見出し画像

【凡人の勉強法】凡人の皆様。 モチベーション維持できていますか?

モチベーションを考察する

目標達成にかかせない(とされている)モチベーション。
言葉の意味は、やる気・動機だそうです。

資格勉強の日々、しばしば訪れる「まったく勉強できない日」を打破するために私は様々なモチベ回復方法を試しました。
「勉強にとりかかれない」=「やる気がなくなっている」=「モチベが落ちている」と思っていたためです。
自己啓発本読んだり、モチベを高めそうな動画を見たり、自分が勉強する理由、合格したらどんなにウキウキなことが起きるのか、それらをクリアにイメージできるようにノートに書き出したり。
モチベが下がらないように涙ぐましい努力をしたものです。

しかし、いざ「まったく勉強できない日」が訪れるとほとんど役にたちませんでした。
それらのすべてを受け付けません。
何も考えたくないのですから。


蜃気楼のようなモチベーション

答練でコテンパンにやられた日、やる気メラメラで帰宅したのに夕飯を食べ終わるとそのやる気が消え去っていたこともあります。

一瞬で吹き飛ぶモチベーション。

天空の城ラピュタにでてくる飛行石みたいだなと思いました。
地中の中で一瞬光る飛行石の原石。
空気に触れるとすぐに普通の石に戻ってします。
その飛行石を結晶化させ、使いこなせるのは選ばれし民のラピュタ人のみ。

色々やってみたあげく、モチベをあげる努力ってそれ自体無駄なんじゃないかと思ってきました。

そもそも論ですが、その資格を受けよう、取得しようと思った時点でモチベーションは十分にあります。
モチベーションの意味って「動機」ですもんね。
どんなに勉強したくなくなったとしても、その試験をあきらめようと思わない限りモチベは存在し続けるのです。
その「動機」を思い出したところで苦行の勉強が楽になるわけではありませんでした。
 
モチベは勉強を楽にする魔法ではなかったのです。

モチベーションよりも頼れるもの


そんなことをうすうす感じていた私が出会った本が「気力より体力」という本です。
本の帯にあった「ヤル気は心でなく体から生まれる」というフレーズが迷える子羊の私にぶっ刺さりました。

そうかも・・・ そうなのかも!!

さらに、もうひとつ「4つのエネルギー管理術」という本。
こちらは数々の有名テニスプレーヤーへメンタルトレーニングを伝授したコーチの本です。

どちらの本もまずは体調を整えよ、しっかり休め、と書いてあります。

私にも思い当る実体験がありました。
ある日の買い物からの帰り道。
気分が落ち込んでいました。
勉強が進んでいないせいだと思っていました。
「あれもまだできてない。あの科目もやらなきゃいけない・・ ふう・・」

そして翌日の買い物からの帰り道。
昨日と同じような天気、同じような空の色。勉強の進み具合も昨日と大して変わらない。
でも気分が明るい。 これから頑張れば大丈夫と楽観的に思える。
昨日は空がきれいなんて思わなかったのに今日は思える。

この違いはなんぞや。
思い当たるのは体調の違いだけです。
体調が整っているだけで自然とやる気は復活してくる、と実感した事件です。

しばしば訪れていた「まったく勉強ができなかった日」。の翌日も
今思えば、しなければならなかった勉強をまったくできなかったにも関わらず、メンタルもやる気も復活していました。

ということは、まったく勉強ができなくなる日の原因はモチベや怠けでなく、疲れだったのかもしれません。
何もせず、ひたすらグータラしたことにより単に睡眠不足が解消されたのだと思われます。
勉強ってあまり体を動かさないので運動と違って気合でたくさんできるように思っていたのですが、脳も体の器官。
筋肉と同じくこきつかった後は休息が必要だったのです。

自分がキャパオーバーになっていることに気づいていなかった凡人の私はスイッチが切れる自分を「ダメなやつめ。」と責めていました。
モチベを回復すべく無駄な努力をしていました。
ごめんね、あの時の自分。
過去に戻れるなら、あの時の自分をいたわってあげたいです。

まとめ

この経験から、私が感銘を受けていた以下の名言の印象が180度変わりました。

苦しいから逃げるのではない。
逃げるから苦しいのだ。 
           ウィリアム・ジェームス

実体験をへて、自分用の格言に修正しました。

逃げるから苦しいのではない。
苦しいから逃げるのだ。
苦しむまでがんばった自分を褒めたたえ、次の苦しみに立ち向かうべし。    
                   凡亀

お知らせ

資格取得情報交換用の掲示板を作りました。
この記事についての感想等あればこちらの掲示板に書き込みしてもらえると励みになります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?