過去記事を振り返って　現在(４年生)の様子

一年生の頃に学校へ行けなくなった後、発達障害(ASD/ADHD)の診断が下った次男。

ボロボロに砕けてしまった彼の心を、元に戻そうとは思いませんでした。ゼロからのスタートだと思って、本当に小さな小さなステップを一つ一つ登りながら…。様々な困難がありました。毎日、暴言を履いては暴れる息子と、どうやって向き合ったら良いのか途方に暮れた時期もありました。それでも一つ一つ。それはそれは小さな一歩だったとしても、それでも前にちゃんと進んでいたなと、過去記事を振り返る事で気がつくことができました。

４年生のスタートは、ニャロナ休みから始まりました。なんと３ヶ月もお休みだったんですもの。子どもたちは、早く学校へ行きたい！お友達に会いたい！そんな思いを募らせていました。これまでであれば、春休みは新年度への緊張感でソワソワしたり、学校へ行くことに不安がありましたが、今年は全く問題なし！焦らされた効果ですかね。学校には行けません。と言われれば、行きたくなる。天の邪鬼なのが人の心ですもの。

ピンチはチャンスです！

イレギュラー続きで不安もありましたが、こんな非常事態ですから、むしろ様々なサポートが受けられます。

ソーシャルディスタンスを守るために、様々な場所に印が付けられ、人と人の距離感を学ぶ、とてもいい機会になりました。自他の区別が付きにくく、視覚優位の息子にとって、現在の状況はとても分かりやすい世界です。『指示を分かるようにどこかに書いておいて欲しい。』という願いが叶っているのですから。

もう一つ、嬉しい学びが突然やってきました。

ニャロナ休み明けに現れた天使たち♡

末っ子の次男にとって、お兄さんになるのは大変なこと。けれど、４年生になれば高学年。立派なお兄さんとして、低学年の子どもたちのお世話をしなくてはならないお役目が、どんどん回ってきます。

小さな小さな命をお世話した事や、大事にした命を誰かに託す経験をしたこと、新たに３匹の妹のお兄ちゃんになれたことが、高学年４年生のお兄さんの自覚を持たせてくれたようです。

MIMI(=❛・❛=)は、現在歯が生えて来たからなのか、お腹が空いているからなのか分かりませんが、私や(ΦωΦ)(◉ω◉)お姉ちゃん達にガジガジ噛み付きまくって、呆れさせております。先日も、MIMI(=❛・❛=)が、はなお姉ちゃん(◉ω◉)に近づいてガジガジ噛み付こうとして、にゃー！⊄(ಠωಠ)⊄！と怒られておりましたので、MIMI(=❛・❛=)を強制連行して、

私『こりゃー！MIMIちゃん。なんでも自分の好きなようにやっていいと思ったら大間違いだぞ〜！お姉ちゃんは、噛みつかれたら痛いし嫌なんだからね！』

とか言っておりましたら、次男が言いましたよ。

次男『MIMI〜。俺はMIMIの気持ち分かるよ。なんせ経験者だからね。だけどそれでいっぱい失敗したからさ…相手を自分の思う通りにしようとしちゃうんだよね。そうなんだよなぁ〜』

どうやら、自分勝手では上手く行かないと言うことを経験して理解し、『MIMIの気持ちが良く分かるよ。』なんて思えるように成長してくれたようです。

最近は、長男の影響で鬼滅の刃のファンになった次男。自作で鬼滅風のグッズを作るのがクラス内での流行りのようです。息子は、消しゴムのカバーに折り紙で市松模様を施して持っていった所、依頼が殺到しているようです。自作グッズを交換しあって楽しんでいる様子の４年生。エスカレートしない程度に見守りつつ、交流を楽しんでもらいたいなと思います。

物語に興味が無かった次男。そして、人にも興味がありませんでしたし、流行りにも無頓着でした。そんな次男が、ストーリーや、登場人物に興味が湧く日が来るとは思いませんでしたし、今流行りの波に乗るなんて本当にびっくりです。

これからも、子どもたちと猫たちの成長が楽しみです♪