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悩む選択 v2-18:「強み」を強くすべき?「弱み」を無くすべき?

ボクともぐらさん。大好きな「ぼくモグラキツネ馬」というやさしさの強さを謳い、感動を与えてくれる絵本から互いをそう呼ぶことにした。やさしいひとになり、そう有り続け、やさしいリーダーになり、組織をやさしさで強くする、そんな共通の夢を互いの約束にして、やさしさを生み出す心の強さを訓練。この頃は、職場で直面する悩ましい「どっちを選択する?問題」をアレコレ整理し心の強さに役立て中。

今日の悩み:

A.人生時間は限られている。「強み」をますます強くすることに専念すべき。「弱み」なんて無視無視!気にしない。

B.いやいや「弱み」の改善にこそフォーカスすべき。「強み」は自然に伸びる。「弱み」こそを克服しないと!人生負けてしまう?!

この選択肢。難しいですね。常に二者択一でもないですし、ケースバイケースかしら。でも、ボクともぐらさんはこのように整理しています。

基本的な考え方として、A.派です。出る杭になって打たれよう、です。いいじゃないですか、どんどん打たれていこう派です。強みをますます強くすべきと考えます。弱みなんて無視無視。

だって1:
その「強み」と「弱み」はセットで切り離せないですもの。「
弱み」を克服しようとすると「強み」が消えてしまう。「強み」をますます強くすると「弱み」も際立ってしまう。「強み」と「弱み」はセット。強いときは弱さも紙一重で同居。だから「弱み」は視界から外し気にしない。どうせ「強み」を強くしていくと、自動的に「弱み」(マイナスイメージ)も、ますます際立ってくる。ので、どうしようもない。まさに出る杭打たれる。

だって2:
限られた人生の時間で、「弱み」を「普通」にすることに時間・労力を注いでも、「普通」になるだけで、周囲には貢献できないかも。「強み」をもっと強くして、より役立ち、より求められ、より感謝されるひとになる。

人生は、家族も会社も友人間も、”仲間”となった人達と助け合いながら何かを目指す、もの。求め・求められる対象は、「弱み」が無いひとではなくて、こんな「強み」・あんな「強み」を持つひと、あるいは、持ちたいと思い努力している人、ですよね。

だって3:
「強み」を継続して強くしようと努力するから、「強み」として維持されるのですよね。
だから、限られた人生の時間で、「強み」にフォーカスしていないと、「強み」が「強み」でなくなってきてしまいます。。。

さらに、「強み」について、とてもとても重要な大切な点が3つあると思いっていまして。ボクともぐらさんの思うちょっと独特な「強み」かもしれませんが、とても大切にしていること。

「強み」とは ①:
今、ここに、自分に備わっている「強み」ではなくて、”将来”の自分の夢やビジョンに近づくために、”将来”自分が付加し、高め、強化していきたいこと・特性・技術など、と定義したいのです。将来志向での「強み」です。

「今すでにあること、ではなくて、将来に伸ばしていきたいこと? え? 今出来ないことでもいいの?」ってなりますね。はい、そうなんです。自分が心から伸ばしたいことを「自分の強み」として定義するのです。

組織だと「適材適所」みたいな話がよくあります。今、必要な「強み」を持つ人を配置するのも良いですが、その人がその「強み」を伸ばしたいのか?ってことなんです。「強み」かもしれないけど、たまたま備わっていて、それを伸ばしたくもないひとを、そこに配置して、組織としての責任を果たしているのか、本人はやる気が高まるのか、ということなんです。ま、組織づくりは色んな要素が絡みますが、この将来志向の「強み」がボクともぐらさんで大切にしたい基本的考えです。

「強み」とは ②:
「強み」は、自分の中での「強み」です。他人と比較して弱いかどうかは関係ないのです。世の中自分以外は他人です。1対ほぼ無限です。当然、自分の何かよりも優れた何かを持っているひとは数限りなく存在します。それを気にしていたら常に負け?とにかくしんどいですね。他人は他人です。

自分の中で、伸ばしたいもの、それが他人と比較してみたら弱っちいレベルかもしれませんが、そんなことはどうでもいいですね。自分が思う、自分が伸ばしたい、自分なりの目標を定めての「強み」です。

「強み」とは ③:
「強み」が生んでしまうマイナス方向へのチカラ(=弱み。出る杭はまさに打たれる現象)を生んでしまいます。これをどう対処するか。大切です。

「弱み」は忘れて「強み」にフォーカスするので良いのです。どんどん強くしようと試行錯誤し、努力・訓練・経験していく。ただ、「強み」が際立ってくると、自動的にマイナスのチカラが発生してしまうのです。出る杭は打たれる現象。

なので、出る杭になりながら、どんどんなりながら、でも打たれないようにも、ちょいっと気をつけてみる、ことが大切と思うです。

例えば1:「情報をロジカルに構造的に分析して、ロジカルに判断して、理詰めて課題解決の方向性を出すロジカル力」。そういう「強み」を育てたいと思う。で、結果、この「強み」が育って来て、”スーパーロジカル君”になったら、ロジカル過ぎて柔軟性が無いとか、融通が利かないとか、賢さが強調され会話しづらいとか、威圧感があるとか、相手が馬鹿にされていると感じるとか、マイナスのイメージがつきまとう。

例えば2:「仲間思いが強く、困っていると率先して助けてくれ、チームワーク・協力マインドが高く、色んな手助けの経験からオールマイティ的に仕事ができる」。そういう「強み」を育てたいと思う。で、結果、この「強み」が育って来て、”スーパー手助けさん”になったら、八方美人すぎるとか、自分が無いとか、弱々しいとか、自分の仕事が遅れるとか、マイナスのイメージがつきまとう。

しょうがない現象です。なので、これはこれで良いこととして受け入れ、このマイナス方向に周囲が感じてしまうチカラを弱めるエッセンスをちょっと振りかけるのです。麻婆豆腐が辛過ぎちゃったので、甘くする、のです。辛すぎは良いことなので、辛すぎを止める、のではなくて、甘さを振り掛けるのです。

スーパーロジカル君なら、ロジカルに徹することは継続し、より高めようとする、けど、ただ、笑顔、愛嬌でいて、お馬鹿な事例で説明する、とか。

スーパー手助けさんは、手助けを率先しながら、いろんな業務の知識・技能に精通・高めながら、ただ助けるときに言われたままではなく改善案を主張するとか、3回に1回は自分を助けてもらうよう主張する、とか。

とにかく、まずは「強み」にフォーカス。強くなって来ると、自動的にマイナスイメージ(「弱み」と評される)も際立ってくるので、それが出てきたら対策を実行。この順番。最初から「弱み」の解決にフォーカスしなくて良いと思ったりします。どうかしら。

あ、それに。。。。「強み」があろうが無かろうが、「弱み」があろうが、それらがセットで、それぞれの個性です。”今のあるがまま”も大切にしたいですね。そして、自分も、自分のあるがままの今を大切にしてもらえると嬉しいですね。

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