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一期一会のトークショー (荒木大輔)
こんにちは、LINDAです。急に冷え込んできましたね…
秋というよりは、秋冬という感じなのかな。そういえば、私の若い頃に高田みづえという歌の上手な歌手がいて、文字通り「秋冬」という歌をうたっていました。ほんとに大好きな歌で、秋になればいつもレコードが擦り切れるほど聴きました。 この「秋冬」の歌詞に、私の大好きな一節があります。
「季節の変わり目を あなたの心で知るなんて もう恋も もう恋も 終わるのね」
子供の頃は、「人の心で季節の変わり目にやっと気づくなんて、どれだけ鈍感なんだろう… 空とか木とか見てたら、もっとすぐに気づくんじゃないのかな」なんて母親に訴えて、困らせたものでした。でも、大人になった今聴いてみると、これって「思秋期」の魔力だけではなく、人生の機微に触れる、もっと深いことも言っていたのかなあ、なんて思ったりもして…
上映委員との会話やLINEでの言葉に、秋を、そしてやがて来る冬の足音を聞いている自分に気づいたりするのです。(他方で、劇場にお越しになられる方々の温かい言葉を聞いていると、冬なんて通り越して春を感じることもあります笑)
そんな物思いにふける今日この頃ですが、今回は、おそらく私よりもずっと早く、そしてずっと強く春を感じているであろうあの方に、京都みなみ会館での上映期間の振り返りをしていただくことにしましょう。
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こんにちは。皆さんとの触れあいから、春を感じている荒木です。
早速ですが、映画「僕とオトウト」では、毎日トークショーをしています。そこで今回は、ゲストによってトークショーの内容がどのように変わるのか、お伝えしていきたいと思います。
本編上映中、控室で待機する髙木監督。連日のトークショーに少し疲れの色が見えますが、マイクを持つとエンジンが掛かります。その様子を篤とご覧ください。
京都みなみ会館の上映初日、宮地葵さんとのトークの様子です。宮地さんといえば「ミャンマー(ビルマ)の民主化を支援する関西学生ネットワーク」代表としてご活躍されている方で、丁々発止のやりとりがなされていました。話題は、支援する側の苦悩に始まり、人と関わる上での態度という普遍的なところまで広がりました。
二日目のお相手は大倉得史先生。この日は一言でいうと静かなトークショーでした。大倉先生は京都大学教授で、髙木監督の指導教官です。大倉先生の監督への口調が非常に穏やかで、監督も自分を見つめながらじっくりお答えになっていたように思います。
三日目のお相手は池谷薫プロデューサー。「僕オト」制作過程や、1カットの裏に込めたメッセージについて、詳しく語ってくださいました。その熱量に触発されたのか、監督からはいつも以上に熱い言葉が飛び出しました。
この日のゲストは梅田嘉一さん(写真中央)と清﨑鈴乃さん(写真右)。監督を含めた3名はいわゆる「きょうだい」です。苦労話に共感しあったり、あるある話に花を咲かせたり、うち解けた感じで話していらっしゃったのが印象的でした。
この日のゲストは御代田太一さん。社会福祉法人グロー職員で、障害者のリアルに迫る東大ゼミOBの方です。「あえて自分にハードルを課して、今まで見えていなかった景色を見る」という御代田さんの言葉が印象的でした。
この日のゲストは、この記事を書いている荒木(写真右、上映委員会副会長、日本大学芸術学部映画学科監督コース3年生)と、Lindaさん(写真中央、上映委員会メンバー、京都大学大学院修士2回生)でした。上映委員と監督とはほぼ毎日zoomで話していた時期もあり、突っ込んだ質問が飛び交いました。
最終日のゲストは油田優衣さん(脊髄性筋萎縮症の当事者、京都大学大学院修士1回生)。油田さんはここでは言えないようなお話もざっくばらんに話してくださいました。油田さんは核心をついたものの見方を、ユーモアで包んで話してくださるので、難しい話も分かりやすく理解できる回になりました。
このように、ゲストが違えばトークショーの雰囲気も話すスピードも熱量も違ってきます。僕(荒木)は毎日トークショーに立ち会っていますが、その都度内容が違って面白いです。有難いことに、トークショー目当てで複数回、劇場へ来てくださったお客様もいらっしゃいました。
明日は一体どんなトークショーが見られるのか、楽しみです。
(編集担当: LINDA)
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【上映委員 イチオシ写真】
元町映画館での上映初日には本当に沢山の方がお越しくださりました。この映画が監督や上映委員たちと共に「帰って」くるのを、元町のお客様は待っていてくださったのです。まるで里帰りした自分たちの子供のように、大切に大切に映画を愛おしみながらじっくり見て下さりました。上映後も温かい声をかけてくださる方がシアターの外には溢れ、監督はもちろんのこと、上映委員一同胸が熱くなりました。
今日はそんな元町映画館での上映初日に撮られたある写真をご紹介‼
それは、、、
監督がポスターにサインを書き入れる瞬間‼
後ろからもパシャリ
そして池谷プロデューサーも隣にサインを書き入れます。
よく映画館でサイン入りポスターを目にしますが、実際に書き入れられる瞬間を見るのは私にとって初めてのことなのでした…
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【劇場公開情報】(2021年10月30日現在)
前半は本編上映、後半は監督&日替わり特別ゲストによるトークセッションを行います!詳細はこちら→https://boku-to-otouto.com/infomation/
京都 @京都みなみ会館(本編48分)
10/30(土)-10/31(日) 14:00~
11/1(月)-11/4(木) 10:00~
11/5(金) 14:00~
11/6(土) 12:00~
11/7(日)-11/11(木) 14:00~
https://kyoto-minamikaikan.jp/movie/12338/
神戸 @元町映画館(本編48分、トークセッション60分)
10/30(土)-11/5(金) 12:30~
https://www.motoei.com/post_schedule/
大阪 @シネ・ヌーヴォ(本編48分、トークセッション30分)
11/6(土)-11/12(金) 13:45~
http://www.cinenouveau.com/sakuhin/bokutootouto.html
「僕とオトウト」公式サイト https://boku-to-otouto.com/
お問い合わせ bokutootouto@gmail.com
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