留学日記 春学期3週目 苦しみながらも夢を生きる
コンスタントに訪れる選択の必要性の中で、可能性と可能性の間に挟まれながら、飛んでみたり潰れたり、そんな1週間です。
月曜日
2月19日(月)14:00 寮のキッチン:コーヒー・軽食
一階のキッチンのコンロでコーヒーを淹れた。クッキーを焼いたいい匂いがしたから、そこにいたインド人の二人に「クッキー焼いたの?」って聞いたら、なんと一枚くれた。美味しい濃いコーヒーとホクホクなチョコクッキー。たまらん!ちなみに昨日のオーディションのおかげで文字通り全身筋肉痛。日常生活も大変なくらい。地味にきついことの一つ。
2月19日(月)14:30 Worcester Dining Hall:軽食
食堂でお腹空いた時に食べる用のご飯を紙カップに入れて、図書館へ向かった。
2月19日(月)15:00 図書館22階:課題
日本語や中国語の本が置いてある勉強スペースに課題をしに行く。図書館に行く間に聴いたニュースのポッドキャストで、大好きな映画"the Holdovers"のとっても素敵な女優さんがイギリスのアカデミー賞の助演女優賞を取ったと知り、すごくすごく嬉しくなった。悲しみや優しさを抱えた「普通の人」の表象に人生の豊かさを感じる。それを記念するように、自分の冬休みを思い出してインスタの投稿を作った。その後課題のリーディングを二つ読んで、腹を空かせて食堂に行く。
2月19日(月)Worcester Dining Hall 21:00:夜ごはん
食堂で、いつものように食前のお祈り的なのをしてから一人で静かに食べる。今日は美味しそうなタコスと、豚骨ラーメンを取った。ラーメンをお箸で食べていたら、テーブルの先に座ってる人の視線を感じた。と思ったら、その人がいう。「そのテクニックどうやってやるの?」「??」って思ったらお箸のことだった。その人はイランからの人で、物理を専攻してる4年生。同学年に会えることは珍しいから嬉しかった。
2月19日(月)Science Building 22:00:課題
さっき食堂で会った人もまだ作業が残っているというので、お気に入りの勉強スペースを案内してもらった。時々やる、外国人の子の名前の漢字を当て字で作ってあげる遊び。その人のイメージから考えて組み合わせていくのが楽しい。リーディングは音声でのアシストなしでトピックセンテンスを探して読み進めていく。この進めていくことが本当に大変で大切で難しい。細かいところは気にせず、大まかにでいいから突き進む!
結局12時すぎまで作業してから寮に帰った。
火曜日
2月20日(火)10:30くらい 寮の部屋:ぼー
頭の中は部屋の中の状態に比例すると言いますが、まさしく今の私の状況もそれでした。やんなきゃいけないこと、やったほうがいいこと、たっくさんぐちゃぐちゃになって、整理する心の余裕がない。そろそろ洗濯しないと着る服がなくなる!👕
2月20日(火)11:40 Amherst College Cooper House:オフィスアワー
日本でW7のインターンをしていた時に出会った大学教授のお友達の教授が隣の大学にいると聞いて、連絡を取っていた。先学期はリーブだったんだけど、今学期は授業を持っているというので履修を申し込んだら定員一杯でできなかった。その代わりに、隔週でオフィスアワーに来ないかとお誘いをもらったので、そこでリーディングや映画を踏まえた人種の話や進路のお話をすることにした。今日はその一回目。行きのバスが突然止まって遅れちゃって泣くかと思ったけど、すごく優しく歓迎してくれた。
2月20日(火)12:20 Valentine Dining Hall:昼ごはん
オフィスアワーが終わって、次の授業まで時間があったのでコーヒーが飲みたくて食堂に行ったら、ラッシュアワーで受付に人がいて、他大学の学生は何か書類が必要で入れなかった。ちくしょーって思って入り口近くの席で持参したご飯を食べていたら、それを見てかわいそうに思った職員さんがネゴってくれて、今日はルールをかいくぐって特別に入れてくれた。アリガティぃ!お陰様でタンパク質たくさん摂れちゃったよ。Hehe
2月20日(火)13:30 Ford Hall 110:授業(Social Construction of Whiteness)
今回は二人欠席で、生徒は4人だけだった。いつもと同じように、深く熱い議論が繰り広げられる。いつものように私ともう一人(UMassのアジア人)が積極的に話して、他の白人の女の子二人はおとなしい、この構造。もう一人のアジア人の生徒さんはアート専攻で、よく自分や他の人のアートの話をする。今回も彼女がその話をし出したら、白人の女の子二人がパソコンを見て同時に笑ったり顔を見合わせていたりしたので、きっと二人でチャットで話しているんだろうと思った(確証はないけど、多分そう)。なんか表ではいい顔するけど陰で悪口言う女子校時代のあの感じを思い出して、ちょっと嫌な気分になった。私も個人的に、アートの生徒さんがテキストに直接関係ないことを話し続けたり、先生の言葉を遮ったりして授業をハイジャックしちゃったりする感じには気づいていた。それと私の発言量もあって、その二人はきっと疎外感を持ったんだろう。その二人の顔色を伺っちゃう中で見えてくる、自分の中にある「白人と仲良くしてもらってる」感覚。アメリカにずっと住んでいるアジア系アメリカ人だったとしても、やっぱり顔が似ているととっつきやすい。対して白人の女の子特有のバイブスっていうのかな、それにはまだちょっと緊張してしまうところがある。うう、色々見えちゃう分ちょっと心が疲れる時間だった。
2月20日(火)16:00 Amherst College Frost Library:作業・詩
授業後、インスパイアされた状態で何をするかって結構ポイントだと思う。私はその勢いで次の週のリーディングを準備することが多い。来週のリーディングは、アメリカでの白人の所有権についての法律関連のテキストで、全体の半分を占めるほどに脚注が多い。私は音声読み上げを使いたいので、本文だけが載ったPDFが欲しかった。だから自分でもらったPDFからコピペしてコツコツと作った。
ちょっとトイレ〜と思って地下一階の女子トイレに入ったら、なんとそこは壁四面に詩が書かれていた。そのビジュアルにまず圧倒されて、読んでみるとこれまた美しい。別の記事でも書いたんだけど、Kahlil Gibranの"On Beauty"という詩からの引用だった。「美しさ」とは…(続く)
そのインスピレーションそのまま、地下二階と三階に降りて彼の詩集と画集を借りて帰った。右肩に背負うカバンの重さは、本の重さだけによるものじゃなかった。ワクワクや、出会ったインスピレーションに体を委ねることのできる贅沢さ、心地よい疲れが織り混ざっていた。
2月20日(火)20:00 Franklin Dining Hall:夜ごはん
かなり疲れていたので、食べたいものタンパク質重視で取って、ちょっとゆっくりする。9時に閉まるフランクリンダイニングは人がたくさんいて、ゆとりや落ち着きに欠ける。グループできている生徒が目立った。従業員の人にとってもらうスタイルのところでお魚のフライをお願いした後、その人がそのままもう一つの料理を差し出したように見えたから、サービスしてくれるのかなって思ってお皿を差し出したら、ただ別のところに移すところだったみたい。めっっちゃ気まずい空気が5秒くらい流れた。とほほ。
2月20日(火)22:00 Recreation Center:ワークアウト
今日はいつものコアトレーニングとストレッチ、ランニング、かっけースクワット(ピストルスクワット)をやってから寮に帰った。水曜日はめちゃくちゃ忙しい日。課題が全然終わっていなくて、でもそのまま夜はできそうになかったので、朝起きてパニクって終わらせることにした。1時くらいにベッドに入る。
水曜日
2月21日(水) 7:30 寮の部屋
6時半に目覚ましをかけ、起きたのは7時半過ぎ。急いで食堂に向かう。
2月21日(水) 8:30 Worcester Dining Hall
研究者用の倫理トレーニング?をしなきゃいけなかったんだけど、それよりも今日のラボで意見を求められる2つの研究資料が先だと判断して、そっちを読み進めた。朝ごはんを食べながらやったんだけど、コーヒーと栄養で結構気分がよかった。
2月21日(水) 10:00 Thompson Hall 519:Human Security Lab
ちょっと遅れて到着。トレーニングが終わらなかったって言ったらOhって言われた。ちょっと色々遅れててやばいな、、、資料はちょっと読み込みが足りてなかったけど、発言はできたので及第点だろう。今日はグループ6人で手分けして、教授が行った研究のプレスリリースとプレゼン資料作り。正直教授のパシリ感は否めないけど、同時に研究資料を要約してわかりやすく伝えるスキルは身につくからなんも言えない。文面を直すのはネイティブの子に任せて、私は情報をばんばんドキュメントに入れて、単語チョイスを一緒に考えるのに徹した。
2月21日(水) 13:00 Amherst College Beneski Museum:ミーティング・アートの授業
ラボを少しだけ早く出て、急いでバスに乗り、隣の大学のミュージアムへ。インターンの大事なミーティングがあり、その後すぐにアートの授業でミュージアムに集合になっていたので、そこでzoomを済ませることにした。自己紹介と、自分が個人でやっている活動、そして今入ってるユースプログラムの内容を紹介した。そこで初めて会ったメンバーの方のお父さんが亡くなったことを知り、彼女がお父さんのプレイリストをシェアしてくれた。後で聞いたら、その人の人生が詰まっている曲たちな気がして、圧倒されて、それに触れられたことが幸せだなって思って、涙が出た。
その後アートの授業で、恐竜の化石や骨を見ながら自由にスケッチした。子供たちが歩き回っている。彼らにとって、おじいちゃんおばあちゃんやお父さんお母さんときた博物館はきっとコアメモリーになるんだろうと思った。
2月21日(水) 15:00 Valentines Dining Hall:おやつ
今日は忍び込むのに成功した。アートの先生がミュージアムで大学まで車で送ってあげようか?って聞いてくれた時、ダイニングホールに忍び込んでから帰るから大丈夫ですって言ったら、「今度やり方教えてね」って言われて、この人めちゃくちゃチャーミングだなって思った。お気に入りの席に座って思考の整理をする。
2月21日(水) 18:00 Student Union Art Gallery:友達の展示
UMassに帰って、大学院生の友達がアートの展示のオープニングに誘ってくれたので、そこにお邪魔した。一言で言うと、インスピレーションの氾濫だった。Re-tangleというテーマで、伝統工芸のテクニックを使ったインタラクティブな展示や、絡み合う思考の表現としてのペインティング、天井から吊り下げられた布が静かに揺れる様。部屋の端っこでじっとそれを見ながら、自分がここにアートを置くとしたらどんなものだろうと考えた。そしたら、その姿を写真に収めてくれた人がいて、エアドロップしてくれて嬉しかった。あと先学期にdrawingを教えてもらった先生と、なんとインスタを交換した。特別感があって楽しい。その先生はイランからの人で、最近できたイラン人の友達の話で盛り上がった。
2月21日(水) 20:00 Worcester Dinig Hall:友達とキャッチアップ
しんどい時に効く、レスキュースープなるものがある。週末にコトコトと煮込んで作った野菜スープだ。最近二日酔いとコロナ・サルモネラでダウンしていた友達がいたので、その子に一パックお裾分けすることにした。久しぶりに何人かでご飯を食べたのが楽しかった。食堂で一人になって、よし課題をやろうと思ったんだけど、結局友達の写真を使ってラインスタンプを作って夜が更けた。なんでやねん。
2月21日(水) 24:00 寮の部屋
やばい、課題が終わらない。これを何回繰り返すんだろう、と思ったら、ああ、スタンプは逃避だったんだなと気づいた。頭にストレスかけて、視界と選択肢が縮まっているんだろう。お香を炊いて寝た。
木曜日
2月22日(木)10:30 寮の部屋
とりあえず出る。
2月22日(木)12:00 UMass Hotel 11階
友達とコーヒーを飲む。正直めちゃくちゃお腹が空いてたから調子良くなかったけど、その後めっちゃ食べたからよしとしよう。
2月22日(木)13:00 Worcester Dining Hall
久しぶりに中華炒めを食べる。美味しいけど、結構胃もたれ。UMassに日本人パーカッショニストの教授がいて、イベントの広告で顔を知っていたんだけど、その人が食堂にいて、思わず話しかけに行った。日本人ですと言ったら喜んでくれた。クールな人に、同じ国籍だと言ったら親近感を持ってもらえるの外国あるあるかもしれない。
2月22日(木)14:00 Recreation Center:ワークアウト
いつも通り、コア・ジョギング・スクワットとバランストレーニング。今日は背中と思って、ラットプルとデッドリフト。日本人の友達がボクシングしてたので、ちょっと教えてもらった。意外と難しいし、結構汗かく。こりゃ楽しいわ!隣でずっとアニメ拳法みたいなのをしてる人がいてちょっと怖かった。
2月22日(木)15:30 図書館:作業
デッドリフトを何回かしていたら、手のひらにマメができた。少しずつ体に変化が出てきているのが嬉しい。
2月22日(木)18:30 Campus Center:友達に会う
久しぶりに会う大好きな友達がいて、その子の友達のパレスチナ人の人がスピーチするというので、ちょっと覗きに行った。結局受付が厳しくて会場に入れないまま近況報告をして過ごした。今学期は大変な人が多いように感じる。その子は、苦手な教科を頑張って取ってるみたいで、今日は朝から何も食べてないと言っていた。教授からもらったチョコがカバンに入ってたので全部あげた。
2月22日(木)19:30 Totman Gym:Repetoire(ダンス公演)の鑑賞
なんて贅沢な夜の過ごし方だろう。先週くらいにダンスのオーディションに行って、そこでできた友達のインスタから、ダンス公演があることを知って、別の友達を誘っていくことにした。今学期の目標の一つが、「身体表現に流暢になる」ことなんだけど、パフォーマーの彼らはまさしく、それを体現していた。葛藤や自由、誇りの物語を伝える手段として、美しく機能し、それは観る人をインスパイアするものだった。この大学でダンス専攻はちょっと特別な存在で、交換留学生はダンスのクラスを履修することはできない。だけど、オーディションで声をかけてくれた教授が、彼の授業に誘ってくれたので、お言葉に甘えることにした。これもご縁だ。彼らのパフォーマンスを見て、これからがますます楽しみになった。
2月22日(木)21:00 Worcester Dining Hall:夜ご飯
そこで会った何人かで夜ご飯を食べた。あと酸っぱい飴を食べた。そしたら、食堂でさっき見たダンス公演に出演してた子を見かけて、勇気を出して声をかけてみることにした。日本とアメリカのルーツを持つ子で、インスタだけ繋がっていた。他の日本人の子を紹介して、ぜひ今度日本語テーブルにきてねって誘い、またコミュニティが広がったことにワクワクした。自分のコミュニティを広げるだけじゃなくて、誰かのコミュニティを広げる手助けをすることに、最近喜びを感じる。
でも色んな人と話すのは気力がいるので、疲れすぎて、この後はあんまり覚えていない…
金曜日
2月23日(金)朝と昼はあんまり覚えていないので飛ばします。多分ノビてた。
2月23日(金)14:30 Thompson Hall ラボ・アワー
文献を読み進め、データを集めていくしんどい作業を、みんなで淡々とこなしていく。
2月23日(金)16:00 Herter Hall 日本語チューター
今日は月に一回あるLanguage Tableというやつで、日本語を勉強してる人や日本人が集まっておしゃべりする。私はジブリの絵本を図書館で借りて持って行って、読み聞かせをしたり、日本語を勉強してる人に読ませてみたりした。そして友達何人かとしていた「お茶会したら楽しそうだよね」という会話がデカくなり、そこで先生の協力を得て開催されることになった。みんなで抹茶を立ててみる。お高いお抹茶で淹れたお茶はすこぶる美味しくて、疲れた体に染み渡っていった。
2月23日(金)18:00 Furcolo Auditioriam Poetry Slam Invitational
詩の朗読、と聞いたらちょっとおとなしそうだが、Poetry Slamというのは立派な競技だ。自分で書いた詩を、壇上で感情を込めて”パフォーマンス”して、5人の審査員が10段階でそれを評価する。まず、こんなに黒人の割合が高い場所に初めてきて、ちょっと圧倒された。そしてその傷を共にした連帯感というか、私たちの声を聴いてくれ、という痛いほどの思いがビシビシ伝わってくる、すごくエキサイティングな時間だった。ここはキャンパスのはずれと言われる私の寮から、さらにはずれに行ったところにある教育学部棟。こんな世界があったんだ、という興奮とワクワクに身体が支配された。
2月23日(金)20:00 夜ご飯 ダウンダウンの中華料理屋さん
最近会った子と夜ご飯を食べにいく。久しぶりにお酒も飲めて、かなり酔っ払った。私の仲良い友達の多くは21歳以下なので、なかなか外でお酒を飲む機会はない。ダウンタウンには、いつも東京の満員電車みたいに混んでるクラブや、いくつかのバーもあって、ぜひ探索したいけど、体力がおばあちゃんで最近自分のペースを大事にしているのもあって、なかなか行けていないなと気づいた。楽しみ/経験と、自分の体力/気力のペース、バランスが難しい。
土曜日
2月24日(土)12:30 寮の部屋
昨日はかなり酔ったので、スロースタート。酔っ払ってバス停で座り込んだりまっすぐ歩けなかったりしたのが今になって恥ずかしくなった。あほや、、昨日食べかけたInsomnia Cookiesのスニッカードゥードゥルを朝ご飯に食べる。
2月24日(土)13:30 Worcester Dining Commons:昼ごはん
プールの前に腹ごしらえ。いつもなら11時に閉まるオムレツのレーンが、今日はこの時間まで空いていた。めっちゃ嬉しい。なんか体力と気力的に難しくて明日のハイキングorみんなでカフェの予定をキャンセルしたいが、その気力がなくてちょっと苦しむ。
2月24日(土)14:30 Boyden Gym Pool:水泳
本当に苦手な棟堂々の第一位に入る、Boyden Gym、まじでいつもプールへの入り口が見つけられなくて20分は迷う。今回も汗だくになりながら探して辿り着き、友達と遊びながら泳いだ。西日の綺麗な日だった。
2月24日(土)18:00 夜ご飯 Franklin Dining Hall
Amherst Collegeの子が遊びに来てくれたので、食堂を案内した。隣の小規模な大学に比べて、マンモス校の食堂はとても新鮮に見えるみたいで、終始感動していて可愛かった。アマーストに住む会社員の日本人の方にも会って会話が弾んだ。そこにいた別の友達が「時々無理して場を盛り上げてる気がする」と言っていたのにドキッとした。ある意味で、大人数の集団を信用していないのかもしれない。だから時々リミッターを自ら外して、やたらポジティブに、パブリックに振る舞うことがある。
2月24日(土)20:00 US-Japan Council Zoom 寮の自室
奨学金関連の参加必須なzoomがあり、2時間ほど参加した。アジア人のモデル・マイノリティのステレオタイプは、実は黒人の市民権運動を積極的に支援しなかった(白人の体制側についた)という暗い歴史の側面も持つらしい。昨日、黒人の経験やストーリーを語るPoerty Slamを経験したからこそ、その事実の重さがひどくのしかかった。
日曜日
2月25日(日)この日の朝もあんまり覚えてないのでパス。
2月25日(日)16:00 作業 図書館5階
エッセイの構成を練った気がする?
2月25日(日)19:00 映画「パーフェクト・デイズ」 Amherst Cinema
近所のミニシアターで、友達と日本の映画を見た。映画の中でとても大事にされている”木漏れ日”というコンセプトは、同じ瞬間はもう訪れないから、今をそのままで大事にするという生き方を表現したものだった。帰り道に一緒に見た友達と感想を言い合ったり、帰宅してから日本で見た子と話したりしたら、いろんな解釈があることに圧倒された。どうして平山はあそこで泣いたんだろう。たくさんの共感と、敬意が溢れる映画だった。
あと映画の前にギャラリーに寄ったら、そこにいた方と素敵な会話が生まれた。”Dancing with Dimentia”というテーマのギャラリー展示では、自分の祖父の認知症、彼の薄れてちぎれていく記憶とリンクして、そしてそれをそのままで表現し、美しさを見出すアーティストの覚悟を感じた。そんな素敵な日曜日。
月曜日
2月26日(月)12:00 作業 寮の自室
昨日できなかった分の課題をやるんだけど、やっぱりギリギリまで寝てしまうのでしょうがない。Art Entrepreneurshipの課題をどうにかこなした。
2月26日(月)13:30 Introduction to Painting Studio Arts Building 101
今日は先週スケッチした分の恐竜を、油絵で描いていった。テーマは、 "Lively Dead Animals"。遠い昔に命を終えて、今は鉄の棒で閉じ込められた恐竜たちが、動き出して自分の生を行使する様を表したかった。でも今学期のアートの授業は質よりスピード重視(居残りしたり、自分の時間にわざわざスタジオに来て課題の残りをやりたくない)なので、完璧には遠かったけど、なんとか終わらせることに終始した。
2月26日(月)16:20 Art Entrepreneurship Bertlett Hall 109
よくわからん課題で苦しんでいたこの授業。行ってみると、先生は面白くて楽しい。でもやっぱりよくわからん。
2月26日(月)18:00 Integrated Research Center 2F
歩いている途中に、アマースト大学の教授から一通のメールが来た。「さっきエッセイ1の詳細(エッセイクエスチョンなど)出しました。ちな新しい締め切りは28日深夜(明後日)ね!」
血の気が引いた。え?もともと締め切り日曜までだったじゃん!まだ詳細もわからない5ページのエッセイを二日で書けと?!めちゃくちゃグレードに大事なエッセイ。この二日の間に他の締め切りもある。無理すぎる。涙目になりながら、「シラバスに書いてある締め切りの予定で全部組んでます、2日で5ページはかけません、もとの締め切り(3月3日)に延ばしてくださいと懇願した。その間に別のメールが来てて、「ごめんミスった3月6日でした」って来た。感情バッテリーが0に近くなった。なんやねん。教授、いくらなんでも締め切りの日にちミスったらあかんよ。
2月26日(月)18:30 K-popダンス練習 Integrative Lerning Center 2F
友達が誘ってくれたダンスグループの第一回目の練習に参加した。振り付けを覚えて、それをどんどん改良していくプロセスは楽しい。
2月26日(月)20:00 ワークアウト Recreation Center
ちょっと何やったか覚えてないけど、ジムに行ったらしい。夜ご飯を食べて、この日はさっさと眠った。
たくさんのことが起きて、起こりすぎて、正直しんどいけど、これも過去の私にとっては全て夢の中、そしていずれ終わりが来ることを考えると、なんとも言えない幸福感と物悲しさに包まれます。苦しみながらも、夢の中。
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