#陰謀論
陰謀論について語りたい──【書評】チャック・パラニューク著『インヴェンション・オブ・サウンド』
SNS台頭後、ハリウッド映画は作品に「語る仕掛け」を織り込んでいる。そのために、一見普通に楽しめる映画に敢えて違和感のあるものや雑なものを投げ込んで、人々に「あれは変だろ」と指摘させ、その議論まで計算してメッセージを伝えることまである。……そういった手法を小説界に持ち込んでいるのが、映画「ファイトクラブ」原作者のパラニュークだ。
パラニュークの18年ぶりの邦訳作『インヴェンション・オブ・サウンド