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2024-05-17 BookPortal活動記録(2)

ご覧いただきありがとうございます!
早稲田大学生協 組織委員会 Book Portal です。

私たちは " No Books, No Life. " をモットーに、
早大生が本に親しむきっかけを作る活動をしています。

活字が苦手な人でも思わず本を読んでみたくなるような、
楽しい企画づくりを目標にしています☺︎



メンバー紹介②

YURA(教育学部2年)
好きな作家:荻原規子、貴志祐介、有川浩、凪良ゆう、阿部智里、アガサクリスティ
児童書マイベスト:あんびるやすこさんのルルとララシリーズなど

アニメ、漫画、本の2次元エンタメをこよなく愛します。大学に入って視野を広げようと3つのサークルに手を出しましたが、現在まで続いているのはBook Portal のみでした。
読書の楽しさを伝えるのはもちろん、その人が好きな本と出会えるお手伝いができたらいいなと思っています。

服部(文化構想学部2年)
好きな作家:三浦しをん、森絵都
児童書マイベスト:宇宙のみなしご、兎の眼

本が好きという単純な理由でブックポータルに入会することを決めました。忙しい人や本に興味がない人にも、本を読むことの楽しさを伝えていきたいです。

読書会 『常設展示室』 原田マハ

今回は読書会を行いました!
扱った作品は原田マハさんの『常設展示室』です。

読書会を終えたメンバーの感想をご紹介します☺︎

IZUMI:
初めて原田マハさんの作品を読みました。すっきりしていて静かな文章で、特に群青と道が好きです。それぞれの短編の主人公が、心と言動の差であったり、自分都合でイライラしたり、浮かれた心に抗えなかったりと綺麗でない部分も書かれているのが人間らしさを感じられました。彼らの人間味が物語上の人物というより自分と同じ世界のどこかにいる1人のような気がします。全くの見当違いかもしれませんがそんな意味が、「常設展示室」という、いつでもそこにある、隣人のような距離感に込められているのかなと考えたりしました。

YURA:
絵にあまり関心がない人でも楽しめるようにキャラクターやストーリーがよく練り込まれてるなあと思った。世界史をちょっとかじっている人なら、物語に出てくる絵画にちょっと親近感がわいてより楽しめるんじゃないかなと感じました。家族をテーマとしている話が大体を占めていて、現在一人暮らしで孤独と戦っている私には胸に迫るものがありました😭
個人的には、最初の話に出てくるアーノルドがドタイプでした!

SORAMI:
私はどちらかというと短編小説が好みなので、この作品も通学の電車の中で一日1編ずつ大事に読みました。どのお話も違った風味を感じられて素敵でしたが、強く印象に残ったのは一作目の『群青』です。モチーフになっているゴッホの〈盲人の食事〉を画像検索しようかとぼんやり思いながら読んでいましたが、途中で美青の運命がわかってからは、美青と女の子の感覚に近づきたいと思ってあえて読み終わるまで見ないようにしました。
彼女らの未来には難しいことも沢山あるでしょうが、絵画を目の前にして感じた鮮やかさはとても美しいものだっただろうと思います。


Book Portal は6月も引き続き、
週に1回ペースで活動する予定です☔️