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悩む選択 v2-57:冒険しよう。不安・不快・不自由がイイ経験 vs 冒険不要。快適範囲が心地よい

今日の悩み:
A.冒険しよう!計画通りじゃなくても、うまく行かなくても、不安・不快でもいい経験だ。

B.冒険は必要ない。不安・不快は避け、自分がコントロールできる快適は範囲に留まろう。

海外旅行が好きだったけど、この3年、感染症騒ぎになって海外へ行っていない。そろそろ行けそうですね。最後は2019年2月のアブダビ・ドバイ。以前は仕事でよく中東に行っていたけど、その時で5年振りの中東。でもドバイもアブダビも初めて。経由での立ち寄りはあったけど。アブダビでは偶然、日本対カタールの試合も見れて。見知らぬオジサンにチケットを手渡されて、おそらく「あげるよ」と言っていたのだろうけど、何を言っているかわからず。そしたらゲートでこれは使えないから、あっちに行けと言われて、別の場所で新たなチケットを発行してもらった。一体、何のチケットだったんだ?ちなみに日本は負けたです。でも、旅行ならではの経験です。

こんな感染症にビビって海外に行っていないボクをしり目に、先日ごはんした元同僚のゆうりちゃんはイギリスへ女性一人旅。ワイン好きで、イギリスにもおいしいワインはあるのよ、ということでロンドン南部らしいですが、ワイナリーへ行った、とのこと。寒いイメージのイギリス、ワインは暖かいところのイメージ。フランスやスペイン、イタリア、アメリカのナパやチリ。でも、温暖化の影響でイギリスもブドウが適切に育つようになっているみたい。

で、ゆうりちゃんは英語ぜんぜんダメ、とのこと。「でも、どうにかなるし。YES, YESでもだいじょうぶよ!」との生命力強い発言。「不安はあるけど、旅行は不安つきものだし、不快だし、不自由だもん。それが旅行でしょ。その中で、何かあるときゃー、おもしろい!素敵!ってなるの。そんな発見がたくさん、って感じです。真面目に言うと。きゃは。」とのこと。

「ま、旅行という言うより冒険、かな」とのこと。

大好きな作家の「喜多川 泰」さんの「ライフトラベラー 人生の旅人」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)という本を思い出したです。大学生の男の子2人が海外旅行を前に、何を持っていくか、を話しているシーンの言葉。「知哉」と「夏輝」の会話です。

「旅先には<0>があふれている。」

「旅先ではほとんどすべてのことが<0>だと思っていい。バスに乗るのも、電車に乗るのも、コンビニみたいなところで買い物するのも、~ 緊張の対象になる。~ 短い滞在期間でこの<0>をできるだけたくさん<1>にしてみなよ。はじめは時間はかかるし、失敗や恥ずかしい思いをするかもしれない。でもそこは開き直って、『初めてだから教えて』って言えば、たいていのことは、みんな助けてくれる。」

「行く前は、『歯ブラシがないと不便だろうなぁ』と思ってるけど、実際に持っていくのを忘れると、現地で歯ブラシを買うという経験ができる。旅行から帰ってきたときん、どっちのほうがよかったと思える?持っていってよかった? それとも忘れてよかった?」

「旅先で不自由がないように完璧な準備をしてくと、たしかに快適かもしれない。でも、自分のいる場所では経験できないようなことを経験する機会もなくす。」

「<自由>な<不自由な旅>~そんな旅こそ、~人生を変えてくれる旅になる」

元同僚のゆうりちゃんの旅、まさにこんな旅なのでしょう。本当、冒険ですね。女性一人だと怖い目に会うこともありえるし、何かあったらYES, YESって言ってたらどうにかなるのよ、では済まされないけど、無意味な危険は冒していないのですね。正しい冒険をしているように思います。

冒険すると、いろいろ知れるし、経験できるし、<0>を<1>にできますね。冒険で得たことが、他の人生の側面で自信になります。精神力をつきます。結果、自分の快適ゾーンが広がりそうです。不自由な中で自由をつくりだす経験が、人生の壁、職場や家庭での色んな課題、壁、試練に役立ちそうです。

こんな名言がありました。「豊かな人生の秘訣とは、「終わり」より「始まり」をたくさん経験すること」。冒険すると「始まり」経験、たくさんしますね。確かにそんな気がします。

マーク・トウェインはこう言います。「二十年後、君は自分がしたことより、しなかったことをはるかに後悔するだろう。だから今、帆綱をといて出港したまえ。貿易風に乗って、探検にでかけよう。夢をみよう。発見しよう。」と。

冒険、どうでしょうか。ボクはする派です。ただ、旅行という意味では、ボクは一人で旅行ができない性格です。ま、できるのだけど、友達がいた方が「不自由ながらも自由な旅行」に、「共有」という楽しみのエッセンスがあるので、それを望みます。ま、妥協です。ゆうりちゃんのように一人で行けるほど強い心はありません。だけど、冒険が、それ以外の人生の局面を豊かにしてくれる、と信じているので。友達と一緒の旅行/冒険で妥協します。

旅行以外にも日本にいても冒険ありますね。新しい仕事とか新しい職場とか、自分の性格と違う行動をしてみるとか、仲良く無い誰かと仲良くなってみるとか、不得意に挑戦してみるとか、怒られたらムカつかないで喜んでみようとか。

<0>を<1>にしてみる。「<1>になれば、<1>を<2>にするのは難しいことじゃない。<2>を<3>にするのはもっと簡単だし、<3>を<4>と、やって行くうちに、なんの緊張もしないあたりまえのことになっていく」(前述の「ライフトラベラー」)。

ま、<1>を<2>や<3>にすることの方が大変、ということは多々あります。ただ、<0>を<1>にすることが常にスタートですから、これがなければ何も始まりません。それに、<1>を<2>や<3>にしていく途中で、挫折や壁、悩みにぶつかってもそれは人生勉強で糧になりますね。

だから<0>ばかりより、<1><2>・・・が多い方が実は、まわりまわって自分の心の快適ゾーンが増えて、結果、人生で、快適範囲に収まることが多くなると思います。

人生の早い段階で冒険しておく。そして、大人になっても時に冒険をする。有りかな、と思います。

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