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※閲覧注意※絶対行きたくない心霊スポット【実体験】

※実際にあったことだけど、
結構前の話だから
事実と異なる部分もあると思うし、
雰囲気みたいな部分もあることを了承してほしい
そして今回は字数の関係で
マーケティングの話もしない

そもそも俺に心霊スポットは刺さらない。
どの心霊スポットもお酒の力を借りてではあるが、
踏破してきたという実績がある。

てか酔っ払ったら
どうでも良い場所という認識だ。

つまり心霊スポットに
酔った俺を連れて行ったら最強なわけ。

日本の心霊スポットは色々行ったけど、
心霊現象があっても、

「お〜出てきて〜
友達になろうよ〜」

っていう意味のわからないテンションで
乗り切れてしまう。

「タイプだったら付き合うよ〜」

みたいな変なテンションで
乗り切るから
幽霊が引いているんだと思う。

今まで数々の心霊スポットを周り、
色々心霊現象がある中で、
踏破してきた俺が、

もう絶対に行きたくない
マジでやばいと思う場所がいくつかある。

その一つを話そう。

上記の記事にある通り、
事故物件に住むことに対してすら
俺は抵抗がない。

むしろエンタメとして
面白いから積極的に住みたいくらいだ。

心霊スポットに行ったとしても、
幽霊とハイタッチして
帰ってこられる自信がある。

そのくらい感度がガバガバなのだが、
そんな俺が
もう絶対に行きたくない
スポットの一つが俺の地元?
(地元からちょっと離れた場所)にある。

心霊スポットとして
有名ではない場所なのだが、

そこを発見したのは、
高校生の時だ。

地元から少し離れた場所に、
林に囲まれた公園があり、
そこで俺らは夜11時くらいに
たむろっていた。

その時、ある友人が
ものすごく細い獣道を見つける
ところからこの物語は始まる。

友人たちをABCと表現しよう。
(俺含め4人でいたからだ
ちなみにBだけ地元の人)

A:「なんかこっちに道があるんだけど、
行ってみよーぜ?」

B:「俺もその道は行ったことないけど、
地元の人はその道だけは通らない掟みたいのがある」

俺:「なんか出るの?
毒持ってるのとか洒落にならないから
やめとこーぜ?」

A:「いやいや、毒持ってるなんてありえないからw
熊が出るとかも無いし、ちょっと行ってみよーぜ。
ビビってんの?」

みたいな会話があり、
俺らはその道を進むことになった。

こんな所歩くやつ頭おかしいだろ?
くらいの細い道だった。

しかも、高校生男子に「ビビってんの?」は
今更ながらパワーワードすぎる。

蜘蛛の巣も酷かったし、
虫も酷かったし、
蛇も居たし、
俺からしたら地獄だったけど、
10分ちょっとくらい進むと、
ひらけた場所についた。

林の中にポツンと佇む
2階建ての一軒家だ。

そこに到着すると、
なぜか虫もいなかったのを覚えている。

そして俺らは、
その一軒家を捜索することになるのだが、
マジでやめとけばよかった。

もちろん俺らはシラフで
入っていくのだが、
家自体が結構ボロボロで、
そこら中から木材が軋む音も聞こえたし、
その音さえも怖かった。
(今思えばラップ音だったのだろう)

そして友人Cが、

「2階も調べてみない?」

と口にしたのだが、
友人C以外は上に上がることを
快く思っていなかった。

なぜなら1階を調べている途中に、
2階からの足音がひどかったわけよ。

足音というよりも、
匍匐前進(ほふくぜんしん)をしているような
音が鳴り響いていたからだ。

定期的に
ドン・ズッ
みたいな音が聞こえた。

その時点で俺は
かなりやばそうだな〜
なんて思っていたが、
友人Cが、

「えっ?ビビってんの?」

なんて言うもんだから、
上に行かないわけには行かないわけ。

だから、俺らは2階に上がった。

階段を上がると、
部屋が3部屋あって、
トイレらしきものもあったんだけど、

そのうちの1部屋から、
明らかにドン・ズッ、
っていう音が聞こえてきた。

しかもさっきよりも明確に。

誰が言ったかはわからないけど、
「絶対誰かいるって〜」
みたいに愉快な雰囲気になった。

みんな愉快な雰囲気にしないと、
やってられなかったのだろう。

そしてとうとう友人Aが
その扉を開けてみた。

中を確認した友人Aは

「えっ?
誰もいないんだけど?」

と言ってきた。

俺らも

「えっ?
明らかに音聞こえてきたよね?」

みたいな感じだったんだけど、
みんなで中を見ると、誰もいない。

その部屋は大きめのクローゼットが
全開になっていて、
中央に大きいベッドがあって、
それ以外何にもない状態だったけど、
ベッドの下にも人が隠れられる
スペースなんてないことがわかる感じだった。

だから俺らは、

「人がいないとあんな音しないよね?」

みたいな感じで、
恐る恐る捜索をしたんだけど、
誰も見つからなかった。

その段階から俺は、
これ、マジでやばくない?
と思っていた。

ちなみに一緒に回っていた奴らも、
そう思っていたのだろう。

個人的な感覚になるが、
その緊張感は伝わってきた。

そこで友人Cが

「楽しくないし、もう戻らない?」

って言った瞬間に、

俺らは全員、
言葉は違えど、

「面白くないから、戻ろう」

と声を揃えた。

そして1階に戻る階段を
降りている途中のことだ。

さっき見回った部屋から、
ドン・ズッ
という音が聞こえてきたのだ。

俺らは全員足を止め、
振り返った。

一番先頭のやつは
もう1階に差し掛かっていて、
一番後ろのやつは
まだ下り始めてすぐだった。
ちなみに俺は3番目にいた。

俺はまだ2階の方が
近いような状態だった。

振り返ってから、
俺らは硬直していたのだが、
ドン・ズッ
という音が徐々に近づいてきたのだ。

徐々に近づいてくる音を聞いて、

なんか近づいてきた!
やばい!

と思って逃げたかったのだが、
俺らは怖いもの見たさもあったし、
人間が出てきたとしても
勝てる自信があったし、
という変な感じもあいまり
その音の正体を確かめるために、
姿が見えるまでその場にとどまった。
(本当は皆逃げたかった)

そのような考えがぐるぐる
頭の中で巡る間にも、
ドン・ズッ
ドン・ズッ

という音は近づいてくる。

そして、その音が階段の手前まで
近づき緊張感が最高潮になった。

俺らは何があっても
勝てると思っていたが
姿が見えた時に
そんな考えが愚かだったことがわかった。

ドン・ズッ

という音と共にスッと階段に顔だけ
姿を現したのは、
顔面蒼白の60代くらいに見える顔だった。

しかも目がギョロっとしていて、
すごい笑顔だったのだ。

生きている人間ではないことが
一目でわかった。

直後、俺らは悲鳴と共に、
階段を駆け下り外に出た。

やばいやばい!
洒落にならない!

なんて言いながら外に出て、
パニックっていた。

友人Bに関しては大泣きする始末である。

でも早々に、1人いないことに気づいた。
一番後ろにいた友人Cだ。

まじ!?
やばいやばい

みたいなことを言っていたのだが、
俺が

「武器持って助けに行こう
とりあえず武器持ってたらなんとかなるでしょ?」

というと、
全員了承してくれた。

理屈がわからないが、
高校生の俺らはそんな感じだった。

その辺に落ちていた木材やら、
なんやらで武装して
もう一度その家に入って行った。

当時はまだスマホなんてなかったので、
ガラケーで撮影しながら
入って行ったのだが、
玄関には誰もいない。

恐る恐る階段まで行っても、
誰もいなかった。

この時点で俺らも
マジでやばい!
と思った。

そしてそれぞれ武器を
構えながら、2階まで上がり、
2階の廊下に到達。

友人Aが

「まずあの部屋見てみる?」

と言った。
それはドン・ズッという
音が聞こえた部屋だ。

俺らは無言で頭を縦に振った。

その段階で、
俺らも不思議には思っていた。

だって各部屋のドアを開いて
帰ったはずなのに、
その部屋のドアだけ閉まっていたからだ。

恐怖感もより一層の状態で、
俺がその部屋のドアを開けた。

開けた後すぐに
部屋を見渡したのだが、
誰もいない。

俺は誰もいないことに
ちょっとホッとした。

その間5秒くらいだっただろう。

「えっ?
誰もいないぞ?」

というと、友人ABも
安心したのか、
その部屋の捜索が始まった。

それこそベッド下も捜索したし、
クローゼットの上にあった所も捜索した。

でも友人Cはいなかったのだ。

この段階で俺らは
友人Cを心配すると共に、
少し安心していた。

だって、これで友人Cを
変な形で発見しても、
やばいでしょ?

じゃあ逆に友人Cが
見つからない方が
俺らにとっては良いわけだ。

その後、俺らは
各部屋を調べて行った。

もちろん緊張感はある中で。

でも友人Cは見つからなかった。

すると俺らの中で
疑問が残る。

「えっ?あいつどこ行ったの?」

という疑問だ。

それこそ俺らは、

「あいつ連れて行かれたのかな?」
とか、
「あいつの悪ふざけじゃないの?」

みたいな話さえ上がったくらいだ。

それを2階の廊下でしていると、
今まで確認していなかったトイレから、

「チューチューチュー」

みたいな音が聞こえてきた。

明らかにネズミだと思った。

「こんな古い家ならネズミもいるよな〜」

と言いながら、
お互いに笑っていた。

その頃にはもうすでに友人Cが悪ふざけで
さっきの公園に帰ったらいるパターンの
冗談だと思っていたのだ。
(てか思いたかった)

そして、もうなんの抵抗感もなく、
俺らみんなでトイレのドアを開けて
ネズミを驚かせてやろう、
みたいな流れがあり、
ドアを開けると。。。

そこには友人Cが意識がない状態で
便器に座っていた。

そして頬に口付けをしている
さっき見かけた顔面蒼白の
おっさんがいたのだ。

しかもかなり吸っているように見えた。

その光景が見えた瞬間、
俺らは悲鳴を上げながら、
1階までの階段を駆け下りた。

それこそ我先にって感じだったから、
友人同士とか関係なく、
翌日顔に青あざができるほど、本当にひどかった。

あの時はマジで
何よりも「怖い」が勝っていたし、
逃げる瞬間なんて覚えてないけど、
本能的に他人を蹴落としてでも
みたいな感じだったと思う。

俺に関しては左目に青あざができてたし、
友人Aに関しては右頬が異常なくらい腫れていた。
友人Bは階段で転げ落ちたこともあり、
膝がすごいことになっていた。

まぁ、俺らの怪我は
誰かのせいではあるが、
そんなことを後から咎める余裕も
俺らにはなかったわけだ。

んで、話は戻るが、
俺らが逃げるようにして
その家を出た後、友人Cを助けるために
何をしたのかと言うと…

「諦めた」

俺らの手に負えるものじゃないと
諦めたのだ。

そして家に帰り、
友人Bが親に一部始終を報告。

翌日警察と共に向かい
捜索したが誰もいなかったと報告を受けた。

誰もいないっていう段階で
やばいのだが、友人Cは無事に見つかった。

なんと友人Cは朝方家に帰ってたらしい。

俺らはあの時の真相を
聞きたかったので、
その夜、友人ABCと俺で集まった。

友人B:「マジでやばかったよな。
地元であんなことを言われる理由もわかるわ」

友人A:「てかさ、もっと聞きたいことがあるんだけど、
それ聞いても良い?」

友人C:「いいよ」

友人A:「あの時、友人Cのほっぺたをさ〜
おっさんが吸ってる?
みたいな感じだったんだけど、
友人Cは記憶あるの?」

友人C:「いや、全く覚えてない
なんなら帰った記憶もないんだよね」

俺:「まじ?ほんとあの時の俺らの反応って
女子に見せたら引かれるってw」

そして皆で
「モテないな〜」
とか
「ダサすぎでしょ」
とか話をした後で、俺が

俺:「俺さ〜
こんなこと言いたくないけど、
これまでの会話の節々で思うことあるわけ。」

友人B:「うん、なんとなくわかる」

友人C:「えっ?どうしたの?」

友人A:「俺もわからないんだけどどした?」

みたいな会話が繰り広げられた後、

俺:「でもさ〜
ここで言えないから
もう帰らない?」

って提案したわけよ。

そしたら友人C以外はOKして、
友人Cだけが言って欲しいみたいなことを
ずっと言っていたのね。

もうその段階でおかしいんだけど、
俺らは早い段階で帰宅したわけよ。

それで、まだ当時ラインなんてなかったから、
メールでやり取りしてたんだけど、
こんなことを友人ABとやり取りしながら、
明らかにおかしい!
と言うことで、
こんな文章を友人Cに送ってみたわけ。

「あなた誰ですか?
友人Cならあの時、こういうことを言うし、
今日のやり取りの
ここと
ここがおかしかったから、
俺ら早めに帰ったんですよ。
こんなオカルトチックなことを
言いたいと思ってないんですけど、
あなた誰ですか?」

って。

そしたら、友人Cから返信があって、

「お前らもう一回来てくれないかな?」

っていうような内容だったわけ。

それは翌日友人ABに見せたんだけど、
もう友人Cは本人ではなく、
誰かなんだということがわかり、

「ほんとあなた誰ですか?
お前が友人Cなら、
俺らがいつもたむろってる
コンビニまで来れるよね?
3時間は待つから来て」

みたいな内容で送ったわけよ。

そのメールを送ってから
友人Cは失踪したんだけど、
どこに行ったんだろうと。

なんかいまだに見つかってないみたいだけど、
俺は友人ABと会いたくもないし、
その話をしたくもないから、
闇に葬られてるっていう話なわけ。

という怖い話で今回は終わり。

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