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文学フリマ東京39にむけて②入稿フォーマットと印刷所えらび

こちら、なにもかもがはじめて、本づくり超初心者の備忘録的記事となります。

なお、記事は2024年7月時点での情報となります。
仕様や値段、リンク先等は変わっている可能性もありますので、ご自身で最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

このような記事でも、どなたかの参考になれば幸いです。


■入稿フォーマットについて
フォーマットを自作できる方は、この項はスルーしてくださいね。
前回の①失敗と教訓でも記載したことですが、入稿のフォーマットをつかって制作をすすめないと入稿データの作業が二度手間、三度手間になります。
はじめから入稿フォーマットを使う必要は絶対でないにしろ、本にするのであれば早い段階で入稿用フォーマットに移行しておいたほうが後々ラクではないかと私は(ここ強調!)思います。

[超初心者向け補足]
製本する関係上、本にする印刷は家庭やオフィスの印刷と異なります。
いつものようにWordでつくったものがそのまま本になるわけではありません。原稿は本のかたちにできるよう、編集しなければなりません。
ここでいうフォーマットというのは本にするための型のことです。その型に合わせて原稿を書くことで後の手間をなるべく省きましょうねということを言っています。ちなみに、形式はPDFでアップロードします。(補足おわり)

入稿用のフォーマットは自作でもよいですが、印刷会社によっては配布しているところもありますので参考にしてみるのもよいのではないでしょうか。
私は今回、ラクスルさんのWordフォーマットを使用しました。

参考までに私のつくる本の情報を挙げておきますと、A5、右綴じ、表紙カラーの120ページ前後、本番で50部前後刷る予定です。

また、後述する印刷会社についてでの項でも記載しますが、印刷会社を変更するにあたってフォーマットは変えていません。(「ラクスル」さんのフォーマットのまま「ちょ古っ都製本工房」さんに入稿しています。)


■印刷会社について
原稿ができて編集もできたら、いよいよ印刷会社への入稿をして製本です。

試しに1部刷ってみることで、実物に起こしたものがどのような感じか確かめることができます。また、私は一度製本された紙の状態で最終的な校正をすることにしていました。誤字脱字はもちろん、細かい「てにをは」などの確認は、ディスプレイ上で行うのと紙の状態で行うのとでは素人でもやっぱり違うように感じます。

というか、当たり前ですがいきなり50部とか100部刷って失敗すると大変です。試し刷りはした方がよいでしょう。

共通の前提として印刷会社での製本は、ロットは多いほど、納期はゆっくりなほど1部あたりの値段は安くなります。
私はとりあえずフォーマットのダウンロードでお世話になったラクスルさんで刷ってみることにしました。私は以前ツイッターアカウントの名刺を刷ったときにお世話になってます。

[ラクスルさん(オンデマンド印刷)所感]
・見開きのデータを用意しなくても見開きにしてくれる
・本文はカラー・モノクロの混在ができない(全部カラーか全部モノクロ)
・ページ数指定は「表紙(4ページ分)」と「本文」の合計(要注意!!)
・小ロットでも安い(大ロットでもそれなり)
・いちばんゆっくりな納期は5営業日
・土日も稼働している(大手ならではの感じ。ありがたい)

できあがりはまずまず。自分がつくった作品が本になった実感……喜びもひとしお。でもここで満足してはいけません。
最終的な校正を(もったいないけどできあがった本に直接赤ペンしていきます!)かけて、再度試し刷りです。
2度目の試し刷りはちょ古っ都製本工房さんです。文学フリマで買った本の何冊かはこちらで刷られており、名前だけはお馴染みでした。今回はじめて利用します。


[ちょ古っ都製本工房さん所感]
・表紙は見開きのデータが必要(なくてもいける?確認が必要)
・見積りの際に見開きの寸法を教えてくれる。(mm換算)
・表紙と別に「本文が何ページ」か聞いてくれる(間違いが起こりにくい)
・本文のカラー・モノクロ混在が可能(写真のページがあるのでうれしい)
・豊富なオプション
・ロットが大きくなればめちゃ安い
・いちばんゆっくりな納期は10営業日!!
・土日祝日は稼働していない(ゆっくり休んでほしい)


現在、最終(もしくは最終1つ手前)の試し刷り印刷中です。
仕上がってきたら、加筆したいと思います!

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