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贅沢、そして、心豊かに

Leica 主催の小山薫堂さんのトークショー。以前、FUJIFILMのトークショーに行ったことがあるけれど、個人的には、小山さんはLeicaが似合うと思っている。

Penで人間国宝ポートレート を連載していて、そのきっかけが、Mを買って、写真を撮りたかったから、って。

小山さんといえば、くまモンの生みの親。肩書きは何んだろう?放送作家は過去の肩書きで、今は、日本の文化育成家という感じかな。

会場には、人間国宝の室瀬和美さんがいらっしゃっていて、お二人のトークで、わたしは新しいことを知った。「飯椀」とは。普段、普通に使っている「ご飯茶碗」は陶器だったり磁器だったり。しかし、茶碗とは、お茶を飲むための器であり、本来は、ご飯のための器とは用途が違う。ご飯は、温かいまま、冷めずに食べられるように、木の器を使うのが良く、だから、飯椀は、木編の漢字になる、ということを知った。 

そして、唇は、触感を一番敏感に受け止める場所で、唇に当たるものはその人の感性を変えていく、だからこそ、本当に自分の好きな、ホンモノを毎日使うことが良い、と。

Leicaを使い始めて、1年が経つ。去年、銀座店で衝動買いと言っていい出会いをしたことが、つい昨日のことのよう。長いトンネルに入ってしまった時で、用事の前に立ち寄り、用事の後に泣きはらした顔で、支払いを済ませた。手に持ったら、買っていた、LeicaQ。

銀座店は色々とイベントを開催してくれて、ほとんど参加しているのだけど、Leicaは素晴らしいレンズやカメラを造る会社というだけではないことを知った。そのカメラやレンズで写すことで、使い手の心を豊かにしてくれるし、写された物や人は写し手の感性を表現し、それが、文化を創り出していくことにつながる。

高いカメラだし、ピントがボケたり、写真としてはよく撮れていないものもよくあるのだけど、あの、電源を切るときのカタンという音と共にロゴが消えるところや、ちょっとズシッとくる質感は、オーナーであることの悦びを感じる。

お金で買えない贅沢な気持ちと心豊かになる瞬間を毎日感じていられるのだから、いいカメラだな、って思う。

人間国宝=重要無形文化財保持者の室瀬和美さんと小山薫堂さん、トークショーにて。at GINZA SIX

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