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外出自粛中、オンラインで美術館体験を試みてわかったこと

コロナウイルスの影響により3月下旬頃から美術館も臨時休業に。
前売り券を持って楽しみにしていた展示も臨時休業...。行きたくても行けなくなってしまった...。

では、現状を逆手にとってできることは何か.....
オンラインで美術館に行ってしまおう!
という訳で、ストリートビューの機能を使って作品鑑賞を試みると(大学の友人とも意見交換しました)普段、美術館に出向くという行動の中で自分が何を美術館体験としているのかが良く分かったので、そのことについて書きたいと思います。(一つの意見として見ていただけると幸いです。)


元々私は作品を自分の身体でもって観に行くのが好きで本物(オリジナル)にこそに価値があるという考え方にかなり偏っており、オンラインで鑑賞することに初めから興味が持てた訳ではなかった..。
そんな私が、今回好きな美術館を選んであのストリートをビューできる...便利なサイトを使っていくつか美術館巡りをしてみてわかったことを紹介します!




まずは、率直な感想.....


オンライン美術館鑑賞の良いところ編

・いきなり施設にワープ(到着)できる!
・世界の美術館に行ける(?)(感覚)
・混雑した電車に乗らなくて良い。歩く体力が必要ない。
・交通費無料!
・まるで美術館を貸切にしたかのような、人のいない景色!贅沢!
・入場料無料!



オンライン美術館鑑賞だと物足りないところ編

美術館にたどり着くまでの「今から行くんだぞ.....(ワクワク)」感が欲し
 い。
オンラインで観られるのは常設展の一部。タダでとは言いませんから.....
 企画展も観たい。
・著作権の問題あり、モザイクのかかった作品もある。
・解像度の問題。流石に絵肌、素材感に限界がある。
平行を保った角度のみしか観られない。
いろんな角度鑑賞して、お気に入りの部分をみつけたい)
ミュージアムショップで図録、グッズ買いたい、ポストカード選びたい。
 カフェで休憩したい。



きっとそれぞれ他にもあると思いますが...
両者を書き出してみると、




その空間を味わうことと
作品を味わうこと




この二つの要素を合わせて美術館体験と感じていることがわかりました。

私の中の空間を味わうというのは、小学生の頃の遠足の時の決まり文句「行って帰るまでが遠足です!」みたいな感覚なのか、着ていく服を選んで電車の時間を調べて美術館に行くところから体験が始まっていて、作品鑑賞はもちろん、美術館の薄暗さとか湿度とか響く足音、帰って買った図録を家で眺める...までのことなのだったのか..と気づく。
あぁ、美術館体験が恋しい...




【まとめ】

オンラインとオフラインのギャップは少なからずあると思いますが、それぞれの良さを活かして楽しみたいものですね。
最近のサイトでは、作品を色や年代で検索できる機能もあるみたいです。
これからは、オンラインオフラインそれぞれの作品の楽しみ方見つけていきたいです。






【おまけ】

今回オンライン鑑賞を試みて新しい発見だったのは、私は海外に行ったことがなく人の話を聞いて興味は持ってはいたものの現実味のない話...なんて思っていた。
しかし、自分でストリートビューで移動しながら美術館の建物や外の雰囲気まで見ているとだんだん現実味がおびてきて、いつか行ってみたいなと夢が膨らみました。😃







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