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ボクともぐらと 45_成長してる?わからない。でも自分の未来をあなどるな!

ボクともぐらさん(会社の同僚)の、やさしいリーダーになるべく、やさしさを組織に吹き込むべきの、学びの徒然草。ボクともぐらさんは、偶然にも、やさしいひとになることが夢で、あり続けることが共通の夢。やさしさって強さが無いとなりたたない、と思い、「ぼくモグラキツネ馬」という絵本(今、一番大切な書)から学んでいるところ。

ボクの思う”やさしいリーダー”は、自分の想い・ビジョンに賛同してくれて、乗っかってくれて、一緒に歩んでくれている仲間に感謝して、個々人が目指す成長を、なりたい姿を、事業を通して、実現して欲しいなと思っている、ひと。困ったときには自らも汗をかいて助ける。

で、組織が大きくなるとマネージャー的な存在が必要となる。”やさしいリーダー”の想い・ビジョンにもちろん共鳴していて、自分がオーナーとなる都度の業務のその意義を”やさしいリーダー”の想い・ビジョンと結びつけ、わくわくする目標に脚色し、チームメンバに伝え、その業務の達成を目指していく。達成の過程でチームメンバ個々が目指す成長も、実現させる。

”やさしいリーダー”とマネージャーは似ているけどちょっと違う。想い・ビジョンは”やさしいリーダー”が着想して、言葉にしたもの。マネージャはそれに共鳴して信じてのっかっている。”やさしいリーダー”は会社全体の大きな想い・ビジョンを語るが、日々の業務単位の意義を語り、メンバーを後押しして遂行するのはマネージャー。

でも、”やさしいリーダー”もマネージャーも、一緒に歩んでいる仲間の”成長”を実現したい、と本当に思っていると思うです。一方通行なんておかしいもの。仲間は”やさしいリーダー”のビジョン・想いの実現に寄与し、”やさしいリーダー”は仲間の成長に寄与する。双方向。

でも、”成長”ってなんだろう?

知識・技術・技能的なのは分かりやすい。コードが書けるようになった、デザインソフトが使えるようになった、製造ミスをしなくなった、製造の不具合が見極められるようになった、英語がしゃべれるようになった、関連法律に詳しくなった、PL/BSが作れるようになった、エクセル・パワーポイントで資料作成ができるようになった、様々な資金調達の方法を知った、取締役会や株主総会を準備できるようになった、税金納付・延滞・未納などの手続きを知った、プレゼンが緊張しなくなった、社内フォーマットで稟議書類をかけるようになった、他部署のひとを知って相談がしやすくなった、とかとか。

でも、こういう知識・技術・技能以外の成長を求めている場合はどうなんだろう。知恵的な、コミュニケーション的な成長を求めている場合。どうやって成長した、ってわかるんだろうか。役職はあがった。けどこれは成長なのかな。他人から、「できるようになっているよ」、って評価してくれたら成長なのかな。実はもともとできてたけど、気づかれたのが今だったのか。。。

ボクは、新卒1年目から、知恵は増えたのだろうか?コミュニケーション力は高まったのだろうか?人格は高まったのだろうか?自信は増えたのだろうか?責任感は増したのだろうか?未来思考・ポジティブ・挑戦心は高まったのだろうか。やさしさ”は昔より”やさしく”なっているだろうか。わからない。

そういえば誰かに何かで「成長したね。」と言われたことは無い。というか、ずっと見てくれているひともいない。上司や部署は変わる。会社も仕事も変わる。自分でも正直、知恵やコミュニケーションや人格などで成長したか、わからない。成長していないだけ?自分ではわからないだけ?日々の微々たるの成長で気づかない?記憶力が弱いから昔を覚えていない?

定量的や客観的に測れないことの成長はどうしたらわかるんだろう。自分で自分が成長した!ってわかればいいのかな。

例えば、営業力。測れるようで測れないような。営業には自信があった、前職では。ま、ボクが仲間と一緒に作った会社だから、ボクが好きな領域に会社を引っ張ったからかもしれないけど。ボクが一番売っていた。でも、今の会社の商品・ターゲットでは上手く売れない。売れはするけど率が悪い。成長していない?劣化している?

前職ではまぁまぁうまく経営してきたつもり。中でも仲間の成長したい目標を仕事に組み込むことを、とにかく丁寧にやりたかった。

ただ、振り返ると、ほぼ知識や技術の成長目標だった。

例えば:「お客様の輸入品が法律違反品、事故品・回収品とならないように、主要なリスク要素を棚卸しして伝えられるように、法律・事故事例、製造時のリスクに詳しくなりたい(知識を増やしたい)、のと、うまくプレゼンできるようになりたい(ロジカル力、プレゼン力)」みたいな。そしたら、「月1回の事故事例勉強会を売っていこう、講演会をして参加費をもらおう。準備で勉強になるよね。会社のPRにもなる。その企画と運営をしてみる?」とか。

例えば:「自分の今の専門以外でも使える機械を増やし、機械のオールマイティになりたいんです(操作知識・技術を得たい)。ある意味、おたくです」。そしたら「使用マニュアルが不整備の機械があるから、シンプルでわかりやすいマニュアルを作る(作るには使い方知らないとだめだものね)とか、XX、◯◯の機械操作を完璧にして会社全体の納期を短縮するプロジェクトを立ち上げる、とか、各機械に関連するお客様を呼んでの弊社視察会で説明・デモを取り仕切ってもらってお客様とより仲良くなる」とか。

でも、今はこんな仲間の成長の設定すらできていないし、経営者でないけど、うまく会社をリードできていない。役職もダウン。

やっぱりボクって劣化しているのかしら。もう成長しないのかしら?

でも、それでも、それでも、ボクはボクに、そして周りの仲間に、こう言いたい。「みんな、自分自身の未来をあなどるな!ちゃんと大きく成長するさ!」って。

この”あなどるな!”ってのが好き。心に響く。喜多川泰さんの本のどこかにあった。喜多川さんの本はどれもこれも素敵。学びになり、感動するのです。未来を信じて諦めない。もう成長しない、劣化するだけ、なんて思ったらダメ。それに測れようが測れまいが、いいじゃない。

それに、”今”でも信頼してくれるひとはいるはず。仕事を評価してくれるひとはいるはず。成長してきたかどうかわからない。けど、今は求められているはずのはず。。。

だから、自分は成長すると信じ、自分の未来をあなどらず、希望を持って、諦めず、辛い時は助けを求めて、進もう。

「”くらい雲がきても・・・前に進むんだ”」(「ぼくモグラキツネ馬」より)

「”たすけを求めることは、あきらめることとはちがう” ”あきらめないために、そうするんだ”」(「ぼくモグラキツネ馬」より)

あれ、もぐらさんが今回は登場しなかった。。。

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