ不毛な苦痛の少ない努力をするのです。それをできる状況に早く近づくためにも、正しい情報に触れることが必要なのです。


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