たけちゃん

1987年生まれ。1児の父。10年間企業勤めをした後、独立。趣味はほぼ読書📖。好きなジ…

たけちゃん

1987年生まれ。1児の父。10年間企業勤めをした後、独立。趣味はほぼ読書📖。好きなジャンルは、心理学、医学、哲学です。読んだ本の中で、お勧めしたい書籍を紹介します。

最近の記事

『幸せになる勇気』 言うは易く行うは難し

「この考えを実施できれば、人生が変わるかもしれない」。 読書をして、そのような思いを抱いたことのあるひとは多いのではないだろうか。とはいえ、そうは問屋が卸さないというのが現実である。 本書に限らず、本に書かれている内容を体得するのは難しいものだ。 さらに、自分の実践がどう間違っていたのかを知るすべもないのだから、なおさらだ。 この本は実践後の間違いがわかる稀有な一冊である。 本書『幸せになる勇気』は、アドラー心理学の入門書となる『嫌われる勇気』の続編である。アドラーの

    • 『嫌われる勇気』自分が変わる心理学

      世の中はとてもシンプルであり、人生もまたシンプルである。 それは人が客観的な世界に生きているのではなく、自らが意味づけをほどこした主観的な世界の中で生きているからだ。 だからこそ、自分自身が変われば、世界はシンプルな姿を取り戻すという。これがアドラー心理学の核となるメッセージである。 では、自分自身が変わるためにはどうすれば良いのか。 その答えが「嫌われる勇気」だ。 本書は哲人と悩める青年の対話を通じでアドラー心理学を紹介する。 自分自身が変われば世界はシンプルな姿

      • 『身体が生み出すクリエイティブ』クリティブの源泉は「頭」ではなく、「身体」

        「クリエイティブになりたい」そう願う人は多いのではないか。 クリエイティブな行為というと、一部の特別な能力を持った人がなせることのように思われがちだが、著者はそれを否定し、日常生活で溢れているというという。 本書ではクリエイティブな行為がどのようなプロセスを経て起きているのかを探求していく。著者はクリエイティブにおける仮説として、頭による知識の適用ではなく、身体による体感への着眼をもとに、独自の解釈をすることであると主張する。 本書は会話の相槌や車の運転などの日常生活に

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