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フリーランスなんてマジでやめといた方が良い【苦労した実体験】

最近、YouTubeでエンジニア関連の動画を観た際の話だ。

合間に流れてきた広告でこんなことを言っていた。

「僕は未経験からエンジニアの勉強をして、
3ヶ月後にはフリーランスになった。

週3日働いて50万円くらいの稼ぎになっている。

完全リモートだから、働く時間も自由だし、
家族と好きな時に旅行に行ける。

エンジニアになるのって難しいと思ったけど、
〇〇の勉強がわかりやすかったから、
簡単になれた。

返金保証もついてるし、
今なら補助金ももらえるし…」

全てを完璧に覚えてるわけではないが、
こんな感じだった。

まぁ、ありがちと言えばありがちだが、
訴求ポイントは良いと思う。

俺も以前、動画編集の
プロモーションに携わった時は、
こういうアプローチをしていた。

だから裏側もわかってしまう。

そもそも俺はフリーランスになるのは
否定的な立場だ。

フリーランスにメリットはない。

俺もフリーランスの時期があったからわかるが、
本当に苦労することが多いのだ。

確かに働く時間は自由だ。

どこで何をしていても、
お金を稼いでいれば別に問題ない。

ただ、社会的信用が全くないため、
残念ながら制約が多い。

こういうことは誰も言わないし、
誰も教えてくれない。

ここで俺が苦労した話をしておこうと思う。

1・社会的信用がマジでない

特に賃貸の審査に落とされやすい。

賃貸の審査はマジで厳しい。
それはそうだ。

オーナーは数千万円で購入した家を、
誰かに貸すわけだから、
得体の知れないやつには貸したくないのは
普通だろう。

保証会社もフリーランスみたいな
得体の知れないやつに貸すよりは、
会社員の方がある程度信用はおける。

俺も一部上場企業(今では死語か?)で
働いていた時は
社会的な信用が異常に高かった。

例えば、俺が新入社員の時の話だ。

大阪の片田舎に飛ばされたこともあり、
足がないと不便だった。

そのため、250CCのバイクを
80万円のローンで購入したのだが、
保証人不要で審査も
30分もかからず通った経験がある。

それ以外にも、
大学を卒業したばかりにも関わらず、
ゴールドカードのインビテーションが
届いたり、

よくわからんが、
持っているカードの与信枠が
勝手に上がっていた。

キャッシング機能をつけた覚えもないのに、
勝手についていたことさえある。

多分その気になれば、
住宅購入のローンを組むことさえ、
問題なかっただろう。

ただ、フリーランスになれば
社会的信用は地に堕ちると言っても
過言ではない。

新しくカードを作るのも難しくなり、
ローンを組むなんて出来なくなる。

そもそも口座開設さえ
受け付けてくれない
銀行もあるくらいだ。

俺は実際、口座を作れないこともあった。

俺の感覚的な話だが、
フリーランスは大学生なんかより
圧倒的に社会的信用がない。

まだ大学生の方が
社会的信用があると思う。
(まぁ親にもよると思うが)

それくらいやばいのだ。

働く時間が少なくなる。
収入が上がる。

それは良いのだが、
その代償に社会的信用が
皆無になることは覚えておいた方が良いだろう。

ただ、法人化すると
なぜか社会的信用が回復する。

やってることは変わらないし、
売り上げも変わらないのに、
なぜかそうなるのだ。

不思議な世の中だ。

2・金がかかる

会社員ってマジで恵まれてるな〜
と思うことの2つ目が
お金に関してだ。

フリーランスはとにかくお金がかかる。

考えてもみて欲しい。

会社員って、
仕事で必要なことは
全て会社の経費になったのではないだろうか?

仕事でカフェを使うにしても
経費で落ちたり、交通費はもちろん、
福利厚生なんていうのもあると思う。

フリーランスになると、
そういうのは全て自腹になる。

厳密にいうと、
確定申告の際に帳尻を合わせられるのだが、
そもそも収入がないと意味がない。

しかもその確定申告に関しても、
有料ツールを使うしかないのである。

知識があれば自分で確定申告を
することができるかもしれないが、
俺みたいな学のないやつは、
一択で有料ツールを使うしかないのである。

そのツールにも
1万円くらいの経費がかかる。

会社であれば年末調整を
無料でやってくれるが、
フリーランスはこういうところにも
お金がかかるのだ。

俺の感覚的な話になるのだが、
年収600万円の会社員と、
年収600万円のフリーランスを比べると、
圧倒的に会社員の方が有利だと思う。

最強なのは、会社員と
フリーランスの仕事を
兼業している場合だろう。

俺も会社がいくつかあるから、
税理士費用もある程度かかるし、
事務所もあるため、
ランニングコストが高い。

もちろん自分で全て払っている。

そういう意味では
会社員の方がお金の面では
圧倒的に有利だと思う。

最後に言っておくと、

3・全ては自分次第

フリーランスになると、
全ては自分次第になる。
自分が社長になるわけだ。
そのため時間が自由になる。

そうなると仕事をやらない人も
多くなってしまうのだ。

仕事をやるかやらないかが
自由になると、
強制力が働かないため
仕事がおろそかになってしまう人が多い。

いや、俺はそんなことない!

みたいな人でも、
時間の制約がなくなると
仕事を後回しにしてしまう場合が多い。

アフィリエイトをしている場合なんて
特にひどい。

俺もアフィリエイトを
収入の軸の一つにしているのだが、
クライアントがいない点でいうと、
本当に自由なのだ。

仕事をするかしないかなんて、
自分で選べてしまう。

だからめちゃめちゃサボる!

Netflixをめちゃめちゃ観るし、
YouTubeをめちゃめちゃ観るし、
漫画をめちゃめちゃ読む。

睡眠が好きな人ならめちゃめちゃ寝るし、
俺みたいなやつはお酒をめちゃめちゃ飲む。

だから多くの人が
フリーランスになって
悩んでしまうのだ。

じゃあ、
その悩みを解決できる
ビジネスを作れば
儲かると思えないだろうか?

実はそういうビジネスは存在する。

それがコワーキングスペースだ。

全員が自宅でちゃんと仕事ができて、
自分で自分の仕事を
コントロールできているのであれば、
こんなスペースは必要ない。

カフェで仕事をする
みたいな仕事スタイルも
存在しないのだ。

ただ、フリーランスになると、
強制力がある程度ないと
仕事をしない人が多い。

だから、他人の目が必要なのだ。
他の人が見ているから
仕事をしないといけない
っていうのは強制力が高い。

そのためにコワーキングスペースや
カフェで仕事をする人は
お金を使っている。

俺もコワーキングスペースを
使うことはあるが、
別に大した環境ではない。

Wi-Fiがあって
ドリンクコーナーがあって
仕事のスペースがあるだけの環境だ。

でもそんなん自宅で十分再現できる。

それでもそんなスペースに
お金を使うのは
強制力を働かせたいからだ。

こういうビジネスは
他にも多数存在する。

でもかなり長くなってしまったから、
好評頂けたらまた別の記事を作ろうと思う。

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