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推し活の話。棟方志功という人に惹かれるのは何故だろう。

精神保健福祉士の和賀です。

2023年に青森の旅行で初めて知った棟方志功さん。知人に奈良美智さんを薦められて、観に行った青森県立美術館で棟方志功さんの版画を観たのです。常設展で観たのですが、何だか気になって気になって。なんと行った時には棟方志功特別展もやっていたのに、常設展だけにしたことをしばらく後悔しました。
その後、棟方志功作品があるところを探して、行ったりしながら自分の中で推しへの想いを温めています。映像で観るとなかなかのキャラの濃さ!!だからこその魅力なのかもしれません。

知れば知るほど人間味があるというか、キャラが濃いというのか。人の魅力というのは、時代を越えるのだと思うし、作品から溢れ出る躍動感が私にはすごく刺激的なのです。

こちらは小説ですが、棟方志功という人の人生のストーリー、棟方志功を身近にそして知った気になれる本です。先日、研修で行った鹿沼市で、会場の目の前にあった鹿沼市立川上澄生美術館。なんとちょうど棟方志功作品の展示もされていました。小説にもその話が出てきますが、棟方志功が版画を始めるきっかけを与えた人だとか。こういう偶然があるとすごくテンションが上がるのは私だけでしょうか。

私はこれまで、過去の偉人や歴史上の人物に対して関心を持ったことは多くはありませんでした。だけれどもなぜか棟方志功という人に、作品に惹かれてしまう。まだまだ推したてほやほやの段階なので、棟方志功作品があれば観に行きたい。アートとか作品の意味とかはよくわからないけれど、心が動く、何か惹かれる、知りたくて仕方なくなる、みたいなことはこれまで美術館に行って感じたことはなかったのです。初めてアートの世界の推しが出来ました。

人の魅力ってなんだろう、自分が魅力と感じる部分は何だろう。多分、自分が大切にしたい価値観と重なった時にグッと気持ちが掴まれる、心が動くのだろうなと思います。身体全体を使って版画の作品に没頭している姿や、自分はゴッホになると言ったこと。周囲からしたら馬鹿げていると思われることを言い続けること、行動し続けること。その辺りに私は惹かれるのかもしれません。私自身、精神保健福祉士として起業して5年目になりました。5年目の今でもまだ珍しい存在のようです。福祉業界以外の人に会うと「初めて精神保健福祉士に会いました」と毎回言われます。私の仕事への向き合い方や、現在の仕事の在り方・スタイルは挑戦であり実験なのです。正直、資金繰りも含めて全く楽ではありません。何ならめちゃくちゃ苦しいです。それでもやり続ける意味はあるのか、ないのか。きっと再就職した方がお金の心配は無くなるでしょう。それで自分は良いのか、なぜ起業したのか、なぜ私は精神保健福祉士をやっているのか、と考えると棟方志功から人からおかしいと思われても、やり続ける覚悟みたいのを感じ取るのです。

心が動く、それがなければ続けられない。自分の中にある種火や炎みたいなものを忘れたくないし、やり続けたいと思うからこそ私は棟方志功のようなやり続けた人に惹かれるのかもしれません。

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