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社畜が骨折したら、引きこもりになった件。㉑~継続している趣味は一石二鳥?3~

前回までにお話しました、

  1. 私にとって一番大事な優待の話。もらえる株主優待が、自分で使い切れる、もしくは試してみたいか。

  2. 大事なリスク管理の話。株主優待にプラスして、2%の受取配当金がある。

  3. 購入額の基準値。株主優待がもらえる単位株価が30万円以下。

3つにある程度、納得された方だけ、今回のお話に進んでください。この先は、私独自の理論だったり、基準だったりが濃くて万人受けしません。なので、実践したから勝てるという保証は、負けたことのある私が説明しているのだからありえません。

これも不思議な話ですが、株式の指南書なるものを丸呑みして取引をした方が失敗した時、自分の勉強不足を責めずに、指南書の著者を責めることがあるそうです。
えっと・・・・・・その著者さんは、絶対勝てると保証していましたか?
していたとしたら、残念ながら詐欺です。

金融商品取引法(38条)は、証券会社やその役職員が、有価証券の価格等が必ず騰貴する、又は必ず下落するといった断定的な判断を示して勧誘することを禁止しています。

投資をされる方へ:証券取引等監視委員会 (fsa.go.jp)

その上、株式購入時は、リスクがあることを受け入れる”目論見書”の交付があり、同意しなければなりません。そこにはどれぐらいのリターンとリスクがあるのか事細かに書いてあります。読み込めなかったのも、読み損なったのも、読まなかったのも自己責任です。

簿記の勉強は一度放り投げたものの、会社の歴史とか裏話とかはずっとスキで、株式の指南書なる本を何冊も読んできた感想として、絶対の正解はありませんでした。なので、かなりキツく言いましたが、最終的な判断はご自身でお願いします。

では、前提が長くなりましたが、

おまけの1つめ、優待にも利益率を設定せよ。

ひとつめの条件と少し矛盾しますが、いくら欲しい優待であったとしても、私独自の基準として、優待がもらえる単位株価が10万円だとしたら優待は1000円相当、優待だけで1%は確保するようにしています。

そして、単価があがるにつれて、特に50万円を境に基準値を下回ってきます。これは、100株で1000円の優待を実施している会社でも、500株で3000円、場合によっては2000円と単位に比例していない傾向が強いからです。これが100万円を超えると元に戻るどころかお得になるケースがでてきますが・・・・・・ 購入時点で1会社に対して100万円委ねる勇気はないので、今のところ除外しています。

逆に、10万以下は最低でも500円のQUOカードから高いとこで1000円を超える優待を実施している会社を見かけます。その殆どが配当利益率がゼロなので対象外なんですが、中には前述であげた「ビューティカダンホールディングス」のように利益率が2%近い会社もあるので、ここがスクリーニングの腕の見せ所なのかもしれません。

ただ、注意点として、株価が低いと、株価は不安定になりやすいです。売却も視野にいれてハイリターンを狙うのであれば構いませんが、長期投資の点からはハイリスクなので取扱いに気をつけてくださいね。

おまけの2つめ、トレンドはあまり気にしない。

株価といえば必ず見るのが分析チャートとトレンド。その日にどれぐらい上下したか、週・月・年単位でどれぐらい上下したかのグラフです。売買が繰り返されて、はじめて株価が動く仕組み上、日単位でも上下するのは当たり前なので、他にもいろいろ指標も含め、勉強すればするほど混乱するため、私はあまり気にしないようにしています。

ただし、年単位で下落している、ストップ安が週単位で続いている、規制が入っているときは要注意です。

まず、年単位で下落している株は、株そのものの魅力がなくなっている証拠です。「コニカミノルタ」のように、2019年以降、経営不振が判明したことにより一気に株価が下落したものの、翌年以降、リストラやプラネタリウム事業の増収などにより復活したケースもありますが、何の対策も打たないままだと上場廃止の恐れがあるため、全損を覚悟しないかぎり手を出さない方がいいと思います。

次に、ストップ安が週単位で続いている株は、おそらく株価に衝撃を与える何かが起っているはずです。コロナ禍のような突発的な災害の被害にあったとか、経営統合を迫られているとか、業績不振とか、嘘の情報に踊らされているとか・・・・・・理由はさておき、値動きがしばらく安定しないことに間違いはないので無理に手を出さない方が無難です。一方、底値だと判断して値上がりを期待するのであれば、賭けにでる価値はありますが、くれぐれも慎重に判断願います。

最後に、規制が入っている株は、長期投資が目的であれば原則、アウトです。規制株は何種類かありますが、通常ではない取引しかできないとか、取引をするのに条件がかけられている株につけられる黄色信号のようなものがほとんどです。株価の反発を狙った短期売買目的であるならまだしも、長期投資で購入する株ではありません。優待がどうしても欲しいのであれば自己責任なので止めませんが、最初から全損を視野にいれておいてください。

最後はヒントのみの、おまけの3つめ、オタクな業種、もしくは身近な業種がなくなったら、今後の購入方法を考え直しましょう。

私でいう、地元のスーパー、鉄道業界、本、ゲームなど、ニュースサイトを読まなくても自然と情報が入ってくる会社の方が株価が読みやすいです。なので、最初はその業種に絞って購入していくことになると思いますが、ある程度の株を購入した、その先の話をリスクの低い順からあげておきます。

  1. 同じ株を増資(100株を200株にする買い方)する。

  2. 知らない業種で同じようにスクリーニングしてから購入する。

  3. 個人株から投資信託、債権へ移行する。

  4. 短期~中期投資である売買目的へ移行する。

何となく想像がつくと思いますが、現在している方法から離れば離れるほどリスクがあがります。それでも長期投資である程度、資産に余裕ができたのであれば実施する価値はあるので挑戦してみてください。

それでも忘れないで欲しいのは、優待で何をしよう、どこで使おうと、頭の中で想像する楽しさを、ずっと持ち続けること。
優待がスキで始めたのに、いつの間にか儲けが中核になってしまったときは、潔く長期投資をやめて、短期~中期投資用のポートフォリオ(金融商品の組み合わせ)に変更しましょう。一番悔いが残るのは中途半端に決めて、中途半端に、もしくは莫大な損をすることです。お互いに悔いのない・・・・・・とは言い切れませんが、最低限、自分の行動が説明できるだけの責任は持ちたいものです。

ちなみに、私は、2と3に手をだしたものの、もっと財務諸表の中身を知ることができれば幅を広げられると思い、簿記2級の勉強を始めました。ただ、2級では株式購入に必要な指標を理解するに足りないようなので、簿記2級合格後、簿記1級か、ファイナンシャルプランナーの勉強を検討中です。

風呂敷を広げすぎだと思うのですが、他にも始めたことがあるので性分なのでしょう・・・・・・ 長期投資への足がかりが欲しいという方へ、もしくはこんな買い方があるんだと見識を広げたい方へ、もう少しだけ続きます。

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