入社して3ヵ月たったぞ~!2024年、あけましておめでとうございます!!
新年あけましておめでとうございます。
2024年の初noteです。
元日から悲しい出来事もあり、気持ちが憂鬱にもなります。
しかし、このnoteでは前向きなことを書こうかと。
■ 試用期間を終えて
入社して3カ月が過ぎました。
包み隠さず書くと、この3カ月は私にとって非常に緊張する期間でした。
「コンサルタント未経験」ということ、それ以上に前職の早期離職の思い出が尾を引いた結果です。
あまり鮮明に書くことは憚られますが、
「試用期間という仕組みをそういった形で使うか・・・」という思い出が、前職であった・・・でとどめておきましょう。。
今回は無事、試用期間を終えることができました!
これにより「自分がダメなやつなのでは?」「どこに行っても通用しないのでは?」という心の中のネガティブな声と、距離を置けそうです。
■ コンサルタント挑戦 3ヶ月間
- 生き残りをかけろ!!
入社して直ぐにクライアント先に常駐、プロジェクトにアサインされました。当然初めて尽くしでわからないことばかり。
何を優先して、何を捨てるのか
そういった感覚もなく犬の道(イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」より引用)を這いずり回りました。
そんな状況に大きな課題がのしかかります。
- プロジェクト存続の危機。コンサルタントの費用は高い!!
大手ライバル会社の参入により、はじめてアサインされたプロジェクトの存続意義がクライアントから問われることになったのです。
高給激務といわれるコンサルタント。
その給与の原資は、クライアントから支払われます。それも高額です。
クライアントは、高コストで「価値のある支援」をファームに依頼しています。
何故そんな得体のしれないファームだか牧場だか何だか知らない集団に、お金を払うのか。
それは「ファームが築き上げてきた実績への信頼」、「ファームの理念、提案に対する期待」に対するものです。
その信頼、期待に応えられないコンサルタント、プロジェクトは、切られても止むを得ません。
入社して数カ月といえど、一コンサルタント。
プロジェクトのオーナーシップを持ち、クライアントに価値を提供する責務があります。
また自分の参画しているプロジェクトの支援内容からも
この領域で絶対に負けたくない
変革のきっかけになりたい
バリューを感じてもらいたい
こういった個人的な気持ちが原動力になり、兎に角に働きました。
■ 「絵に描いた餅」より「本当に動く餅」
- 自分の得意で泥臭く
ライバル企業が入っている以上、やることはただ一つ。
「どこよりも高いバリューを出す」
ライバル企業に参入される前、他社に動かれる前。
動かれる前に動けばいい。スピードが命。
未経験コンサルタントである私の弱点を書くと
資料作成が遅い
段取りが悪い
論理的思考力が未熟
ここで高いバリューは、今すぐには出せません。
ではどう戦うか。
一次情報(クライアントの声)を取りに行き
仮説を立てて
示唆を出す、ではなく、デモを作る
といった先方。この中で
「3. 示唆を出す、ではなく、デモを作る」
上記は、ほめられない動きでしょう。
もし仮説が的外れで、提供したデモが的外れだった場合、手戻りが発生。
貴重な時間がパー。
しかし支援内容を鑑みて、仮説に一定の自信があったこと、
同時に絵コンテを使って、壁打ちの回数を設ける工夫をしました。
同時に自分の弱点を上席に伝え、
チームで役割分担をする
特技でチームに貢献する
この体制によって、仮説検証、アクションが加速します。
- 仮説のベースになった業務フローの考え
仮説の精度を高める、
これには「情報を取得する」そして「情報を分析する」という流れが肝。
この「分析」で活かせたことが「業務フローを解像度高く想像できる経験知」でした。
何がトリガーになるか
実行するアクションは何か
アクションを判断する条件は
例外は
誰(なに)がかかわるのか
最後に何を返すか
Excel VBAやPython、Google Apps Scriptを書きまくり、
苦い経験をしてきた経験が、仮説の解像度を高めることに貢献しました。
玩具を用いて例えてみます。プラレールの場合、
スイッチを入れると
コースを走る
分岐器によってコースが変わる
ストップレールがオンになっているとき停車する
電池、連結する貨物の重さ
戻り値はない繰り返し処理
(しいて言えば楽しさ)
といった具合。
バックオフィスの経験もこの考えに基づき、業務を表現できた経験があります。
クライアントの課題も、この例えに沿い、自分なりのフレームに入れて考えてみました。
まさしくアナロジー思考ですね!!
物事は何かに例えられるな!と改めて感じました。
- デモ(動くもの)の魔力
テキストよりも絵、絵よりも動くもの
ユーザーが真に求めているもの。
それを正しく作るために、ユーザーの要望を正しく把握する。
要件定義の大切さは私が言うまでもありません。
しかしながらコトバの伝達には限界があります。
今回の支援のなかでは、クライアントの要望を、どのように実現するか
絵コンテに加えて、Microsoft 365で実際に開発し、合意形成を進めました。
具体的にはPower AppsやPower Automateによる「動くもの」です。
開発時間は1h以内に収めて、最小限で効果がなるべくでるものを選定しています。
こういった高速で開発ができることは、製品の大きな魅力。
私自身の学んできたこととマッチし、プロジェクトを進める大きなファクターとなりました。
- 認識を徹底的にそろえる
常駐型という、実際に業務を担う「ユーザー」と対話の機会が多かったことも功を奏します。認知のズレを防ぐことができるからです。
例えば、リモート会議で資料を通じて、合意形成を行ったとします。
形式的にはできても、コトバの解釈は人によって千差万別です。
例えば「課題」と「問題」というコトバを見て、コトバの解釈を大きくズレる例もあります。
「頭のいい人が話す前に考えていること」の引用ですが
こちらは著者の属する会社で決めていた定義のようですが、言われてみると納得してしまいます。
なんとなく使う言葉も、定義をよく考えないで、曖昧にコミュニケーションをしていることが通常ではないでしょうか。言葉の解釈の幅が本当に大きいです。
解釈は独り歩きし、「合意した。」と思っていても、ふたを開けてみたら「そうは思っていない。」これは珍しいことではありません。
こちらを未然に防ぐことができる体制だったことが、改めて良かったと思います。実際に危ないシーンもあったので・・・。
リモートワーク自体は、私個人としては働きやすく好きです。
しかしながら、高次のコミュニケーション力、相互理解ができることが前提にあると言えるのではないでしょうか。
■ 結果
- 生き残った
チームの力、そしてクライアントとの高頻度のディスカッションもあいまって、なんとか支援を継続することができました。
本当にありがたいこと。達成感を大きく味わいました。
コンサルタントに挑戦、という新たなチャプターの、初打席
ここで苦い思い出をしないで良かったとホッとしています。
また自社でも上席の推薦もあり、プロジェクトの内容を自社内でプレゼンテーションするきっかけもいただくことになりました。
(身に余る光栄です)
- コンサルタントという立場の良さ
コンサルタントという立場で顧客の課題解決の支援をしていて気づいたことがあります。
自社の課題を解決することは「外野であるコンサルタントのほうが進めやすい(側面もある)」ということです。
コンサルタントは外野の人間です。クライアントの社内のしがらみにとらわれず、支援をすることができます。
何よりクライアント自身が「実はこう思っている」と既に認識されている課題にズケズケと入り込めます。
これは自社の利害関係から、距離を置ける立場であるからこそです。
業務を例にだすと、
「○○さんがこういっているから・・・」
「昔からこうだから」
こういったケースに枚挙にいとまがないことです。
ヒール?に回って前向きな変革が起こせるのであれば、積極的にコンサルタントとして使われたいと心から思います。
■ これから
- 入社3ヵ月を経て
そんなこんなで入社3ヵ月は自分の特技で戦う時間になりました。
ロジカルシンキングや論理的思考、ドキュメンテーション・・・
コンサルタントとしてのスキルは、未熟です。学習も場数も足りません。
まずは「お絵かき」ができることが当面の課題です。
それこそ今回は、プロジェクトで自分の不足している部分を、カバーされなければ、時間と体力が追い付かなかったかもしれません。
まだまだ、まだまだ、これからです。
コンサルタントのキャリアは始まったばかり。
おそらくいつか、遠くない日に、仕事でボロクソになるときも来ると思います。自分のやりたいことも気まぐれに変わってしまう可能性もあるかもしれません。
しかし、この3ヵ月という短い期間で、
「バックオフィスのDX推進」で実現できなかったことを実現したり、
得られなかった知見を得られた
といった喜びがありました。
将来的に「社会の生産性向上に貢献したい」という道に、今のキャリアがつながっている可能性をひしひしと感じます。
最初は「激務で怖くて罵詈雑言の嵐で自分なんて通用しないだろうし、やりたくないな」と思っていましたが、意外と楽しくやってしまっている自分もいます。わからないものですね。
- 自分のキャリアを育てる
本日読んだ「図解「いいキャリア」の育て方「5つの資」から考える人生戦略」でキャリアは育てるもの。というフレーズに共感しました。
いつまで健康で働けるか、ここは未知の領域ですが、せっかくの挑戦の機会とそこに投資できる時間こそ、今わたしにある資産です。
キャリアを育てるために、この投機は見逃せません。
1年半ほど前から続けていた発信や登壇活動は下火になります。
しかし、今はこのチャンスに飛び込み、やれるだけやろうと思います。
辛いことも嬉しい時も、生きている時間というのは確定されたものではありません。
諸行無常、永遠がないのであれば、2024年は仕事で挑戦し続けようと思います。
もしnoteを読んでくださった方で、私の経験で明日からの活力になれば何よりです。
泥臭く、思いっきり戦って、楽しく時は思いっきり楽しみましょう。
ではまた今度。
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