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スケボー教室で出会ったキッズ

先日、スケボー教室に参加した。

昨年の東京オリンピックをきっかけに空前のスケボーブームが到来していると聞くが、私もオリンピックを機にスケボーに興味を持った1人であり、YouTubeを見ながら細々とスケボーを練習している。技と言うほどのものはまだ出来ないビギナーだが、このところは単発のスケボー教室に参加したりとなかなか楽しんでいる。しかし先日、自分の不注意で誤ってちょっとレベルの高いクラスに申し込んでしまった。平日の午前中クラスだったこともあり、周りを見渡すと自分より一回り二回り年下のキッズたち+アラサー自分。何とも言えない不安と若干の気まずさを感じつつ、スケボー教室が始まった。

初めこそ色々と不安に思っていたものの、いざクラスが始まるとみんな急坂もなんのその、すごい勢いで突っ込んで、盛大にコケて、何事もなかったかのようにすぐ立ち上がって、またびゅんびゅん滑っていく。すごいパワーである。そしてみんなスケボーがうまい!小さな体で颯爽と滑り、軽々と段差を超えていくのだ。そんな姿を見ていたら、これは負けてられないぞ、と地面を蹴る足に力が入った。そして同じようにコケて、立ち上がって、またコケて…を繰り返しているうちに歳なんて全く気にならなくなり、夢中で滑りまくった。

そして教室の終盤、ずっと近くで滑っていた男の子が「おねえさん上手だったね!」と声をかけてくれた。〇〇くんも上手だったね、今何年生なの?と聞くと、小学校2年生だという。そして彼はこう続けた。

「おねえさんは何年生なの?」

ななな、何年生…?!彼には私が小6くらいに見えていたのだろうか。しかし、おねえさんはもうその尺度で測れる年齢ではないのだ。あまりに真っ直ぐな問いに何と返せば良いのか分からずモゴモゴしてしまったが、おねえさんはお仕事をしているんだよ〜と答えた。その男の子はへぇ〜、すごいね!と言い、颯爽と去っていった。

思いがけず子供たちと一緒に参加する機会となったが、真っ直ぐで曇りのないパワーに触れてすごく新鮮な気持ちになったし、元気をもらった気がする。まだ筋肉痛が癒えないあたりに歳を感じるが、アラサーおねえさん、これからもスケボー頑張ろうと思う。

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