マーケティングの学び方講座 実務に活きるインプットを効率的におこなう方法
今回は、マーケティングを学ぶ上での「インプット」に焦点を当てて、マーケティングの全体像を踏まえた学習法方法、効果的な読書術、そして学習効果を爆上げする生活習慣術について解説します。
なお、元記事には学習ステップごとのおすすめの書籍も紹介されていますので、ぜひ確認してみてください。
なぜインプットは必要なのか
マーケティングに関わらず全てのビジネス学習におけることですが、インプットの目的は「実務力」を高めるためです。
本来、「わからなかったことが、わかるようになる」過程では、脳胃ストレスがかかります。特に、自身がまだ知らない体系的な理論や抽象度の高い概念を学ぶ場合は、「わかったような、よくわからないような・・・」という状態になるのが普通です。
「わかる」ためには、知った上で自分の頭で考えて反芻する事が大切になります。そうする事で新しい知識を自分なりに解釈する事ができるようになり、実務に活かせる「力」になっていきます。
現代はネットやYoutubeで手軽に勉強ができる時代ですが、知るだけでは足りず、インプットした情報を反芻し、思考を巡らせる工程をしない限り、実務で使える知識にはならないことを理解しておきましょう。
最強のインプット方法は読書一択
いろいろなご意見があると思いますが、「最強のインプット方法は読書一択」であると感じています。
例えば、「読書」には下記のような素晴らしい点があります。
自分のペースで思考や反芻をしながら、読み進める事ができる
ストック性に優れ、反復して学ぶ事ができる
当該テーマについて、相応の情報量が詰まっている
「でも、本って高いし、当たり外れあるよな・・・」と思う方も多いのではないでしょうか。
本来、ビジネス書はたったの一行でも役に立つ情報が得られれば、十分元は取れているのです。その「たったの一行」や「たったひとつの考える枠組み」があなたの仕事のアウトプットをほんの少しだけ良いものにし、その積み重ねが人生全体のキャリアを変えているのです。
マーケティング学習のステップ
下記の図がマーケティング学習における9象限のマトリクスともっとも「筋のいい学習プロセス」です。
①楽しみながら続けられる、②途中で迷子にならない、③再現性高く学びを深められることを意味しています。
各象の詳細な説明は省きますので、気になる方はページトップのリンクから元記事をご確認ください。
「読むべき本」の選び方
マーケティングに限らず世の中にはたくさんの本が溢れていて、どの本を選べばいいかわからないと悩んでいる方もいると思います。そんな方に対して、本を選ぶ際の基準をいくつかご紹介させていただきます。
人に「お勧めの本」を聞かない
最初から驚かれた方も多いのではないでしょうか。
本は、「人と人との出会い」のようなものです。あなたが仕事をする中でぶち当たる様々な壁の存在が、その壁を乗り越えるために必要な「知識ニーズ」や「情報ニーズ」を形成します。その「ニーズ」は「あなた」が「いま」欲しているものであって、隣の人とは違います。
ビジネスにおける読書は、「楽しむため」ではなく「自身の課題を解決するため」という明確な目的があります。自身の課題に合った本を読むためには、人に「お勧め本」を訪ねるのは探し方が違うのかもしれません。
大型書店に行く
そんなこと言われても、「読むべき本がわからない」という人も多いのではないでしょうか。
そんな時には、大型書店に行くことをお勧めさせていただきます。大型書店に行き、本棚の前に立ち、自分の手がどの本に動くのか。直感に従ってみてください。
インプットは複利で効く
1の365乗は1のままですが、1.01の365乗は37.8です。毎日1%賢くなるだけで、1年後には38倍の戦闘力になります。
圧倒的な量の本を読む。空っぽの頭の中に、整理棚ができ、そこに先人たちの叡智が詰め込まれていく快感を感じてください。仕事をしながら少しづつ使っていくことで、それはあなただけの経験と知恵になります。私も頑張ります。一緒に頑張っていきましょう。
まとめ
学習の流れは全体感を掴んでから、流れ・構造を掴み、そして個別を学んでいくという手順がおすすめ
インプットにおいて圧倒的におすすめなのは読書。ただし人におすすめを効くのではなくて、自らの課題にフィットした書籍に手を伸ばすことが欠かせない
インプットの目的は実務力を上げること。実務に活かすためには、自らの頭で考えるという脳にストレスを与える過程が必要
インプットは早めに始めれば始めるほど複利で効いてくる。実践力を上げるために、早くからインプットに取り組みましょう