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<BOOK婚インタビュー#13>「よし、プロポーズしよう。」その決め手は!?婚活男性に是非読んでほしい!これぞリアル婚活物語!!!

小説好きの皆さま、お待たせいたしました!
今回のBOOK婚会員様のインタビュー記事は、「成婚インタビュー」なんてタイトルがもったいないほど、小説のような素敵なエピソードとなっております。

会員様がインタビューにお答えいただいたお言葉をほぼそのまま掲載させて頂いております。(許可を得て掲載させて頂いております)

ぜひ、じっくりご堪能くださいませ☺

お名前:Mさん
性別:男性
年齢(入会時点):40歳
入会時期:2023年5月
成婚退会時期:2023年12月
活動期間:7カ月
職業:教師




まずは、好きな本を教えてください。


📗「日々の100」松浦弥太郎

愛着のあるものを大事に使う、丁寧な生活の代名詞みたいな一冊。自分でも100個選んで書いてみたい。 いつぞや本屋で買ったときについてきた、金色の帯も含めて、装丁も美しい(文庫版)。


📗「ウォールデン森の生活」ヘンリー・D・ソロー

シンプルに生活する、の代名詞な1冊。極限まで剃り落としたソリッドでストイックな生活だけど、我慢大会みたいな雰囲気はなく、むしろ、生活を通じて思索する、みたいな匂いがする。山に行くときにリュックに入れて、バスとかテントとかでパラパラしたい。 小学館文庫の新訂版(上下別巻)が読みやすくてオススメ。



📗「旅をする木」星野道夫

この本と、映画「IN TO THE WILD」とで、アラスカに行きたくなって早10年(まだ行けてない)。シンプルな言葉と自分の気持ちに素直な生き方に憧れる。深いブルーにドローされたカリブーのシンプルな表紙も美しい。



婚活を始めたきっかけを教えてください。


2020年に離婚。
心の傷が癒えぬまま、(子どもがほしい、家族がほしいので)何はともあれ動き出さなきゃ!と思い、友人の勧めに乗っかって、某有名マッチングアプリ”P***s”に登録(友人も数年前に離婚し、その後ここで活動して伴侶を見つけ、ゴールインしたそう)。  

あれこれ何人かに会ってみるものの(10人くらい?)、ピンと来なかったり、付き合いが長続きしなかったり、需要と供給がマッチングしなかったり(子どもが欲しいワタシと、子どもは別にどっちでも…なアナタ)、思うようにいかない。登録サイトを乗り換えて(課金額も増やして)みるものの、改善せず。  

膨大な写真の中から、「いいね」を押しまくって、「いいね返し」してくれた人と何回か会う、というスタイルに嫌気が差した私は、兼ねてから周りに吹聴していた「誰か紹介してくれ」で引き合わせてもらった、知人の友人Aさんとお付き合いすることに(2022年春?あたり)。

趣味(ヨガ、舞台鑑賞)が合い、話もさくさくテンポよく進み、関係性は悪くないのだけれども、如何せん「恋人・パートナー」というより「友達」な感じが抜けず、2023年春、Aさんとお付き合いを解消。  


マッチングアプリもダメ、紹介でもだめ、時間だけが刻々と過ぎていくことに焦りを感じていたときに、某SNSアプリ”I****gram”の広告で出てきた、読書する二人のイラストと「読書好き同士が結婚したら『最強』だった話。」というキャッチコピー。無料カウンセリングもあるし、話だけ聞いてみようかな?と思い入会したら、あれよあれよという間に半年経ち、半年前には思いもしなかった場所に立つことができています。



結婚相談所を利用してみて、いかがでしたか?


付かず離れず、というか、求めた時にはスッとサポートして下さる。でも、忙しい時とか余裕がない時には変にせっつかない。結婚相談所というと、もっとグイグイ助力・助言がありまくるのかというイメージが、いい意味で裏切られた。  

IBJのアプリは、正直言ってマッチングアプリ見たいな仕様・システム・見た目なので、期待値は凄く低かった。

一方で、カウンセラーからの面談や、LINEを通じての雑談(という名の個別相談)が、すごく活動中の自分を支えてくれたのだなぁ、と思う。LINEでの、友人とのトーク風での情報のやり取りで相談ができる、というのは画期的ではないだろうか??
今思っていることを、小出しに/思った時に/気持ちや考えが離れてしまう前に振り返ることのできる、このシステムこそ、何よりゴールまで辿り着けた最大の原動力だったと思う。  

「BOOK」婚だけあって、BOOK絡みのサービスも、すごく興味深く、楽しく利用させてもらった。本を通じて、より自分を客観視し多角的に観察することができた。短期的な「成婚」という目標の達成のみならず、(小さくはあっても)自分自身の成長・変化が、本を通じて成し遂げることができたのは大きな財産である。



婚活を進める中で、印象に残っているカウンセラーとのエピソードや、役立ったアドバイスなどはありますか?


….なんだろう。どのやりとりも楽しく、正直カウンセラーさんとやり取りできなくなるのがすごく寂しい。ひとまずなんだかまとまらなさそうだけど、箇条書きでベスト3を列挙してみた。

①やはり、本交際前に、カウンセリングかLINEのトークで言ってもらった「試しにやってみて、その時に感じたことから次の行動を決めればいい」という趣旨のアドバイスが印象的である。その言葉で、次に進む決意ができたし、「次に進む」という行動で、大きく状況が動いていき、「成婚」という一つのゴールに辿り着くことができた。

②カウンセリングというより、立ち話的な、ただ単純に楽しいだけの通話。30分の時間に収まり切らずに、そのまま話し続けてしまうくらい楽しかった(話した内容よりも、楽しかったという印象ばかりが強く残っている)。こういうことを積み重ねていく中で、カウンセラーへの信頼感(この人にだったら、小さいこと、逆に話しづらい悩み事、出来事の大小問わず何でも話せる、という感覚)を持つことができた。

③LINEでのリアクション。感情だけをリアクトした「キャー💕💕」みたいな返事でも、いちいち楽しかった!

【担当カウンセラーより】
これはとても嬉しいですね~✨ありがとうございます。
いつも大事にしていることは、会員様それぞれの性格や生活ペースに合わせることです。会員様の性格や考え方に添ったアドバイス(コーチング)をしているのですが、Mさんの場合は、頭で考えるより、実際にやってみてからご自身がどう感じるかを考察したほうが合っている(先に考えるのではなく、後で考える)と感じたので、そのようなアドバイスをさせて頂いていました。ほんとに即実行されて、きちんとその結果(ご自身がどう感じて、どう思ったのか)もお話される会員様でしたので、こちらとしてもとても嬉しかったです。

③のリアクションについては、素の私ですね(笑) 
Mさんがお相手の方と上手くいった話を聞くたびに「キャーー💕素敵~!!!」とLINEしていました(笑)


お相手に求める条件で絶対に譲れないものはありましたか?


①「子どもを欲していること」  
子どもを含め、家族を築く意志がある人と一緒に人生を歩んでいきたいと思っている(そしてそう思ってくれているであろう人と一緒になることができて本当によかった)。

②「話し合いができる人・(大事にしている価値観を伝えてきては欲しいけど)自分の価値観を押し付けてこない人」であること  
以前の結婚生活では、コミュニケーションの質と量が著しく低下し、気持ちの共有ではなく価値観のぶつかり合いになり、夫婦であることを維持することができなかった。病める時も健やかなる時も、「病んでるねん」「楽しいねん」と感情をシェアすることができ、話し合いがちゃんとできる関係性でありたい。

③「家庭≧仕事」であること  
(この話ばかりで恐縮なのだが)以前の結婚生活では、パートナーが仕事第一すぎて、家庭を一切顧みない(と私には思える)人であった。(最初からそういう人であったわけではないが…)。結婚生活の末期では、1日会話も挨拶もLINEすらない日が多かった。そういう関係ではなく、なんでもないことでも、ベラベラ自分の考えや感情を共有しあえる関係性でありたい。


次に、お二人の出会いについて教えてください。


―お見合いを申し込んだ理由は?

写真を見た感じが好印象であったから。
「子どもが欲しい」に○しているから。  

【プラスに感じたキーワード】   
漫画家・ホットヨガ・美人・人柄の良さ・笑顔がキュート


―実際にお見合いをしてみて、いかがでしたか?

半年ほど前の話なので、なかなか思い出しづらい気がするので、箇条書きで、記憶を引き出しながら振り返ってみる。総じて、ポジティブな感触だった気はする。

・印象:「落ち着いている」「ちっちゃい」「アクセサリーやネイルがおしゃれ」
・場所:パレスホテルのラウンジ (1階が満席だったので、上のフロアのややラグジュアリーなところに案内され、緊張度が上がった)

―お見合い当日、どんな話をされましたか?

何を話したのだろう…思い出せない。仕事の話とか、食べたものの話とか、好きなこととか、だったような気がする。漫画家、という職業に興味津々だったから、その点について詳しく知りたい!という気持ちでいっぱいだったものの、いろんな人から同じ質問されまくっているだろうから、その話題に終始するのも良くないなと思い、話題の範囲を広げて展開したような気がする。



「プレ交際」に進もうと思った理由は?


シンプルに、話し足りないからもう1回会いたいな、と思ったのでプレ交際に進んだ。余程違和感を覚えたり、「この先進むことはないな」と確信がある人以外は、何回か会って話すスタイルで活動していた。容姿、振る舞い、雰囲気、話題、などで違和感は感じなかった。

【余談】個人的な話になるが、パレスホテルでお見合いした人とは、もれなくプレ交際に進んでいた。雰囲気が良く、私のお気に入りの場所なので、全てに対し底上げが働く場所な気がする。個人的なパワースポットということかもしれない。


―LINEでの印象的なやりとりはありますか?

・なんやかんや理由をつけて、1回電話してみたかった時(First Callではなく)、5分間電話で話したのは楽しかった。

・お相手の方が送ってくれるスタンプが可愛くて、ウキウキした。

・途中から、LINEの文面でも敬語が消えて、タメ語で話せているのがいい感じだなあ、と思った。

▼こちらも参照📖
現役カウンセラーが伝授する敬語からタメ口になるまでの3ステップ


思い出に残っているデート先はありますか?


【3位】お相手さまのお家でお茶飲みながらおしゃべり

 物理的に距離が近くて、しかも2人きりなので、とっても親密になれた気がした。前回会った時に一緒に買ったコーヒー豆を挽いてドリップし、飲んでもらったのが嬉しかった(喜んでもらえたから)。生活している場を知ると、どんな人なのかがより体感できた気がする。

【2位】レゾナンスカフェ/ダイニング/バー@東京・丸の内(ファーストデート)

Blue Note Tokyo がプロデュースする、ワインレストラン。ラグジュアリーすぎておしゃれすぎたが、食事もワインも美味しすぎた。雰囲気抜群すぎて、全てが2割以上底上げされていた気がする。お相手のTさんは、ちょっとキラキラめいて、おしゃれな場所がよく似合う(ノロケになりかけてしまっている)。

【1位】クリスマスマーケット@六本木

クリスマスの雰囲気がキラキラしていて、人が多くて歩きづらかったけど、かえって気遣いや思いやりをお互い発揮できて、いい感じだった。寒くて長居できなかったけれど、Tさんがツーショット撮ろう!と提案してくれて、初めて2人で写真に収まったのが、うん、距離がグッと縮まった瞬間だった。

初めて撮ったツーショットのお写真。



【番外編】我が家

カウンセラーさんに提案してもらった「ふたり会議」というLINE上のアプリ。それを登録してくれていて、なかなか面と向かって話しづらいこともアンケート形式に乗っかって答えてくれたのが「ふたりでの未来を考えてくれているんだ」と嬉しくなった瞬間だった。

▼こちらも参照📖
「ふたり会議」ほか、恋人との距離を縮めるおすすめアプリ



「真剣交際」に進むようになったきっかけは?


本交際申し込まれてからのお返事だったが、1ヶ月じっくり考えた。  
当時、プレ交際している人が4人いた。

時をほぼ同じくして、プレ交際中のお二方から本交際の申し込みがあり、めちゃめちゃ悩んだ。今楽しいと思えることと、夫婦になってうまくやっていけることとではまた違うし、何を持って判断・決断すればいいのか分からなくなっていた。  

まずは悩んでいることを素直にカウンセラーに相談してみた。  
決断するためにやってみることを2つ提案してもらった。


①それぞれの人たちの、「仕事と家庭のバランス」観を確かめる  
自分にとって大事にしたいことは、仕事よりも家庭である(仕事を蔑ろにしたいわけではないけれど、仕事で成果を上げるために全てを投げ打つ気はさらさらない。あれもこれもやりたい派の私は、家庭も仕事も趣味も義務も、楽しく、あれこれやり続けたい。一つを極める人に憧れた時もあったけれど、自分はそういう人生にしたいわけではない)。そういう価値観を共有してくれることが何より大事なので、そこを4人に確かめてみよう、ということになった。

3名の方は、家庭にエネルギーをかけてくれそうな感触があった。(一番恋心全開でワクワクしていた方は、そもそもお相手からのデートの申し込みはこれまで1回もなかった。また「こちらからは、しばらく連絡しない」というアクションをしてみたが、先方から連絡が入らなかったことから、「私との時間より他に優先することがあるのかな?」と思ってしまった)

②決めきれないかもしれないけれど、「仮に」決断してみる  
全ての不安を解き明かしてからジャッジするのではなく、まずは「仮決め」でいいから決断してみる。1人に絞ってみる。

その上で、違和感を感じたり、逆にこのままでよさそうだという手応えを感じたり、なんらかしらの化学変化が起きるだろうから、そこで新たに感じたことをもとに次の行動を決めていく。  

プレ交際の4人それぞれに「本交際しましょう!」と返事をしたシーンを思い浮かべてみた時に、その先の未来にポジティブで発展的なイメージを描く(感じる)ことができたのが、今のお相手の方だった。

【結論】 そのお相手の方との未来にワクワクしたから、真剣交際に進んだ


―この人だ、と決める際に「迷い」はありませんでしたか?
→迷いしかなかったです。

「迷い」しかなかった。
迷いしかなかったからこそ、カウンセラーさんと相談を重ね、上記のような過程を経て、「仮に」決断をしてみた。


―「もう少し様子を見て、他の人にも会ってみよう」とは思いませんでしたか?

思わなかった。プレ交際中の4人の誰かと本交際に進もうと思っていた。たくさんの人に会ってみることも大事かもしれないけれど、つながったご縁を大事にすることも同じくらい、いやそれ以上に大事だと思う。


プロポーズのエピソードについて教えてください。(ストーリー仕立てをご堪能ください)


⓪決意

12月の初旬に「本交際を延長するのか、ゴールインするのか、どうするのですか?」とカウンセラーさんから質問された。どうなんだろう?この関係を終わりにしたいとは思わない(つまり続けたい)。じゃぁプロポーズなのか?(結婚の申し込みなのか?)と思うのだけれど、まだ知らないことが多いし、「プロポーズ」という行動は、自分の気持ちとはズレを感じる。  

「結婚を前提にお付き合いしてください!」というのが、自分の気持ちにフィットしたセリフだけれど、それって今の関係性のことを指す言葉である。結婚を前提に、今まさにお付き合いしているのである。  

結婚するってなんだろう?
(a)肉体的にも、(b)日常生活的にも、(c)親を含めた親戚関係的にも、オールクリアになってから進める、ファイナルステップだ、という考えが自分の中の「結婚」のイメージである。

でも、IBJのシステムや規約上、前述の(a)を確かめてしまうと、ゴールインになってしまう。そういう、なし崩し的な「成婚退会」はなんか違う気がする。  (a)〜(c)の全てを確かめても、結局他人同士、知らない事ばかりだと思う。本交際スタート時と同じように、今度は脳内で「試しに」決めてみる(プロポーズしてみる)。

不安はあるけれど、なんだかポジティブな気持ちになる。
よし、プロポーズしよう。決意した。


①計画

「いつするんですか??(今でしょ!?)」  

ということで、世間に流れるクリスマスというイベントの勢いに乗っかるべく、クリスマスプロポーズデートを画策する。  

まずは場所だ。自分が自信を持って、相手に心ゆくまで楽しんでもらえる場所はどこだ??と脳内検索エンジンをフル回転させて出てきた候補が、代官山のASOだ。食にうるさい友人が結婚式で使っていたレストラン「ひらまつ」の系列店だ。フレンチではなく、イタリアンなのも、自分の食の好みに合っている。おまけに、都会の喧騒から隔絶されたような、緑が溢れるオシャレカフェ/レストランなので、Tさんにも気に入ってもらえる気がする。  

「クリスマスは一緒に過ごそう」と、12月25日は二人で会う約束はしていたので、その日の空き状況を調べる。うん。当たり前のように満席だ。平日なのに。見込みが甘かった。「系列のフレンチの店なら空いてるよ」と、予約ページが親切に教えてくれるが、フレンチじゃあないんだ!フレンチはおなかにズシンとくるだろう!もっとサラリとディナーしたいんだ!という事で、日にちを変えて検索してみたら、22日の金曜日の17:30だけ空いている。

お相手に急いで連絡したところリスケ可能とのこと。
よし。これで舞台は整ったぜ…


②準備 

カウンセラーとの打ち合わせで「レストラン側で何か仕込みはありますか?」と聞かれる。確認してなかったぜ….(いつも私はツメが甘い)。レストラン予約時に、用途を選択する欄があり、そこで「プロポーズ」と選択して、それで満足していたわ…..。  

急いで電話で確認し、デザートプレートに、英語で「結婚してください」と書き入れてもらうことにする。


③当日(前編)  

仕事を早めに切り上げ、勝負服(おしゃれセットアップ)に着替える。  

渋谷駅で電車を降りて歩きながら、道の途中の花屋で、飛び込みで花束を作ってもらう。用途を尋ねられたが「プロポーズ」とは言えず「プレゼント」で、と答える(嘘ではないが…)。基本お店にお任せスタイルで作ってもらう。12月の花が赤い薔薇で、花言葉も「あなたを愛します」だ。だが全て赤薔薇にしてください、とは言えない(ビビったか?)。クリスマスっぽく仕上げてください、と依頼する。自分のイメージしたのの2.5倍くらいの大きな花束が完成する(ビビる)。  

こういう、勝負用のアイテムはもっと事前にオーダーしないといけないですね(反省)。


④当日(後編) 

花束を店に事前に預けて、デザートプレートのタイミングで持ってきてもらうようオーダーする。代官山駅までTさんを迎えに行く。いつもの薄い紫のダブルのコートを着ているので、改札出た所ですぐ見つけ、合流できた。  

駅から、ぶらぶら世間話しながら歩く。最近ご友人と、駅出たすぐのところにあるミッフィーカフェに行った時の話を聞きながら、信号を渡る。暗くなってからのASOは、照明と緑とのコントラストが美しい(もちろん昼間も雰囲気抜群)。お店の外観をスマホで撮影するTさん。よしよし、つかみはよさそうだ。  

お店に入り、名前を告げる。店の奥に案内される。席に着く前にトイレに立ち寄る。Tさんは化粧室は使わず、待合スペースで待つ(ここのソファも雰囲気抜群)。  

席に案内される。我々以外に1組しかおらず、ちょっと緊張感が高まる(2人とも)(会話が筒抜けになりそうだし)。ドリンクメニューを渡される。Tさんはアルコールをチョイスしない日が多いが、この日は「せっかくだし」という事でスパークリングワインをチョイス。二人で乾杯する。  

料理が次々とサーブされていく。キャビアやフォアグラを、Tさんは「初めて食べたかも!」と喜んでいた。よかった。料理を楽しんでくれている!食材やら見た目やら、話題には事欠かない。楽しい。自分達の話もしつつ、料理の話もしつつ、ゆっくりと時間は流れていく(17:30に入店したのに、お店出たのは22:00過ぎだった….)。  

予約の時に張り切りすぎたのか、品数が多く、メインにたどり着く頃にはかなりお腹がいっぱいになってきたが、デザートの前に、チーズプレートがやってきたので、「せっかくだから」と思い、数種類ずつチョイスしてする。ワインに合わせたらかっこいいんだろうけれど、飲みすぎて顔真っ赤な状態でプロポーズするのもイヤだから、葡萄ジュースと合わせる(しょっぱいチーズと甘いジュースとが、なかなか良いペアリングだった)。  

さあ、いよいよデザートだぞ…..。  

あ、向こうから花束持ったスタッフが近づいてくる。  

デザートプレートにメッセージプレート(チョコ)が乗っている。  

Tさんがそれに気づいた!!  

私は花束を渡し、あれこれプロポーズに至るまでの所信を表明しようかと思ったが、出てきた言葉はシンプルに一言。

「結婚してくれませんか??」  


返事は「はい!」  

やったー!!!  


-Fin-


そして二人の物語はここから始まる……(To be continued)


【担当カウンセラーより】
私は何も編集していません(笑)
とても面白い。

Mさんのリアルな文章をそのまま載せさせていただきました(ニヤニヤしながら読んでいます(笑))


お相手の好きなところを一言で言うと?


オンリーワンなところ、おしゃれかわいいとこと、知らないところがたくさんあって、もっともっと知りたい!!と思えるところ、

・・・全て!!!(笑)
なんでも許しちゃいそう、どんどん尽くしたくなってしまいそう、Tさんに絡む全ての出来事が2割増しに見えてきてしまう…..


婚活をやめようと思った瞬間はありましたか?それはどのように乗り越えましたか?


幸運なことに、BOOK婚で活動している時には、やめたくなるような瞬間は訪れなかったが、それ以前に、マッチングアプリで上手くいってなかった時は、婚活自体をやめたくなった。

「人生にはタイムリミットがあるのだぞ」と言い聞かせ、動き続ける。


婚活を進める中で「これはしたほうがいい!」「これはやめておいた方がいい」と感じたことがあれば教えてください。


やった方がいいこと①
「小出しでホウレンソウ(報告・連絡・相談)する」  

一人でマッチングアプリで活動していた時にできなかったことが、カウンセラーとの相談である。アプリでの活動中も友人などに相談することは可能だが、フラットな観点からのアドバイスは、カウンセラーにしかできないことである。一人で思い込まず、報告し連絡し相談することで、一人では見えなかったものが見えてくるはずである。

やった方がいいこと②「自分磨き」

相手に何かを過剰に求めるのではなく、自分自身を成長させるチャンスだ、と思って活動していた。紹介された本を読んでみたり、まゆげ整えてみたり、髪を染めて整えてみたり。カウンセラーのアドバイス(あれこれ未来や正解を考えすぎず「今」に集中する(楽しむ)・感覚がしっかり働くように体のコンディションを整える)を実践してみたり。


やめた方がいいこと❶
「理想を固めすぎること」

こういう人がいいな、という理想はあるだろうけれど、それに当てはまる人が来るまで、延々と「いいね」を押し続けるのは、個人的な感想ではあるが非生産的だと思う。

絶対譲れないポイントが1つか2つ、それをクリアしているのであれば、あとはコミュニケーションを重ね続けて、互いを擦り合わせていく方が、クリエィティブで生産的な時間になるのではないだろうか。
自分を(自分らしくない方向に行く必要はないが)変えていく勇気を持つべきである。幾つになっても成長できるし変化できるはずだ、と自分に言い聞かせていた。あと、個人的にこちらの予想を上回るような意外な一面とか、知らなかったことが見えてくるのがワクワクする派である。


やめた方がいいこと❷
「(矛盾するようだが)結果を焦りすぎないこと」

結婚のための行動しかしない、みたいな原理主義に走ってしまうと、余裕もなくなり、自分の良さが消えてしまう気がする。自分らしく生きられない、偽りの自分、背伸びしすぎて地に足ついていない状態にならないように気をつけていた。


「BOOK婚」で活動中によく読んでいた本や参考になった本があれば教えてください。


おすすめされた本はもれなく読んでいた気がするが、次の1冊はかなりしっかり読み込んだと思う(刺さる部分が多かったのだろう)。

石井希尚「この人と結婚していいの?」(新潮文庫)

BOOK婚公式LINEの<恋の処方箋本診断>というサービスで紹介してもらい、そこで引き当てた1冊。


その時に書いてくださっていたMさんの感想▼

なんでも効率を重視している自意識はなく、仕事の優先順位もそこまで高くなく(もっと役に立つ男にはなりたいと思っていますが)、テキパキ物事はこなせず(すぐやることが山積みになり締め切りをエネルギーになんとか終わらせることが多い)、自分への自信は基本的にない(自己肯定感は放っておくと下がりがち)ですが、書かれている内容はイチイチ刺さり、一気読みしてしまいました(丸善でかけてもらったカバーがスケスケで、他の人に読んでる本の中身バレバレなのが恥ずかしくて、電車内で読めなかったのが辛かった!)。

離婚前に読んでおくべき1冊でしたが、これから来るはずの結婚生活に向けて絶対読んでおくべき1冊でもありました。男性にありがちの行動パターンや、女性の行動の裏に潜む意味、など勉強になりました。タイトルから推察すると結婚相手をどう吟味するのか?という観点で書かれた本かと思いきや、むしろ自分(相手ももちろん含まれているけれど)の行動を客観的に分析して、「この人と結婚していいの?」と思った時に、相手を責めるのではなく歩み寄るにはどうしたらいいのかが書かれていて、目から鱗でした。


「BOOK婚」のサービスの良かったところがあればぜひ教えてください。


やはり何と言っても、カウンセラーとのカウンセリング(電話・LINEでのやり取り)です。自分の不安な気持ちの解消、失いかけていた自分に対する自信の回復、現状の客観的な振り返り、ここまでサポートしてもらえるんだ!という感謝しかありません。  

本の紹介も、ピリっとアクセントの効いたサービスで、とっても楽しかった(勉強になった)です。


最後に。今、結婚相談所に入会しようかなと考えている方に向けてエールをお願いします。


○入会を考えている人へ

カウンセラーのアドバイスが何より活動の全てを底上げしてくれます。こんなに、付かず離れず絶妙な距離感でサポートしてくれることはあるでしょうか(いやないでしょう!)。友人では不可能な、人生の舵取りを手伝ってくれる心強い助っ人が何よりのアピールポイントです(他を知らないのでなんとも言えませんが、他の結婚相談所でここまでしっくりくる仲人さんに出会えるのでしょうか?)。とどのつまり、私は総じて「人のご縁」を大事に生きていきたいタイプの人間なので、無料カウンセリングの時のポジティブな感触を頼りに入会しました。理詰めで考え尽くしても、答えの出ない時は、案外自分の直感を頼りに決断してしまうのも大事だと思います。この半年間の活動を通じて思ったことは、良い流れを掴む腕力(心身の健康)とそれを感知するセンサーとを大事にしていきたい、ということです。  

入会前に悩むポイントは、「活動費用の高さ」と「活動の質(費用対効果)」でしょうか?活動費用の高さは、自分を総合的に高めるための投資と考えれば安いものな気がします。半年でBOOK婚を、愛しい未来の伴侶と共に「卒業」できましたし(目的は果たされ効果は十二分に出た!)、自分もちょっとは磨かれた気がします。  

まずは「ぶくとも」のようなサービスを利用してみて、「ここなら信頼できそうだ」「自分にはこのサービスが必要そうだ」と思ったタイミングが来た時に入会したら、きっと活動中の後悔はない気がします。


○活動中の人へ

本を読むことも、カウンセラーと相談することも、振り返りを書くことも、全て自分を見つめ直す大事な時間でした。結果が出ない時や、決断を迫られる時は焦ってしまうこともあるでしょうが、心をオープンにして、全力で活動していたら、結果は後からついてくる気がします。自分をまずはちゃんと愛してあげて、大事にしてあげてください。そうすると自分自身がちょっとずつ輝いてきて、その輝きが見える人と、必然的に結ばれる気がします。
 会ったことも喋ったこともない人たちですが、BOOK婚会員の方々は勝手に仲間だと思っています。頑張ってください。応援しています。



💁担当カウンセラーより


Mさん、改めまして、ご成婚本当におめでとうございます!
とても謙虚でコミュニケーションにご配慮のある会員様で、無料カウンセリングで初めてお話したときから、きっとすぐに良きご縁に恵まれることと感じました。何より、全スタッフへのお気遣いがとてもありがたく、本をご紹介するたびに感想や考察をお送り頂いて、本好きスタッフとしては、これほど嬉しいことはありません(笑)とても嬉しかったです。ありがとうございます。

プレ交際から真剣交際に進む際は、とても悩みましたね。どの方も素敵なお相手様だったからこそ、「一人に絞る」のがとても難しいとお話されていたことを思い出します。

お相手を優先され、お相手にご自身を合わせることができてしまうMさんだったからこそのお悩みだと思い、ご自身が何より大事にしたいことを優先するようお伝えさせて頂きました。

「仮に決断」も、とても勇気のいったことと思いますが、その後、いい感じに進まれて嬉しく思います。
初めてのツーショット写真では、お二人の間にぎこちない隙間があったものの、その次にお送り頂いたツーショットには、寄り添うお二人の姿があり、とても微笑ましく思いました。

Mさま、この度は、BOOK婚へご入会いただき、ありがとうございました。そして、こんな素敵なエピソードも書いてくださり、ありがとうございました✨本好きにはたまらない”1冊”となりました✨

これからも、どうぞお幸せに!

担当カウンセラー : はな







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