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言葉や態度には値札が付いている?

こんな事もわからないって
お前はありえん!!

っていう感じだ。
本当にありえない。

言葉や態度には
値札がついてるって知らないのだろうか?

しかもその値札が、
販売できる価値だったり、
人の心を動かす価値だったり、
チャンスを呼び込む価値があったりする。

言葉や態度は刃物と一緒だという
言葉を聞いたことがあると思うが、
まさにその通りだ。

両者とも時に刃物になりえる。

人を救うこともあれば、
人を害する事もある。

自分の利益になることさえ
あり得るのだ。

それを扱うマーケッターにも
コピーライターにも責任が伴うのだが、
今日はそんな話をしたいと思う。

実はこの前、とある企業からの依頼で
50名規模のセミナーをした。

内容はマーケティングである。

非常にタメになったと好評いただき、
その流れで打ち上げに参加させてもらった。

参加人数は20数名。
結構な大所帯である。

その打ち上げには
ただお酒を飲みたいだけの人もいれば、
積極的に質問してくる人もいた。
(ただお酒を飲んで盛り上がりたい人はウェルカムだ)

そして事件?があったのである。

もちろん俺は外部の講師として
招かれたので、
会社とは関係ない人間である。

人事の評価に関係がないのは
もちろんわかっているだろう。

でも、

・敬語を使わない
・トイレでお疲れ様です
と言っても返事も返さない
・今日の話は参考になりましたか?
という質問に対して、
そんなことより〜

みたいな感じである。

非常に不愉快だった。

今後付き合いをやめたいと
次の日に担当の方に伝えた。

本当に困るとか、
何かありましたか?とか、
色々聞かれたが、
普通に考えてありえない。

こんな事もわからないって
お前はありえん!!

って思ったのだ。

確かに俺の基準が
人よりも厳しいかもしれん!

でもそれでも許せないことが、
他にも多々あったから
これは共感してほしい!

・お前
・年下という理由だけのタメ口
・ヤンキーみたいな歩き方
・無愛想
・意識の低さ

それぞれの項目を解説しよう。

・お前なんて口にしてる人が
働いてるなんてまずあり得ないでしょ

・仲が良いならまだしも、
年下ってだけでタメ口きいてるってまじ?

・ヤンキーみたいにカカトで足音
鳴らしてるのってマジでうるさい
周りの人のことを考えられない時点でアウト

・無愛想ってめっちゃ人生損するけど
気づいてる?

・以上の点から人としてはもちろん、
仕事という意味でも意識が低すぎる

という結論に至った。

まだ3ヶ月しか関わりはなかったが、
こちらから、もう打ち切らせて欲しいと
頼んだのは今回が初めてだ。

もう30社以上?40社以上?
正確な数字はわからないが、
それくらいやばい会社だった。

ちなみにその会社は、
誰もが知っているような会社だろう。

名前を出せば、

「あ〜」

みたいな会社だ。

でも俺は受け付けられない。

働いている人間の
素養が低すぎたからだ。

言葉や態度に値札があることを
みんな知らないのだろうか?

例えば、

・世界で5個しかない
・オーランドブルーム愛用の商品
・届くまで3年かかる
・完全手作業

こんな商品があったら
どう思うだろう?

ちょっとは興味を持つのではないだろうか?

・世界で5個しかない
→希少性がある

・オーランドブルーム愛用の商品
→有名人が勧めるものには価値がある

・届くまで3年かかる
→なかなか手に入らないものには価値がある

・完全手作業
→手間暇かけたものには価値がある

こういった謳い文句で
マーケッターやコピーライターは
商品を販売する。

だから我々は言葉に値札が
付いていることを
常に意識しているのだ。

その上で、

・お前
・年下という理由だけのタメ口
・ヤンキーみたいな歩き方
・無愛想
・意識の低さ

みたいなことは看過できない。

以前俺は、
スタバでマーケティング部長をしていた方
仕事をしていたことがある。

その方は常に低姿勢で、
口癖は

「運が良かった」

とか

「私なんかが」

だった。

謙虚さが美徳とは
昔の人はよく言ったもので、
俺の目から見ても好感を持てたし、
今でも口にする言葉の模範的な人である。

ちなみにその方は50代で、
俺は30代。

圧倒的に人生経験も違ったし、
年下だし、
色々足りて無かった部分もあっただろう。

それにも関わらず
尊重してくれていたことには
今でも感謝がつきない。

俺も育ちは良くない方だ。

昔はヤンキーみたいに、
カカトをすって、
うるさい歩き方をしていた。

年下と話す時は、
マウントを取るような
話し方をしていたと思う。

でも今は違う。

年下であろうが、
敬語を使う。

カカトをすって歩くようなことはしないし、
できるだけ綺麗な歩き方をしようと心がけている。

誰にでも無愛想でいるのは
損だということを知っている。

だからあり得ないのである。

誰とどんなことがあるのか
わからないのが人生だ。

例え年下でも、
例え自分より下だと思うような人でも、
自分より優れたところがあるはずだ。

そしてその能力によって、
自分よりも稼いでいる可能性もある。

関わる全ての人が、
チャンスをくれる
可能性すらある相手なのだ。

だから先輩であるとか、
年上であるとか、
そんな理由で言葉や態度を
変える奴がいる企業は好きになれない。

むしろそんな奴を働かせている
企業の姿勢が嫌いだ。

無愛想であることが
損をしていることに
気づいていないやつがいるのも
俺は看過できない。

いや、俺も昔は
無愛想な方だったと思う。

でも流石に20代半ばを過ぎればわかった。

それにすら気づかない
30代以上がいるなんて、
俺にはよくわからない。

そしてそれを雇用している企業も
俺にはわからない。

価値観が違いすぎるために、
その企業の依頼を断ったのである。

この記事をここまで見ている人には
言いたいのだが、
(いや、ここまで見てる時点で大丈夫だと思うが)

年下だからタメ口とか、
能力が低いから見下すとか、
日頃から無愛想とか
マジでやめた方が良い。

どこから為になる情報が入ってくるかわからないし、
年下だからと見下していた人が
自分の上司になる日が来るかもしれない。

へりくだってぺこぺこする必要はないが、
常にそういうことがある
意識はしといた方が良いだろう。

かくゆう俺も、
そういうことは気にしている。

誰が俺のどんな言葉や態度で傷つくのかわからない。
傷つかなくても不快に思う可能性はあるだろう。

そしてそれらは凶器にさえなりえる。

そういうことを気にできない人は嫌いだ。

というより、それで自分の
年収が変わるという意識がないのだろう。

本当に変わるのにもったいない。

という意味でも、
言葉や態度に値札が付いているということを
知っておいた方が良い。

その言動一つで、
あなたの年収が変わるかもしれないのだ。

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