4歳児マインド

最近職場のキッズパークで仕事終わりに
子供たちと遊んでいる。

一番僕と仲良しになってくれるのが4歳くらいの子たちだ。
仲良くなるまではこんな感じ。

まずその子たちが遊んでる5mくらい近くに行く。
この時点では若干の警戒をされる場合もある。
2歳くらいだとまず間違いなく
両親の後ろに隠れるんだけど、4歳児ともなると違う。
いったん親の方を振り向くが、僕がニコニコしていると
遊んでいた続きをする。

そして、少し経つとアイコンタクトを取ろうとしてくる瞬間が来る。
その瞬間を逃すことなく目を合わせてほほ笑む。
すると今度は僕が座っているそばに来て遊びだす。
走ったり跳ねたりした後、
またアイコンタクト。同じく微笑み返す。
何度か繰り返していると、向こうから話しかけてくる。

たいてい最初は、「お兄ちゃん、なんていうん?」と名前を聞かれる。
大人と違って肩書や仕事について聞いてこないのがいい。
次いで、遊びに誘ってくれる。
うちの施設では鬼ごっこ、かくれんぼ、ブロックなどが主流だ。
ひとしきり一緒に遊ぶと、「どこに住んでるん?」「足速い?」と、
もう少し僕について聞きつつ、自分の話をしてくれる。
(ほぼほぼ、僕について聞いた後に自分の情報を教えてくれる。聞きっぱなしということはない。対等だ。)
そして満足いくまで遊び、帰る段になると「また遊ぼうな!」と帰っていく。

この過程で素敵だと思う点が2点ある。
1.人間関係は自分で選んでいる
子供は深く考えず、誰でも隔てなく関わっていると思っている人がいたら、僕はそうではないといいたい。
自分が一緒に遊ぶに値するか(相手は自分のことをちゃんと見ているか)を
確認し、そうでない場合は近づかない。
スマホを見ながら関わろうとしたって、相手にしてはもらえないのだ。
逆に立場や付き合いなどで縛られる大人の方が、
自分の人間関係を選べていないのではないかと思う。

2.対等
相手が自分の倍の身長があろうが関係なく、彼らは話しかけてくる。
自己開示の程度も一緒。自分を隠したまま相手のことを
掘り返すことはしない。
自分の話だけをし続けることも同様にない。
そして、お互いに興味があることが確認できればすぐに仲間に入れる。

こんな人間関係についてのマインドを「4歳児マインド」として
日頃意識したい。
ふと人間関係で窮屈さを感じた際に、
自分は4歳になれているかを自問自答していこうと思う。
これからも4歳児マインドの師匠たちからたくさんのことを学びたい。

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