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調布LGBT&アライの会様 感想が届きました

ご担当の方が文章でいただいた感想、座談会で出た感想を文字起こししてくださりファイルを送ってくださいましたので、そのまま全文掲載いたします。

★私は男性ですが、小さい頃は女の子と一緒に遊ぶことが多かったです。この映画を見て、心が痛くなりました。TGの方の手術など・・・自治体や国に守られる制度が必要だと思いました。

★エックスジェンダーの中島潤さんと出会ったことで、このみさんは自分の性が中間であることに気づいたのだろうか?と思いました。

★八代みゆきさんのエピソードが本当にすてきでした。

★私は手術済みのTGです。鬱があって戸籍変更はもう一歩です。戸籍変更をもう少し簡単にできるようになればいいなと思いました。性別・・・男女、だけでなくその他、もあるといいなと思いました。私はねこさん、という性別のないキャラクターでSNS発信しているのですが、それがすごく楽です。

★タイトルからして、先が想像できなかったです。このみさんが、自分自身を見つけ出していくというか、ありのままの自分を見つけ出そうとするところに敬意を表したいです。このみさんのクリエイティビティ―が素晴らしい。詩等の才能を伸ばしていってほしい。

★合間に出てくる詩の(このみ)って誰だろうと思ってましたが、まさか、男性になったけど、男性でも違和感があって、最終的にはどっちでもないのが心地よいという現状は想定外でした。空雅のときに話していた今は性同一性障害が受け入れられやすい時代になってきている……確かにそこは共感するとともに、当事者本人自身が何でイライラするのかスカートが嫌いな女子なのか何に違和感があるのかわからないとこからスタートなのも予想外でした。女子に違和感があるから、すぐ男性のココロなんだとは本人でもわからないんですね。ジェンダーの悩みについて、本人の気持ちは到底、理解には達しれないと思うけど、そういう問題に直面して迷っている、悩んでいる、それを乗り越えて幸せに過ごしているって人がいるってことはとても理解できました。

★芸術やクリエイティビティ―に性別は関係ない、と映画の中で90代の方も言っていたのに激しく同意します。それなのに、それを取り扱う芸能プロダクションは男性タレントや女性タレント、として採用することに矛盾を感じました。

★このみさんがノンバイナリーなんだな、と頭で理解しても、私はどうしても、医療従事者として、あの時のはりま先生のGID診断が不完全だったのではないか、手術したドクターが今のこのみさんを知り一体どう思うのか?などが非常に気になります。そして今のこのみさんが紆余曲折の上、自身を受け入れ幸せだ、とおっしゃってくださっていても、これから同じように性自認に悩むティーンエイジャー達が、手術しなくても性別変えられる新しい制度ができたらやはり、そっちの方が身体に優しいし、健康でいられるし、いいんじゃないかと思います。
出来るだけ早い時期にホルモン治療やSRSを、と推進派だった私にとり、この映画はエポックメイキング的な意味がありました

★ショッキングでした。素敵な映画をご紹介ありがとうございました。ショックを受けた事にショックを受けました。男が男らしく女が女らしく生きるのが幸せでは無い。その観念は古いと言う事に気付いているのに、幸せは人それぞれだと言う事に本当の意味では気付けて居なかった自分に気付きました。現時点でノンバイナリーに落ち着いたこのみさんにとって、性適合手術が無駄だったと感じてしまった私は、いまだに自分の価値観でこのみさんを見ていた自分に気づきました。つまり、私を含む多くの人がこの作品にショックを受けたのは、まだ自分の価値観を人に押し付けているからなのだと思いました。

★このみさんはエックスジェンダー、クエスチョニングなんでしょうね。だからタイトルがあんなタイトルなんでしょうね!

★ 同じ年ごろの子を持つ親として、今は女性の(外見上)表現をして、心は無性として生きる我が子の、生殖器を取る手術・・・親御さんの本心を想像するとやりきれない。本人以上につらかったのではないかと思う。悪法とされるGID法は手術要件を1日も早く撤廃し、手術をしなくても性別が変えられる時代が来てほしい。

★障害は本人ではなく社会にある、という言葉に最近出会い、その通りだと思いました。

★社会が男女2元論から、成熟していってほしい。90代のおじいちゃんたちが同窓会していましたが、あの中で偏見に凝り固まっていたおじいちゃんが、早く鬼籍に入ればいいなと思いました。(会場がどっと沸く)

★シスジェンダーと認識している人も、男性にも自分の中に女性の部分があるし、女性にも男性の部分があり、グラデーションである、ということ。トランスの方も様々なグラデーションを生きている。そのことを、この映画を見ていて再認識しました。

★本日は、素敵な作品を見せて頂き、ありがとうございます!色々と考えさせられているところです。世の中(社会)が、どんな人でも、苦しまなくて良い方向にと、思います。人それぞれが、元気ですか?幸せですか?と問われ、すぐに、「はい!」と、お返事出来ること、素晴らしいですね。私も小学生中学生時分は、女々しい、おかま、だとか言われました。誰にも相談できなくて、ひとりでした。今では、相談窓口も多くて、いくらか良いかと思います。極力、身体(心も)を痛めない方策、望みたいものです。

たくさんのご感想をありがとうございます。
ひとりひとり、感じ方もそれぞれ。それこそが多様性ですね。
ぼくゼロを上映していただきありがとうございました。
文字起こしもありがとうございました。

(Musubi Productions 広報)

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