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「磯野、野球やろうぜ」くらいのノリで

読書アカウントをつくって5年が経ちました。
日常のつぶやきが多いアカウントですが、そこは敢えて読書アカウントであると言いたい。読書アカウントを名乗るのに資格はいらないので。
そもそも読書アカウントに明確な定義もありませんし。
私のようなゆるいアカウントがいることで「あ、こんな感じでもいいんだ」と感じてくれる人がいたらうれしいかも。

■さーせん、あーしあんま読んでないっす
全く読まない人からすれば私でも読書家かもしれないけど、名作も話題作も読んでないし、数も読んでいない。読むのも遅いし本から離れていた期間も長い。
だから途切れることなく読み続けている読書家さんとの差はひろがるばかり。上を見れば(という表現が適切かどうかは置いておいて)きりがありません。
読書家具合の階級や、ひろがり続ける読書量の差の名前を考える暇があるくらいなら、私は潔くニワカを自称したいかな。

■ニワカ、世界を救う
「ニワカのいないジャンルは衰退する」とは「古参よ、新参者にやさしくあれ」という姿勢を説く在り方、教訓を表す言葉です(諸説あり)。
ニワカの多さは客数そのものだし、層の厚さです。ニワカはそのジャンル、ひいては世界を救うのです。
読書界隈ならニワカ読者ってところでしょうか。
ここでいうニワカ読者は「年1冊とか2冊程度なら読むよー」って感じの人、くらいに考えてくださいね。
いまニワカ読者がどれくらいいるのか調べてはいませんが、人間の可処分時間をいろんなエンタメが奪い合う時代ですし、結構少ないんじゃないかな。
自称ニワカの私、世界を救いたい。
まぁ私は全然3冊以上読むんですけど。

■義務でも仕事でもないけれど
読書アカウントの末席にいる者として、本の世界を少しでも盛り上げられたらいいなと最近ぼんやり考えるようになってきました。
ニワカであるただそれだけで世界を救えるとはいえ数は大事。ニワカを増やしたいなぁ。
「1年で1冊も読まない人」を「1冊は読んだ人」にしたい。
沼にはまる前の、沼につれてくるまでを。
義務でも仕事でもないのだけれど。
義務でも仕事でもないからこそ、かも。

■明日10時、沼の前集合で
読了ツイートや本の情報の拡散も、いずれも本好き同士の内向きな盛り上がりに終始してしまっている気がするので、何かもっと外向きなアプローチで「本を読まない人」にリーチできないだろうかと思うのです。
出版不況、斜陽産業といわれて幾星霜、本を開いてハートにするくらいで炎上している場合じゃありません。お堅い読書家の方からは怒られるようなことだって、もしかしたらこれからは必要かもしれません。
(とはいえたくさんの本を大切に思う人が訪れる「本屋」という場所の文脈であのポスターは少しまずかったかもしれないね、という有識者の意見にはおおむね賛成です。)
じゃあ何をやるのか。アイディアはこれから考えます。
一緒に考えてくれてもいいんですよ。みなさま、沼の前に集合です。

■大人になると中島みたいな存在って結構ありがたいよね
ニワカ読者が増えればバタフライエフェクト(風が吹けば桶屋が儲かる)で面白い本がもっと増えていくと思うから、こらからも面白い本を読みたい人は本好きがまわりにいないと嘆くくらいなら、近くの人に勧めてみようぜ。
そうね、たとえば「磯野、野球やろうぜ」くらいのノリでいいんじゃないかな。9人集まらなくてもいいじゃない。磯野と中島はそれでも野球と呼ぶのだし。

沼の前にお集まりのみなさま、もし私ができそうなことのアイディアがあれば教えてください。
メルマガとオンラインサロン以外でお願いします。

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