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本レビュー・『武田の金、毛利の銀』垣根涼介

noteで書くのは初めてかも
ぶっくすぱの優です。

つい先日『武田の金、毛利の銀』を読んだのでレビューさせていただきます。最後まで読んでいただけると嬉しいです。

※ネタバレを含みます。

出会い

戦国武将で誰が一番好きかと問われたら、皆さんはなんて答えますか?

私は武田信玄です。
以前、新田次郎先生が書かれた『武田信玄』を読んでから武田信玄のファンになってしまいました。

そのため、今回書店に入ったとき、自然と目が惹かれました。

その日、私は本を買う予定ではなく、友人の付き添いで来たため一旦スルー。
友人の本探しを手伝っている間も心はずっと惹かれていました。

だいたい1800円ぐらい、平凡な大学生には少し痛いです。
今日は買うわけにはいかないなー、他に読む本もあるしなんて思っていました。

友人が本を買うためにレジに向かいます。
それについて行く私の手には『武田の金、毛利の銀』が握られていました。

無意識で買っちゃうときありますよね。

あらすじ


上洛した織田信長に召喚された明智光秀は、ある重要な任務を与えられる。

信長は、敵対する大名たちの財力を正確に把握するため、特に武田氏の湯之奥金山と毛利氏の石見銀山の資金源を調査するよう命じた。

光秀は危険な任務に挑むため、盟友の新九郎と愚息を伴って敵地に潜り込み、金銀の産出量を記録した台帳を確認しなければならない。

命がけの旅路で、三人は駿河湾の田子の浦に辿り着き、そこで奇妙な男、土屋十兵衛長安と出会う。

金と銀、その真の価値を巡る物語が今始まる―

感想

武田信玄出てこないんかい。

読む前は武田、毛利の金策とかについての物語かなと思っていました。
なので、信長、光秀が出てきたときはちょっと驚きました。

しかし、読み進めていくに連れて物語に引き込まれていきます。

時代小説は戦とかが見せ場になることが多いですが、戦うシーンはあまり出てきません。
それでも登場人物の掛け合いやそれぞれの個性が光るシーンなど読んでいてとてもわくわくしました。

特に石見銀山にもぐりこむ時の緊張感は、非日常を感じさせました。

買ってよかった、そう思える作品でした。


最後までお読みいただきありがとうございます。
それではまた


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