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母から監督へ。 その6(後編)

禁断の自宅ロケの続きです・・・
当時のブログと記憶を頼りに綴ります。

自宅ロケ、それは、それは、掃除が大変でした。
普段、お客様が来ない我が家は散らかってる。
来客がある時、学校の家庭訪問の時だけ片付く。
これって家庭の事情「あるある」だと思うよw
知り合いが来るための掃除とは違い、
全国放送されるということで、かなり念入りに、
お掃除をしました。(見栄っ張り・・カッコつけ)

実は、すごい昔の話しなのですが、
その頃は、空雅も性別に違和感もなくて、
思いっきりやんちゃな小学生でしたけど、
どこの局だったかメールが来た事がありました。
その時はシングルマザーの実情みたいな内容で、
取材をさせてほしいという事でした。
ニュース番組内の特集だったと思います。
当時、子供たちに「どうする?」と尋ねたら、
「カメラとか無理。やだ。」という反応で、
私も当然、掃除が大変と思ったのでお断りしました。

それから数年、全くの別件で、
初めて我が家にテレビカメラが入りました!

禁断の自宅ロケ、ごっつくてでっかいカメラ。
ニューッと伸びてくるガンマイク。
やっぱりこういうのが来るんだ〜〜

ところで、インタビューって質問の内容とか、
どう答えるのか?とか打ち合わせがないんですよ。

「こういう質問しますから、
こんな感じで答えてください」みたいな、
ヤラセって一切ないんですね。
なので、いきなりポンポン質問されて、
それに、ガンガン答えなくてはならない。
緊張しやすい人は、きっと頭真っ白で、
カチコチに固まってしまうんだろうな。
多少の緊張感はあったとしても、
リラックスしてお話しできると思ってたけど、
唇も口の中も、実はカラカラだったw
やっぱり、貴重な体験でした。

きれいになった部屋は、
暫くその現状を保っていたので、
時々、自宅ロケあってもいいかも・・。

インタビューが終わってから、
持ってきてくださったケーキとジュースで、
お疲れさま会をしました。
コップがなくて、カップでジュースを、
飲んでいただいたんだけど・・・

10月22日の朝、NHK総合おはよう日本で、
我が家が紹介されました。

いえ、我が家と言うより空雅くん。

母親である私までインタビューを受け、
どうせ、カットだろうなんて思っていたら、
映ってました、ほんの10秒程度でしょうが。
でね、自分の姿って客観的に見る事もなく、
鏡に映る姿を見るくらいでしょ。
鏡に映るその姿を、自分に都合よく、
イメージして見ているから、
テレビに映った自分の姿は、
自分勝手に作った自分像とは違って、
客観的、第三者から見た私の姿なんですよね。
その感想は・・・・驚き。驚愕。

「私って、あんなに年取ってたわけ?
あんなに、二重あごなの?
あんなに、顔にたるみがあるの?
そして、あんなに小太りなの?
落ち込むわぁ・・・・ショックだわぁ・・・」

と、当時、ブログに書いているのだけれど、
未公開シーンの映像を見た、今現在の私は、
「私、若い!顔がピン!としてる」と
つぶやいていました・・・・

そうか。10年ってすごいな。

(禁断の自宅ロケ編終わり)

次回は監督からお届けします。

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