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【Real Time Reading】 自分が読んだ本の軌跡を独自の目線で辿っていき…

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【Real Time Reading】 自分が読んだ本の軌跡を独自の目線で辿っていきます(´˘`*)

最近の記事

私たちだけの小さな世界。

『あなたとなら乗り越えられる』と確信した20代。 『一緒に時を刻んでほしい』と願った30代。 『ありのままの私を愛してほしい』と感じた40代。 『あなたの存在を消し去ってしまった』50代。 『自分の輝きを取り戻す』と決めた60代。 『変わらぬまま、そばにいるよ』と誓った20代。 『自分に振り向いてほしい』と強く願った30代。 『見て見ぬ振りで時を進めた』40代。 『もう一度、愛していこう』と見つめた50代。 『君を追いかけるも取り残された』60代。 あなた

    • いつも何かが足りない私へ。

      「はやく、服を脱ぎなさい!」 この言葉だけを聞くと、かなりキツい言葉だと感じる人がいると思う。 しかし、私の日常では当たり前の言葉。 普通に飛び交う言葉なのだ。 この言葉が飛んできたのは、22時。 私がお風呂に入ったあとだった。 いつも私の後に母親がお風呂に入るのが決まりなのだが それにはちゃんとした理由がある。 それは 私が穢れていないかを確かめるためだ。 母親は、よく分からない宗教を信仰している。 その宗教の教祖様が言うには 「身体が穢れているのをひと

      • 人生のリセット・リクエスト【短編小説】

        「なぁ、ちょっとあれ、見て」 「どうした、急に。」 「あれやばいわ、ちょっと行ってくる」 そう呟きながら荷物を僕に投げつけた友人は、小走りに歩道橋へと向かった。 「ちょっ、と、まって君」 突然の状況にイントネーションがおかしくなった俺の呼びかけは、その子に届いているかわからなかった。 正直なところ、歩道橋から身を乗り出している青年がいる状況下で、声よりも体が先を急いでいた。 「まっ……って。」 そう声を出すことによって力を振り絞り、青年の後ろから手を回す。

        • メランジェ・アンサンブル【短編小説】

          私は料理するのが大嫌いだ。 料理をするくらいなら、UberEATSのような宅配を頼みたいと思うし、なんなら家政婦を雇って料理を作ってもらいたいとも考える。 でも、周りにはそれが理解しがたいらしい。 料理というのは、素晴らしいものである。 私も食べるのが大好きだし、美味しいものを食べたときは幸せを感じる。 それに、毎日のように美味しいものを食べたいと感じるし、好みではないものは、もちろん食べたくない。 自分が好きなものは、タン塩やハンバーグ。 嫌いなものは、ピーマン

        私たちだけの小さな世界。

        • いつも何かが足りない私へ。

        • 人生のリセット・リクエスト【短編小説】

        • メランジェ・アンサンブル【短編小説】