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2016年のSNSの投稿

【2016年のSNSの投稿】
柳家喬太郎さんの落語を聞いたので、改めて喬太郎さんのことをネットで調べてみました。Wikiの「師弟関係」のところが、身に覚えのある内容ばかりで大変興味深かったです。本当に、弟子の為の事を考えている師匠は、違う分野でも共通の事を伝達する事になるのか...と思いました。

簡単にですが印象的なエピソードをご紹介します。

「嫌いな食べ物はある?」と師匠に聞かれて答えたら「それでは、明日それを食べましょう。」となった。理由は「これから噺家としてやっていくなら、お客様や先輩方とのお付き合いもある。そんな時に、あれ食えない、これ食えないじゃ、話にならないよ」とのこと。また、「あなたはゼロからのスタートじゃない、マイナスからのスタートです。」これは、喬太郎さんが大学の落語研究会をやっていて、それは落語で生きて行くにあたっては「垢のようなもの」であって「落とさなければならない」ものだから、とのこと。

同じような事を、私も師匠・仁平幸春に指導してもらいました。食べ物のことだと...私は大学生の頃、お酒が飲めなかったのですが、楽しめるようになりましたし、嫌いな食べ物が色々とありましたが、工房給食のおかげで、今は嫌いな食べ物を殆どありません。(例えば、ナスやセロリ、ゴーヤ、シャンツァイなどが苦手でした。)。

こういう場合は、無理強いはしません。特に、アレルギーなどにはとても気を使います。現在は、興味関心があり、工房の考えに賛同する方に関しては、師匠自身がその人が食べられるような調理をして、その人にあったペースで慣らしていきます。

「マイナススタートなんだよ」という話は、私の場合、具体的には美大受験の受験用デッサンの手癖についてなど...諸々。

しかし、このような、ある意味、弟子入り・修行・師弟関係のおいては、当たり前のことを指導すると、弟子入志望で通ってくる方々は、嫌がったり怒り始めたりするので、とても不思議に思います。毎度言いますが、自分で判断・成長出来るのであれば、弟子入りも修行も必要ないのです。自分で頑張れば良いと思います。

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2022年にWikiを読み直してみましたら、内容が大幅に変更されていました。引用ではありませんので、この投稿の内容の事実確認が取れないのが申し訳ないです。。。しかし、嘘や想像で書いた事は一切ありません。柳家喬太郎さんの「師弟」についての本も出版されているようなので、読んでみたいと思いました。


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