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2024年4月から労働条件明示のルールが変わります

2024年4月から、
医師の働き方改革が
スタートします。

働き方改革については、
段階を経ての施行なので、
いよいよ医療業界でも
始まるなという感じ。

もうひとつ、
職業安定法施行規則の改正
2024年4月にあります。

皆さん、ご存じでしょうか?

“労働条件明示のルールが変わります”

これは全ての労働者に対してです。

ということは、
医療業界で働く
医師・看護師・医療従事者も
対象になります。


■  そんなもの見たことがない


医療系人材紹介エージェントとして、
医療業界で仕事をしています。

医療業界で仕事をしていますが、
企業に属しているので、
私ども入社時、もしくは入社前に
【労働条件通知書】という書類を提示され、
合意し入社しています。

これが普通と思いきや、
医師の中には、
そんなもの見たことない、
知らないと仰る方もおり、
私が驚いたりしておりますΣ(・ω・ノ)ノ!

これは、転職相談を受けたとき、
Q:いつ位に退職の申出をしたらよいですか?
A:雇用契約書に退職の申出期間があるので、
  まず、そこを確認して下さい。

と申し上げたときに、仰います。

きっとあると思うのですが。。。

■ 勤務条件確認書(採用・就任事項確認書)

医師が紹介会社を通して、
医療機関に入職する場合。

医師・医療機関の双方の同意がとれ、
入職が決定した段階で、
紹介会社主導で、
医師の勤務条件確認書
(採用・就任事項確認書)

を作成します。

記載事項は、
・契約期間
・就労場所
・業務内容
・始業・就業時刻
・休憩時間
・就業時転換や所定時間外労働の有無
・休日
・休暇
・給与(支払い方法等)
・退職
・福利厚生
等11項目が書面に記載されています。

医師・医療機関・紹介会社の
3社間で署名・捺印をし、
入職に備えます。

これが、
2024年3月末までの
流れ
となります。

■    これからは

2024年4月から、
労働契約の締結・更新のタイミングが
労働条件明示事項が追加されます。

ふ~ん、そうなんだね~と
済ませられないのが、
人材紹介業をしている企業です。

私どもDEPOCは、
有料職業紹介業事業所です。

WEB上に匿名ではありますが、
医療機関からお預かりした
医師募集要項を掲載しています。

さて、これにも
記載する必要があるのか???

私どもDEPOCの管轄は
神奈川労働局になります。

わからないこと、
不明なことは、
わかならないまま、
不明のままにしないで、
直接聞く。

これ私のモットーです(笑)

ということで
神奈川労働局・需給調整課に
電話して聞きました。

“記載する必要有”

ということで、
やっております、今(笑)

おかみが云ったことには
逆らいません。

法令順守でやって参ります!(^^)!

■    曖昧さはいりません

大学卒業時に
下水道出版社で就職。

2008年に転職して、
医療系人材紹介エージェントしています。

一般企業から医療業界に来たので
医療機関とやりとりしていると
???マークがつくことが多々ありました。

転職当初よりは
マシになってきたと思いますが、
まだ旧態依然としている
医療機関があります。

例えば、
医師募集要項に給与等を提示しない
勤務条件確認書の締結をしたがらない、
業務内容をある程度明確にしておいた方がよいことを
曖昧なままで入職させようとする等々

医師の年俸、
年収を記載していない求人票をだしてくる
医療機関や、事務長がよく云うのは、
“職歴や経験、取得している資格によって違うから”

仰る通りです。

仰る通りですが、
お金って、転職をする上でも、
これからのプランを考える上でも
とても大切な要素です。

重要です。

その年俸、年収を
記載しないというのは、
どうでしょう??

目安で良いので、
年俸、年収をだした方が
医師の目にも止まります。

まあ、その辺りは
色々な考え方が医療機関や
事務長さんにもあると思うので、
しつこくは言いません。

ただ、求人票として
医師が知りたい情報が
きちっと記載されている医療機関に、
医師を紹介したいと考えています。

■    労働条件明示のルールが変わります


詳細は、厚生労働省の
ホームページに記載されています。

大切な内容だと思いますので、転載します。
下記をご覧ください。

転載:厚生労働省> 政策について > 分野別の政策一覧 > 雇用・労働 > 労働基準 > 事業主の方へ > 令和6年4月から労働条件明示のルールが改正されます

■    普通なのか、そうではないのか


労働条件明示のルールから
ちょっと離れた話になります。

自分が勤務している医療機関が、
普通なのか、そうではないのかを
知りたいという相談を
私どもDEPOCは、時々受けます。

勤務している医療機関で、
疑問に思った点があっても、
一緒に働いている人が
疑問に思っていなかったのなら、
疑問を持った自分がおかしいのかな?と。

疑問に思ったことは、
なるべく早くクリアにした方が、
御自身の精神衛生上、
よろしいです。

であるならば、
2024年4月はチャンスではないでしょうか。

自分が勤務している医療機関が、
普通なのか、
そうでないのか。

例えばですが、
医師の皆さん、
大丈夫かと思いますが、
雇用契約書等がお手元にあるか、
今一度、確認してみて下さい。

ない場合は、雇用契約を証明する
とても大事な書類ですから、
勤務している医療機関に
ご確認頂いた方が良いかと思います。

そのときの対応で、
普通なのか、そうでないのかが
わかると思います。

そして、疑問に思っていたことが
核心になったとき、
そこに居続けても良いのか、
そこから去った方が良いのか
その辺りがわかると思います。

■ 普通じゃなかった例

過去にあった事例から
普通じゃなかった例を
紹介します。

医師の入職を前提に、
医療機関と話を進めていました。

勤務条件確認書(採用・就任事項確認書)を
作成しているときに、発覚したお話です。

とある法人グループ。

“医師の雇用保険の加入無”

えっ( ゚Д゚)と思い、
グループ事務長に
確認しました。

グループ事務長はそれが普通と思っていたそうで、
グループ内の社会保険労務士に確認した処、
・医師は資格保持者で、失業することはほぼないこと
・年俸、年収も高いので、雇用保険に入る意味があまり見いだせない
と理由から、医師の雇用保険は無しで来ていると。

ひゃーナントッ!!Σ(゚∀゚ノ)ノ

こんなことがあるのです。

医師の皆さん、
お気をつけ下さい。

この後どうなったか?

気になる方は、
DEPOC梅澤に
お問い合わせ下さい。

■ 高度専門職 無期転換ルールの特例について

医師の皆さん、
知らないと、
普通じゃないことが、
所属している処では
普通で通っている可能性があります。

ですので、最後に、
現職が有期雇用の
医師の方にご案内です。

“無期転換ルール”
ご存じでしょうか?

医師の皆さんとお話していると、
あまりご自身の雇用関係のこと
ご存じでない方が多いので。

詳細は、厚生労働省の下記サイトを
ご覧下さい。

情報って大事です。

以上

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医療系人材紹介エージェント。日々、医師や看護師さんとお目にかかり、思うことや、自分がお邪魔して、こちらに人材を紹介したいな~と思う、医療機関さんが募集している人材情報を掲載していきます。あとは、自分の趣味のダイビングのことも書いて参ります。医療系で海好きの人と繋がりたいです。