やめませんか、その対応。

医療業界は、
まだまだ変わっていける！と
思う時があります。
 
良い意味でも
悪い意味でも、
昭和的な要素が
色濃く残る医療業界。
 
相談者からのお話を伺うと、
縁があって一緒に働くことになったのだから、
皆が気持ちよく働ける環境を作るお手伝いを
したいと心から思います。

■  以心伝心はありえません。

相談者の中には、
自分が、今、勤務している職場環境が、
おかしいのか？
おかしくないのか？
その判断さえつかなくなり、
その判断を私どもに求める方もいます。
 
その方からお話を聞く限りでは、
指示を最後までださずに
察して動け！的な対応をする
先輩や上司は、残念ながらまだいる様です。
 
医療業界で働いている方は、
患者さんや利用者さんが
望んでいることを察する能力は
高いと感じています。
 
だからこそ、
察しろ！文化が廃れずに
残っているのかなと推測します。
 
でもね、
以心伝心なんてありえません。
 
対応して欲しいことがあれば、
相手が理解できる様に伝えたら良い。
 
その作業を端折って、
察して対応して！って
なんて傲慢な対応なんでしょう。
 
以心伝心はありえません。
 
指示をだすのであれば、
相手が理解できる言葉で
伝えることが大切だと思います。
 
もし、相手が理解できない様であれば、
相手に理解して貰うまで時間をかけて説明しても
良いのではないでしょうか？
 
“察しろ！”発想は
悪い意味での昭和的要素だと
私は思っています。
 

■  アウトな対応。

“働く人”で考えたとき、
医療業界・一般企業ともに
管理職に就いている人は
まだ、昭和世代が多いかと思います。
 
私もTHE・昭和世代ですが、
なかなかな経験をしております。
 
残業してナンボ！
一人を叱咤激励する上司
これ、今でいうと吊るし上げ的な。。
 
今振り返ると、
ネタになるのでオイシイと思いますが、
その当時はこの状況が異常だとは思えませんでした。
 
ほぼ全員が会社に残っているので、
これが普通と思っていましたし、
時々、飲み会も開催されるので、
まあこんなもんかと思っていました。
 
脳も心も疲れ切った状態だと
判断能力も薄れてきます。
 
2019年5月開成労働施策統合推進法
（通称：パワハラ防止法）が成立。
 
令和の時代で、
私が体験したことを、雇用側がすれば
法的にアウトです。
 
一般企業では人事部は中心となって、
パワハラ防止の周知を徹底しています。
 
医療業界ではどうでしょうか？
 
もともと医師を頂点とした
ピラミッド型の構造で
ずうーっと来ており、
やっと最近チームという
認識が浸透してきた医療業界。
 
まだまだ道のりは険しいかなと
相談者の話を聞いて思いましたが、
医師であっても、職員を大切に想い、
職員が働きやすい環境作りをしようと
試みている医師もいるので、
変わっていける要素はある！と思っています。
 
医療業界は狭い世界です。
 
これからは、
職員を大事にする医療機関と
そうでない医療機関の差が
ドンドンとひらいていくと
感じています。

■  やめませんか、その対応。

関係性がよろしくない環境で
働いている方の話を伺うと、
裸の王様の話を思い出します。
 
イエスマンばかりが
王様の周りに蔓延り、
処世術を巧妙に使いながら
仕事をしている。
 
自分に不利になることはせず、
他人を吊るし上げる。
 
患者さんが目の前にいるのに
目の前の患者さんよりも、
王様からの指令が優先。
 
そんな医療機関があるとは
信じがたいですが、あるんです。
 
悪い意味での昭和的要素とも
既に言えない位、マズイですが。。。
 
王様は何をしたいのでしょうか？
 
支配欲を満たしたいのか、
百歩譲って自分の城を今よりも良くしたくて
意見を求めているのか。
 
わかりません。
 
ただ、云えるのは
職員に対するその対応、やめませんか？

■  自分の居場所ではないと思ったら。

辞めることを自分で決めて、
動き出せばよいだけです。
 
自分で決めて、
自分で行動することで、
道は拓けていきます。
 
勿論、私どもにご相談頂いても大丈夫です。
 
但し、ブログでも何度も書いておりますが、
自分がこれから、どうしていきたいのか？を
考えていきたい方を歓迎します。
 
転職を自分事として捉え、
自分で考えながら、私どもと一緒に進んでいきたい方を
お待ちしております。