サルでもできるインターネットの開示請求の利かない匿名化

はじめに

こんばんは。先日芸能人の方が誹謗中傷が原因で亡くなられましたね。

それにより芸能人の方々がネットの誹謗中傷を訴える!なんてやってますが中には誹謗中傷と批判の区別がつかなくてなりふり構わず訴える芸能人がいそうでこわいですよねw

そういったものの対策として開示請求では身元が割られない方法をお教えします。

「なんでそんなもん教えんだよ」なんて思うかもしれませんが私は誹謗中傷以上に嫌いなものがあります、それは『情弱』です。

誹謗中傷されたこともしたこともないので誹謗中傷が増えようが減ろうがどうだっていいんですが、情弱は一刻も早く減るべきだと思っております。

この方法はあんまネットに詳しくない僕でさえ知ってるのでこれを知らないこれから誹謗中傷しようとしてる情弱のみなさんや誹謗中傷を訴えようとしてる情弱の方に知っていただきたいですので、ぜひ拡散してくださいね。


開示請求と、その仕組み

さっさとやり方教えてもいいんですが私の目的は情弱を減らす事なのでちゃんとなぜその方法で開示請求が利かなくなるのかを情弱にはわかっていただきたいので一つ一つ解説してきます。


開示請求には二段階の請求があり、まず書き込みの行われたサイトへの開示請求。ここでIPアドレスや携帯の4Gからならその情報等をサイトの管理者から貰います。

次に、それで得たIPからインターネットのプロバイダを特定し、その会社に対してのIPと紐づけられた契約情報の開示が行われ、個人特定となります。


賢い情弱のみなさんなら「あれ?これIP自分のじゃなかったらできねんじゃね?」と思ったかもしれません。まさにその通りです。しかし、ただIP変えればいいわけではなくそこの爪が甘いと余裕で開示請求できます。


Torは?

匿名系の話になるとtorなんかがよく引き合いに出されますよね。torは何度も寄り道し情報に情報を重ねることで匿名性を高める物ですが出口ノードと呼ばれる箇所で一度丸裸になります。

もちろんそれでも匿名性は高いですし、開示請求如きには負けないでしょうが少し心配なところが多いです。

torは匿名性を高めるためのブラウザというよりはダークウェブにアクセスするためのソフトなので匿名性に期待はしないでください。また、ダークウェブに接続する時はtorにプラスでちゃんとした対策をしましょうね。ていうか気軽にアクセスしたって大したもんないんでアクセスしなくていいです。

どうやんの?

主にプロキシ、VPNがあります。プロキシは串なんて呼ばれてました。

どっちも仕組みは同じです。接続するときに別の中継地点を介す事で匿名性を高めます。セキュリティ方式など違いはありますが一番分かり易い違いはプロキシはブラウザ利用が匿名化され、VPNはPCから出る全てのネット接続をカバーする事です。

どちらを使うかはあなたの好みで決めればいいと思いますが自分はVPNを普段使っているので、VPNメインに話します。似たようなものなのでプロキシはこれから話す事のブラウザ限定版だと思ってくれたらいいです。興味持ったらネットワーク系の本でも読んでくれたらうれしいです。

VPNを入れるにはまずVPNサービスに登録する必要があります。今時探せばいくらでもあるので自分で好きなの選んで登録してください。ちなみに登録の時にメアドとか全くいらないVPNはセキュリティ固めな印象があります。理由は後述しますが海外の会社のものにしましょうね(日本製があるのかは知りませんが)

あと言っておくと基本有料です(だいたい月額500~1000)。無料VPNなんてもんもあっけどこんなもん導入するなら匿名化なんかやめたらええ。導入方法はどのVPNにするか決めたら大体公式ページにHow to install とか言って書いてあるのでその通りにすればいいです。

なぜ効かないの?

先ほども言ったようにVPNは一度別の地点を経由して目的のサイトにたどり着きます。その時点でサイト側にはその中継地点のIPからのアクセスが記録されます。本来であれば自分のIPが記録されるのでそこからプロバイダを特定され、開示のために裁判という形になるのですがVPNを通しているとサイトに残った中継地点のIPからVPNの会社に対して中継地点のログ(記録)の開示の裁判をまず行うことになります。

VPNが強いのはここで、そもそも海外の企業を日本の法の下に引っ張り出してくるとなるととんでもないお金がかかります。リアルに普通の開示請求の一桁二桁上がります。この時点で奇跡的に訴訟成功しても得が無くなるので9割方の誹謗中傷された人はその時点であきらめると思います。

もし、ヒ〇ルさんみたいな人が話題作りでその金だしてまで海外の企業を裁判まで引っ張り出せたとしましょう。よく考えてみてください、VPNを提供している企業は匿名を売りにしているわけです。

沢山存在するVPN企業の中で抜きんでるためにまともなVPNサービスは最悪裁判まで引っ張りだされた時のために対策をしています。特にどの企業でもログを残さないというのは徹底してます(残してるVPNはそもそも選ばれないので)。具体的にはIP、トラフィック、DNS、接続の行われた時間、帯域幅、支払情報のログを取っていません(僕の使ってるVPNの例)。

そのため裁判に引っ張り出されてもログなんかないから見せようがないで終わりますし、もし日本のただの誹謗中傷如きで訴訟された奴が結局開示された何てことが広まれば匿名を売りにする企業として大損害です。なので間違いなく抵抗はしてきますし、裁判に引っ張り出された時用の対策は沢山持っている事でしょう。

更に匿名化を固めるために

さて、ちゃんとした企業のVPN使えばある程度の匿名化を出来る事は理解できたと思います。この時点で開示請求如きには負けませんが更に徹底するならば以下の事に気を付けていただきたいです。

VPNを導入してそこからTwitter等にログインしても、そのアカウントに元のIPで一回でも入ったことがあれば記録されてしまっている事。Twitterで匿名化したいならVPN入れた状態でアカウントを作りましょう。その際普通に持ってるメアドなんかで登録すると、更にそのメアドからバレますのでお気を付けください。

次に支払情報、先ほども言ったように基本ちゃんとしたVPNは月額制です。その料金を支払うときに普通にクレカ使ったりPaypalなんか使ったりするとクレカ会社なんかにはVPN企業に金払ったとしてログが残ります。ただ払っただけのログなのでそこから何書いたか特定されることはまずないですが徹底したいのであれば暗号通貨で支払いましょう。私の使ってる企業では実際にその企業に行って金を手渡しするなんて方法もありますw

誹謗中傷の多いようなコミュニケーションツールではVPNの対策をしていることが多々あります。例えば2ch(現5ch)では海外からのIPはブロックされています(それを回避できるVPNもある)。Twitterはかなり手薄な方です。番号必要としたり、スパムの自動検出なんかで頑張ってますがちょっと頑張れば余裕で突破できます。

キルスイッチなんてものがあるVPNもあります。もしVPNのサービスが突然落ちた時、利用者のネット接続はVPNを使わない普通の接続に戻ってしまします。そうなった時本当のIPがサイト側に行かないようにVPNから切断されるとVPNが再び接続されるまでPC全体のネット接続をブロックするのがキルスイッチです。


さいごに

恐らく悪徳な弁護士なんかはこの方法が広まったとしても「訴えれます!」なんて大声で言うでしょう。そんな悪徳な弁護士に引っ掛からないようにしてください。そもそもとして誹謗中傷で訴えることで一番儲かるのは弁護士です。情弱と情弱の戦いに参戦して片方の情弱に「勝たせて欲しかったら金よこせよw」って言ってるのと同じです。

もちろんまともな弁護士の方もいますしそういった方はVPN使ってると分かった時点でほぼ勝てないしエグい金かかるからやめた方がいいって伝えてくれるでしょう


最後に忠告です。この方法で開示請求されないといっても、もしあなたがVPN使って匿名化してもネットで大犯罪を犯せば公安が本格的な特定に動きますのでその場合は特定されるリスクも少なからずあります。だからせめて誹謗中傷如きで終わらせときましょうね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?