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悩む選択 v2-55:理解させられない/理解できない自分の問題 vs 相手の問題

今日の悩み:
A.他人が自分の思い通りに動いてくれない。理解力の欠如。理解しようとする姿勢もない。困ったもの。

B.他人が自分の思い通りに動いてくれない。まだまだ自分に理解させられる説明力が足りないのだろう。自分の問題だ。磨かないと。

家庭、職場で、人生、悩ましい二者択一、二律背反、二項対立ってあります。「ANDの才能」を発揮して両立させたり、自分らしい選択を迷わずできたらいいですけど、なかなか悩むもの。そんな悩み・思いを整理中。

最近、引越をしまして、これを機に断捨離。「使っていない」「今後使わなさそう」カテゴリーのモノは、すべてさようならしました。

捨てる方法で悩んだのが観葉植物の土。燃えるゴミでも燃えないゴミでもリサイクルでも土はありません。管理人さんも、土はネットで調べて業者さんやら植木屋さんやら購入したお店に相談してください、とのことでした。少量なので、会社に持って行き、植物の土が減っていたので追加。。。

それと、可燃ゴミか、不燃ゴミか、悩む品が多々。ガイドラインがマンションのゴミ捨て場に貼られていますが、それでもわかり切れないもの多数。金属とプラスチックでできていたり、金属と木でできていたり。靴も可燃ゴミのように思ってはいたけど、中には釘やスチールシャンク、先芯も使われていたりすると悩みます。なるべく切って、可燃、不燃に分解したのですが、さすがに分解できないものもあり。

で、エレベータ前で出会った知り合いに立ち話したら、「それって、多く使われているのが可燃なら、可燃物でいいらしいよ。逆なら不燃物。」とのこと。

むむむ、「多く使われている」、とはどういう意味かしら。「それって、面積が多ければってこと?」と聞き直したら。「え、面積? いや、多く使われているのが、燃えるなら燃えるゴミのところに置けばいいんだよ。あ、でも、30cmを超えたら、ダメだよ。粗大ゴミ扱いだからね。」とのこと。

むむむ、30㎝を超える?またまた混乱。

「30㎝って、どういうこと?長さってことだろうけど、1辺が30㎝超えたらだめなの?」
「そう。どこかが30㎝超えたらダメって言っていたよ。管理人さんが。」
「あ、そうなんだ。そしたら、30㎝×30cm×30㎝の段ボールに入れば捨てられるって訳では無いのね。どこかの辺が30㎝超えたらだめなのね?」
「え? 段ボールの意味はわからないけど、そうそう30㎝超えたらだめんなんだって。」
「おーん、そっか。ちなみに折り曲げて30㎝未満とかになるならいいのだろうね?」
「折り曲げて30㎝より短くなるならいいんじゃない。切ったり、折ったりで。」
「おー、ありがとう。助かったよー。ちなみに、燃える、燃えないの話に戻るけど、だいたいがプラスチックだったら、鉄が使われていても燃えるゴミってことだよね。面積を考えればいいのかなぁ。まさか体積とか重さ?」
「面積、体積って意味わかんないけど、多い方がどっちかで燃える、燃えないを決めていいんだよ。」
「おー、そっかぁ。。。わかった。。。ありがとう。。。」
「でも、引っ越しちゃうなんて寂しいなぁ。また、ごはんでもいこ。落ち着いたら。じゃあねー。」
「お、おお。ありがとう。」。。。

で、”多い”ってなんだ???理解できるように教えてほしいと言いたいところだけど、こちらの質問がへたくそ? ま、質問した相手が違ったか。

ということで、30㎝の件(粗大ゴミかのボーダーライン)はわかりました。この知り合いの説明では:31㎝の糸は粗大ゴミではありません。が、31㎝の長さのプラスチックの定規は、ま、折って・切って捨てますが、そのままでは粗大ゴミです。31㎝の鉄の棒は折ることも切ることもできないので、粗大ゴミです。

が、可燃/不燃はわかりませんでした。清掃管理人さんにも出会えるようで出会えず。なので、燃える部分を切り外せない場合、可燃と不燃が混ざっているモノは不燃の区画に捨てました。。。清掃管理人さん、もし、ご迷惑かけたらすいませんー。

理解させられるかは、こっち側の責任。だから:
・幼稚園児に説明するかのように説明すべき
・そこまで相手を馬鹿にはしないが、相手にわかるように説明すべき

その通りですね。エレベーターピッチの原則です。

一方で:
・知力・知識の差があれば、どんなにわかりやすく説明しても理解されない
・相手に、一定の知力とその成長を求めるなら、難解さがあえて必要
・そもそも難解な話も当然ある。聞く方が勉強しないと無理。

なことも多々ありますね。「わかりやすい」が価値の時も、「わかりやすい」がべつに求められていない時も当然あります。

大切なのは、今ここで何が求められているか、を理解できることですね。メインターゲットの話相手、コミュニケーションしている主要相手に自分が何を思わせたいか、に整合すべく語る、ということ。

例えば:「なるほど。わかりやすい説明でありがとうございました。とても理解できました」という状況を生み出したいのか。あるいは「ごめんなさい。難解です。理解できませんでした。勉強不足です。また、学んで出直します。」と言わせたいのか。

例えば:1年目の社員向けの会議なのか、取締役会なのか、新規のお客様への営業なのか、一般生活者100名の前で物理学の講演なのか、子供の前でのおしゃべりなのか、長編文学作品の解釈を議論しあう会なのか、ブラックホールに関する専門家同士の討議なのか、知識の無い社長に判断を求めたいのか。。。

ボクの人生は職場と家庭でほぼ終わり。だから、難解が価値を持つことはほぼない。相手にいかにわかりやすく説明できるかに終始。相手に理解・納得してもらう。できなければ自分側の責任。その後、反論を言ってくれるのか、ボクの思う行動に移ってくれるのか、折衷案を構築できるのか。これらが目的。だから、難解な言葉も使わないし、専門用語を使う場合は、それの説明・定義もつける。例示や比喩、小話も織り交ぜる。

そして、知らないこと、理解できないことも、自分の責任。だから、正直にそう言えばよいかと。だって、知らないんだもの。理解できなかったのだもの。それに、学べる機会を逃すなんて無意味ですもの。

「愚者は己れが賢いと考えるが、賢者は己れが愚かなことを知る」って心にいつも持ちながら。シェークスピアの作品にあるようです。

あ、でも、エレベーター前で出会った、ちょっとした知り合いに「多い」の定義を、しつこく質問し、追及しても、うざいだけですね。向こうも別に正しくボクに伝えたかったわけではないだろうし。軽い立ち話です。。。

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