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「ねじねじ録」きっと私もねじねじ


SEKAINOOWARIのsaoriさん、小説家でもある藤崎彩織さんのエッセイ本、「ねじねじ録」を購入した。

今回は「ねじねじ録」の読書記録を記そうと思う。

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「ねじねじ録」
さおりさんも、私たちと同じ人間なのか…。当たり前のことなんだけど、セカオワの"saori"としてではなく、"藤崎彩織"として綴られているエッセイのため、普段私の知らない彼女の姿が赤裸々に描かれている。もう9年近くセカオワのファンでいるけど、そりゃあ知らないことはまだまだあるよなあ…。
こんなことを言ったら怒られるかもしれないが、さおりさんの考えや問題意識が私と少し似ているな、と思った。「そうそう、私も同じようなことでよく悩むんだよ…。」と目頭を熱くしながら読んでいた。私は「くよくよ」悩むこともあるけど、「ねじねじ」もあるかもしれないな。
彼女は自分を卑下してしまうことが多いのに、過度に自分に期待してしまっている。と書いていた。…私もそう。自分に自信は無いくせに、どこかで大丈夫、私ならやれると期待している。適度な期待はいいかもしれないが、私の場合"過度"に、だ。だから自分の思い描いていていない結果が訪れた時、予想外のことが起きた時、極端に落胆するし、ひどく動揺してすぐに自分を責める。いやいや、貴方は才色兼備じゃないんだから(笑)
変に自分に期待や希望を持つのはやめて、努力すればいい話なのだ。そんなことは頭では分かりきっているが、これが私の性格。性格には残念なことに"初期化"する機能が付いていないみたいだ。今までの私が築き上げてきたものだから、そう簡単に揺らがない。頑固者め。
だからせめて、今の現状を、私を受け入れて前に進めるようになりたい。「ねじねじ」と考え始めるとひたすら歯車を動かし続け、なかなかいい位置で止まってくれないから、これが。
私も理解者になってくれる、イマジナリーフレンドを作ろうかしら。「こういう時にこんな言葉をかけてくれる人がいればなあ…。言って欲しいな。」と良く思ってしまうから。
こうやって書いてみると私ってやっぱり面倒くさいなあ。(笑)
久しぶりに「インサイドヘッド」が見たくなってきた。泣きたい時に見る映画の内の一つ。泣くと、雨上がりの晴れた空のように心が軽やかになる。
「ねじねじ」と悩むのも、わたし。
そんなことを忘れて「けらけら」とおちゃらけるのも、わたし。
彼女のおかげで、錆びついて固まっていた歯車が少しずつ動きそうな予感。
彼女の本の中で、今回の「ねじねじ録」が1番好きかもしれない。
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