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プロ野球と白米

プロ野球がわからない。
選手も、ルールも、ほとんどわからない。

わからないものは、わからないのだから
好きな人は好きなのだから
何も声に出して言う必要はないのですが、声に出して言いたいのには理由があります。

日本には、野球に興味があった方が
楽しめるシーンが
とても多いと感じるのです。

例えば職場にて。
年齢も性別も趣味も異なる人の中で
プロ野球の話は定番で盛り上がります。
「桜餅さんは、どこのチームを応援してるの?」
と聞かれます。
答えられません。
シュンとします。

例えばラジオにて。
好きで聴いている芸人さんのラジオなのに
にこにこで聴いていたのに
それがプロ野球の話になった途端
まったく着いて行けなくなる自分がいます。
シュンとします。

シーズンオフ中の、いわゆるキャンプさえも
毎日スポーツニュースになる。
そんなスポーツ他にあるでしょうか?

そんなモンスター級のスポーツだと思うのです。
避けて通れない。
生まれつき好きだったほうがどれだけ生きやすくなるか、と思うのです。

私には苦手な食べ物がありません。
よって、食べ物を囲む場において
「私だけこれが食べられない…」と言ったような
疎外感を感じることがありません。

でも野球に関しては、「私、白米が食べられないです」レベルの、マイノリティ感を感じるのです。


ところで、私はバスケ(特にNBA)が好きです。
ゴリゴリのスラムダンク世代。

もし、日本で言うところのプロ野球が、NBAだったら。職場の飲み会で、どこのチーム・選手が好きか、こないだの試合は見たか、伝説の一戦について語ったり、夜のニュースで今日のNBAのハイライトを観ることが出来るのかぁ。好きな芸人さんも、ラジオで毎週バスケについて語ってくれるのかぁ。
と考えただけで興奮します。

…羨ましい。

そう、私は、プロ野球が、
羨ましいのだと思うのです。

今も昔も野球が愛されているこの国で。
自分の好きなスポーツが、野球並みにスポットライトが当たるスポーツだったら、どれだけ良いだろう、と羨ましいのです。



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