眠れぬ夜のチョコレート|適応障害
休職1ヶ月目の終盤、メンタルクリニックの医師から休職期間延長の指示があった。
あと1ヶ月休むことができることに安堵したのも束の間、さらに焦りが強くなったように思う。
未だ、1日に20時間近く眠る日々が続いている。
起きている間も、なにか生産的なことをしなきゃ、社会から離れすぎないようにしなきゃ、転職のための勉強は、準備は、なんてぐるぐる考えつつも頭痛で何も手につかず、もう大好きな読書も執筆も、映画や動画を見ることすらままならない。
起きてすらいられないんだから、当たり前と言えば当たり前だけど。
世界が寝静まったこんな時間に、大好きなミルクティーを丁寧に淹れて、チョコレートをひとかけら食べる。
最近のお気に入りはカルディで買ったフェアトレードの板チョコとか、製菓用のクーベルチュールとか。
スーパーで買うようなチョコレートも大好きなんだけど、ちょっとだけ特別な時間にしたくて。
昼夜逆転はやめなさいって先生には言われてるけど、やっぱり睡眠薬は多用したくない。
そういえば明日、誕生日なんです。
だからちょっと良いチョコレートを買いに行こうかな、なんて。
明日は動けたら良いなあって思って、また少しだけ泣いた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?