メジャーデビューが白紙になった話
私ではない。
ロックバンド3markets[ ](スリーマーケッツ)の話だ。
「メジャーデビューが無くなりましたぁ!」と発表しているカザマさんがなんか楽しそうなのは、ネタとしておいしいのかもしれない。
「白紙」と言っているが、実際には「延期」であり、まったくの無になったわけではなさそうだ。
では、お蔵入りとなった楽曲「MBTI」の歌詞はどんなものだったのか。
レコーディングバージョンの詳細は不明だが、プロトタイプはSNSで発表されたので、今はまだ聴くことができる。
MBTI協会からの指摘の詳細は明らかにされていない。
しかし、まあ問題視されるよね、みたいな部分はたくさんある。
なにしろMBTI協会は「タイプ別診断ではない」と、わざわざ警告文までリリースしているのだ。
3markets[ ]の曲は、正式な「MBTI」ではなく、日本の「MBTI流行現象」をとりあげたものだと言えるけれど、誤解が広まるような表現を協会としては認めることができなかったのだろう。
後から見つけたけど、スリマのウェブサイトにも説明があった。
というわけで残念ながら楽曲「MBTI」はお蔵入りとなり、スリマのメジャーデビューは遅れている。
メジャーデビューを応援するために始めたこのnoteも、デビューするまでのつもりだったのに止められなくなっている。
毎日スリマのことを書いているからだんだんストーカーみたくなってきた。
早くメジャーデビューしてほしい。
以下、追記。
社会を風刺する曲がいったんお蔵入りになることは決して珍しくない。
古くはセックス・ピストルズの「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」、そして忌野清志郎の「ラブ・ミー・テンダー」。
どちらもレコード会社を変えて発売されたが、社会的影響を考慮して放送禁止になった。
現代では、民間企業が商品名や登録商標の利用に対してストップをかけることが多い。
インディーズバンドだが、打首獄門同好会は「ジオング」の使用許諾を得られず、楽曲「パーフェクトじゃないジオング」をお蔵入りさせている。その曲は今ファンの間で「パーフェクトじゃないアレ」と呼ばれている。
メジャーデビューしたヤバイTシャツ屋さんのとある楽曲は、歌詞に商品名(企業名)が入っていて、使用許可がもらえずにお蔵入りになった。そのためアルバムには急遽「大人の事情」という代替曲が収録された。マジだよ。
もしこの記事が面白いと思っていただけて余裕があればサポートをお願いします!いただいたサポートは活動費として使い、何に使ったかの報告をします。