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12.「結局結果は反復練習でしか付いてはこない。」

ひたすら鍛え続けた。
来る日も来る日も同じ事の繰り返しで、やはりひたすらの反復練習。
筋肉は大きくなり、重量に慣れていき、また少し重い重量を上げられるようになる。

遂にテストメニューをこなせるようになった。


この記事はストーリーになっております、マガジンを作ってみましたので、そちらから第1話からも是非ごらんください!

それと同時に当時はとにかく食べ続けた。
元の体重は175センチ60キロ。
すき家で牛丼メガ盛りを食べ、プロテイン、もうひとつメガ盛りをテイクアウト、家の夕飯を食べた後、夜中にメガ牛丼。
食べきれなくて気が付けば朝になってる事もあった。

元々食が細い為、正直しんどかった。
トレーニングもしんどいが食べる方がしんどかった覚えがある。
基本腹が減る事が無くなり、腹が一杯のまま、また飯の時間がやってくる。

それを繰り返しながら体重は約半年で60キロから70キロまでになった。
団体への履歴書と全体写真と上半身写真が必要で母親に使い捨てカメラで撮ってもらった。
それを頼んだ時は正直理解出来ないでいるようだった。
よく思われていなかったがそれは当然で、また受かるはずがないと思っていただろうから渋々応じてくれたんだと思う。

返答は自分の場合は既に団体内の選手と繋がっていた為、選手から直接電話が来て「3月◯日◯時から道場に来てくれ」と連絡が来た。

いよいよその時が来た。
今回は移動の疲れを少なくする為に高速バスではなく、新幹線で行った。
いつもの道場への見慣れた道程は全く緊張する事もなく、辿り着いた。

これからいよいよ、自分の一世一代の大勝負が始まろうとしていた。

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