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【凡人の勉強法】凡人の皆様。自分に勝てますか?

「己に勝つ」を考察する。

「ライバルは自分」「己に勝て」

私がよく見ていたモチベアップ動画にもよくでてきましたっけ。
アスリートなどもこの言葉を使っている気がしますし、受験生への応援メッセージとしてもよく使われています。

凡人の私は、自分との戦いの戦歴100戦100敗です。
自分に勝てたことなんて1度もないです。
なので自分に勝てる人に出会ったら「勝った時ってどんな気持ちなの?」と聞いてみたいと本気で思っています。

自分に勝てたことはないのですが、自分の敵は自分。と言った感覚は常にありました。
理想とする自分、そのための理想とする行動。それを頭でわかっていてもどうしても行動できない自分。自分をコントロールすることは本当に難しく、常に敗北。
そして自分を責める。
メンタルが落ちてくる。
まさに悪循環です。


もしやこの言葉は・・・・

そしてある時悟りました。

「自分に勝つ」は凡人向けのメソッドではない!
凡人は自分と戦うな。自分を励ませ。自分の味方は自分だけだ!!

凡人にとっての勉強は苦行です。
それをやろうとしただけでも素晴らしいこと。
さらに苦行をやったならすごいこと。
小さな一歩を評価し、自分で自分を褒める。
できなかった時は自分を戒めるのではなく、なぜにできなかったのか考え、自分を励ます。いたわる。
それが凡人が苦行を成し遂げるための最善策のような気がします。

凡人ががんばって成し遂げた実績は凡人ゆえに平凡です。
そのことについて他者から賞賛を浴びることはほとんどありません。
だれも褒めてくれないのですから自分くらいは盛大に自分を褒めたたえてよいのではないでしょうか。

一方、天才や秀才さんたちが成し遂げる実績は優秀ですから常に賞賛を浴びることができます。
小さな頃から親や先生、同級生からもお褒めの言葉をいただいてきたことでしょう。
「お褒めの言葉」=ドーパミン。
このような経験を積み重ね、天才や秀才さんたちは勉強に対してよりドーパミンがでやすくなっているものと思われます。
うらやましいです。妬ましいです。 

自分と戦わないかわりに。


苦行に対して凡人がドーパミンを出すには、自分で自分を褒めるしかありません。
しかし、凡人の努力は簡単には正解率や模試の順位などの具体的な数字としては現れませんので自分で自分を褒めることも意識しないと難しいです。

積み重ねた実績を実感できるように私も自分の勉強時間を記録につけたりしていました。
自分の努力を見える化しましょう、と何かの動画か本で言っていたからです。
つけましたよ、コツコツと。
でも、当時の私の目標は「休日は一日8時間以上勉強」ですからこれに届かない日は「今日もできなかった」と自分を褒めるどころか、戒めておりました。
なんとも愚かな行動です。
意識を変えた今なら、当時の手帳を見て
「私、こんなに頑張ってたんだ。えらいよ、自分!」
と褒めてあげられるのですが・・・。

キーワードは「自己効力感」

自分を褒められるようになるために私が調べたのは「自己効力感」というワードです。
ちまたでよく見る「自己肯定感」とは全然違います。

「自己肯定感」はありのままの自分を尊いと思うような気持ち。
「自己効力感」は自分は頑張ればできる、と思える「自信」のような気持ちを意味します。

私の体験からは自己効力感は勉強の負荷を減らす手助けになると感じています。

私が挑戦している司法書士試験では答練や模試で問題を解いている時にリアルタイムで手ごたえを感じられることが少ないです。
制限時間内に解くことが難しく、すべての問題を読み切ることもなく、マッハで〇×を判断し、見直す時間すらないのが実情ですから正解できたのかどうかいつも定かではありません。
常に、「今日もわからない問題だらけだった。最悪の点数かも・・・」という悪い意味でのドキドキで答え合わせをします。

実際、勉強の初期は見るに堪えない点数を叩き出します。
それでもコツコツと勉強が進んでいくとそれなりに点数に現れてきます。
解いた後の手ごたえは、初期と後期で大して差はありません。
それでも確実に点数は伸びるのです。
それを何度か繰り返すと、たとえわからない問題があっても「きっとあってる。自分を信じろ。」と思えるようになります。
すると、日頃の勉強がつらくなった時でも不思議と「大丈夫。私だってやればできる。」と思えてくるのです。

この状態が自己効力感が上がった状態だと思われます。

自己効力感を養うためには。

自己効力感をあげるのは以下の4つの方法があります。
 
① 実際に成功体験を得る。
小さな成功体験でよいのでとにかく成功体験を積み、その時のうれしかった感情を頭にきざみこむ。
 
②自分以外の他人の成功を見て、自分もできそうだと思う。
 
③「あなたならできる」と他人に言ってもらう。
すると自分ではそう思ってなかったとしてもできるように思えてくる。
 
④体調を整える

以上のうちの①は実際に体験せねばなりませんから時間がかかります。時間はかかりますが①で得た自己効力感は本物ですので強力なのものになります。
 
②の他人の成功を見て自分もできそうだと思う。は、合格体験記などで得られるでしょう。ただし、所詮は絵にかいた餅。確かなものではないのでちょっとした苦難でふきとぶような気がします。
 
③他人に「あなたはできる」と言ってもらう。
一人さみしく勉強していた私はこの方法が使えませんでした。
でもこの方法は①よりも早く自己効力感を得られるようになり、その過程で①の自己効力感もプラスされ、結果最強ではないかと思っています。
 
④体調を整える。 これはすべてにおいてのベースです。体調が悪いと何もうまくいかないことの証拠であると言えます。
体調がメンタルに及ぼす影響については後日別の記事で書きたいと思っています。

まとめ

「己に勝つ」は強者のメソッド。
凡人が使うと己を無駄に傷つけてしまう。

凡人は自分と戦うな。自分を励ませ。自分の味方は自分だけだ!!

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