ひとつの曲を弾けるようになるには・・
ペンシルママです。今日はピアノで一つの曲を弾けるようになるまでにかかった時間について書いてみます。こちらはペンシルママ自身や娘の個人的な体験談です。ご了承ください。
娘は先日音楽教室の夏季集中特訓練習に4日間出席しました。そこでは1日5時間~から8時間練習を重ねたそうです。娘を含むまだまだ小学校低学年の子や、こないだ幼稚園を卒園したばかりの子たちがそんなに長い時間練習できるのだろうかとビックリしましたが、みんなで時々遊んだり交流したり、おやつを食べたりして休憩をしながら練習をしたおかげか、そのようなハードな練習にも耐えて、4日目に無事に3曲の連弾を弾き終えることが出来たのです。
2日目の夜に娘の演奏を聞いた時、その成長ぶりにびっくりしました。娘や子どもたちは4日間の練習の前から事前に譜読みをして、ある程度その曲を知っている状態から合同練習を開始した訳ですが、娘は、1曲は途中まで弾けるといった状態でした。そして3曲も練習もするとペンシルママも知らなかった訳でしたから、「楽しんでおいでー」といった感じで楽に送り出したのです。それが、練習の半分を終えた頃には3曲がある程度弾ける状態になっており、3日目にはすらすら~と弾いていたのです。
まだ小さな子どもの曲なので、短い曲です。楽譜でいうと約見開き1ページの曲3曲分です。しかしペンシルママも普段、大体見開き1ページの曲を練習しているので、それが思ったほど容易でないことは重々承知しています。曲の難易度にもよりますが、ゆっくーり弾くのと、滑らかにその曲に合ったスピードで弾くのは習熟度も全然違ってくるのです。
娘たちは4日間で約20~30時間練習を重ねてきたので、1曲当たり単純計算5~7.5時間ほどでしょうか。私自身、先生に「一応この曲は弾けるようになりましたね」という証で〇をもらえるまでに、それくらいの時間をかけています。
ピアノの1曲に向き合うだけでも、それだけの長い時間がかかるのだなあと改めて痛感しました。そしてこの一つに真摯に向き合う姿勢、絶対的な練習量がきっと娘を含む子どもたちへの大きな成長へとつながると信じています。一方で、そこが親のサポートや努力も必要になってくる大変な部分でもあるのですが・・。1曲を弾くことが出来るようになったことは娘にとっても強い自信となったようです。ペンシルママが「こんなに上手になったの、すごい!!」と言った答えにさらっと「練習したからね~」と答える娘がたくましくなった気がします。
ペンシルママも大人になって足を踏み入れたピアノという世界は(音楽全般皆そうだとおもいますが)改めて先の長い道のりだと思いました。しかしこれからの生涯のライフワークにできるくらいのやりがいのある趣味です。たまにYAMAHAや山野楽器に出かけますが、そこで楽譜を探している人たちに出会います。皆次はどんな曲を弾こうか、わくわくした気持ちで探しているのでしょうか。自分のその中の一員にいることに時々不思議な感覚を覚えます。ずっと音楽と無縁の人生でしたから。でもこんな大人になっても、こうしてこの場所に居られる心地よさを感じながら、お店の中を見て回っているのです。
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