文章を書く訓練
10月に転職して早三か月が過ぎ去ろうとしている。
Power Platformのに没頭する時間は減り、仕事にのめり込む日々が続いた。
「コンサルタント」という仕事に就くにあたり、自分の国語力を高める訓練をしている。
理由は「正しくクライアントの要望を理解し、問題解決を支援する」仕事だからだ。
その訓練として本を多く読んでいる。
今までとは大きく異なった習慣を持つようになった。
しかし本を読んでばかりで、自分の国語力は高まったか?という問いに対して、ハッキリNoと言える。
その領域には至っていない。むしろ成長を一切感じないスラムダンクの谷沢龍二の状態だ。
文章と向き合う機会は多いことに越したことはない。noteという媒体を通じて書く訓練をしたいと思う。
インプット過多状態
転職が決まってから、今に至るまで多くの本を読んだ。
主に「コンサルタント」のノウハウがテーマの本になる。
しかし、どんな人にもお勧めできる良書ばかりなのでアフィリエイトリンクを置いておくことを許していただきたい。
少々関係のない本も混じっている。個人的な興味で感動した本も載せた。
他にも読んだ気がするが、載せるのはコチラまでにしておく。
見出しのとおり、インプットの量は十分にあると思う。
しかし仕事の場となるとそうはいかない。
文章が出てこない。
セオリーが前に出て、肝心な出力が出来ない状態だ。
アウトプット恐怖症
どんなに素晴らしい本を読んでも、感想が「まじやべー」であれば、誰にも響かない。何を感じ取ったのかも共有できない。
私「あの本良かったよ」
誰か「えーなんで?」
という何気ない会話も、
え、正しく言えるかな・・・
と考えてしまって、アウトプットができない。
コミュニケーション能力を高めたいが故に学んだことなのに、なんということか!
本を読み漁った末に出会った自分は、恥ずかしくなるほど国語力が低い自分との邂逅となってしまった。
「正しく言えているか」問題
正しく言えているか、この定義を考えてみる。
PREP法を例に出すと
Point - 要点
Reason - 理由
Example - 例
Point - 要点
この流れが鉄則だ。
しかしできない。
理由は簡単で「要点」をシンプルに表現できないからだ。
シンプルに表現する、コミュニケーションの中で相手と感覚を重ね合わせられる、適度に抽象的で、具体的な表現。
そのポイントが見つけられない。
それが一番先に出て来る「PREP法」って難易度が高いのではないか??
そうとも考えてしまう。
型を意識しすぎて何も言えない、本末転倒な状況だ。
ちなみに紹介した本の中でも、恐ろしいほど、この型に忠実なものもあれば、一切そうでないものもある。
後者のそうでないもの、は天性のものらしい。
PREP法でしか話さないのも窮屈な気もする。
型だけに囚われて、表現の幅が狭まってしまうことは悲しいことだ。
しかしながら、今の私は両方できない・・・!
そんな状況に近しい。
要約
文章力を高めるトレーニングとして「要約」が挙げられる。
各所の要点を理解し、まとめあげることができれば、それは理解していると言えるだろう。
しかし、いざ要約にチャレンジすると、目次やAmazonの本の紹介に書いてあることと大差がない。
結局自分のコトバは自分の体験と重なった部分でしか語れない。
言い換えができない段階ともいえる。
本の学びも本のコトバを借りて書いている状態に過ぎない。
ただの引用マシーンだ。
学んだことを「自分のコトバ」にできていない
つまり振り返ってみると、自分のコトバになっていないということだ。
どの本でも出てきた
具体
抽象
論理的
MECE
仮説
論点
言い換え
その他もろもろ
まだまだなんとなくの理解度でしかない。
自分のコトバにするには、そのコトバの本質を実体験から血肉にする必要がある。
今の自分に足りないこと、それは国語力にあると改めて理解することも多い。
特にクライアントとのコミュニケーションは、どれほど相手と対話し、認識をそろえ、問題解決に向かうか。間違いなくコミュニケーション能力が必須だ。
Twitterを眺めていると、ついつい自分もやってしまうが、たった140字の文章も吟味せず、反応してしまうことが多い。
これを「読んでいない」とみなすか「読めていない」とみなすか、人それぞれだが、文章を正しく理解するには、正しく読む必要がある。
正しく読む、ということは、文章を分解し、書いた人の意図・論点を明確におさえることだ。
しかしながら読んでいるだけでは身に付かない。今の私がまさにそれだ。
アウトプットを積極的に
仕事でアウトプットする機会はいくらでもある。
しかしそれだけでは機会が足りない。
まず発信しよう。ということでnoteに、ひとまず書いてみた。
noteを通したトレーニングも習慣にしていこうと思う。
あっ、ガツオってこんな本を読んでいるんだな、とか、生きてるなという観測で見てもらえれば幸いだ。
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