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ボクともぐらと 19_人前でしゃべる(プレゼン)のTips

やさしいリーダーになることを夢見るボクと同僚のもぐらさん。「ぼくモグラキツネ馬」(絵本・寓話)に感動し、やさしさの強さを信じる2人。やさしいリーダーのもとで、会社は”わくわく”と”ココが安心”が同居できる、すてきな場所になる、と信じ、それに向けて一歩一歩学び・近づく物語

今日は、たまたま、もぐらさんが人前でお話しているところに立ち会った。「おしゃべり嫌いですー。おしゃべりしてきたキャリアじゃないし、緊張するし、下手ですものー」との自己評価だけど、いえいえお上手です。聞いている方もみなさま、うんうんうなづき、心に響いていました。

「もぐらさん。上手でしたよ。自分の言葉で、声も聞きやすく、笑顔だし、資料も文字ばかりじゃなく、ワンチャート・ワンメッセージだし、メッセージがわかりやすく目について。それに読まずに、語っていたし。すてきでした。」

「そうですかぁー。お世辞うまいですものねー。でもプレゼンって、どうやったらうまくなるんですか?」ということで、もぐらさんに伝えた、人前でのおしゃべりの、ボクなりの、ちょっと変わったTips。

ボクは人前でしゃべるのが好きです。緊張はします。でも、好きなんです。結婚式・披露宴や、プライベートの集まりでおしゃべりするのも好きです。外す時もあります。上手になりたいな、とも思います。

ボぐら(ボクともぐらさん)が目指すリーダー、やさしいリーダーには、自分の想いを熱く・静かに伝えて仲間を集い、想いの実現を目指すので、伝える力が必要です。だから、人前でしゃべるのはひとつの訓練かな、とも思いますし、上手になりたいです。

プレゼンの本、いっぱいあるし、講演を聞きに行ったり、好きな人・うまい人のしゃべる動画を見て、勉強できますね。自分の声を録音し、聞き直すのもいいですね。

自分の見た目、声の大きさや滑舌、高低さ、「えー、あー、えっとー」などを言わないスキル、おしゃべりと沈黙の間合い、とか、資料の文字サイズ、文字ばかりではなくて視覚に訴えられる資料か、とか、身振り手振り、部屋やスクリーンの明るさ、温湿度、椅子・机のサイズ、隣との近さ、後ろのひとも見えやすいか、マイクの調子、今であれば換気や三密度合いとか、つまり場所の下見やそれにとにかく事前の練習に練習、いろいろ大切。

でも、ちょっと違う切り口で、ボクが気にしているTipsです。あ、Tipsといってもひとつなんだけど。

「①:聞いてくださる方(の一部かもしれないけど)が聞きたいであろうこと(想像)と、②:自分の価値観・生き方に合った、信じている物語・メッセージを伝える、ということ。」

「すいません、意味不明です。」「もぐらさん、はい、説明しますね。」

「例えば、おしゃべりのテーマが「NYの感染事情」だとしたら、
①:NYの制度・法律や、統計的な数字や、個別具体的な実際に起きた現場じゃないと知れない”わぁお”な事件を伝えて、
②:だから、NYは多様性・個性を許容し、挑戦、ユニークな対策が生まれ・促進される場所なんです!違う?違和感ある?かもしれませんが、この点はどうでしょう、ぜひ見習いたくないですか!良いとこ取りして、ぼくらの社会をより良く健康に感染に強くしていきましょう!みたいな・・・」

「ごめんなさい。まだ、よくわからないです。」「あれーーー、ボク、説明へたくそ???」「NY、行ったことないですし。。。」

「そしたら、例えば、「後期高齢者に向けて:やるべき運動」がおしゃべりテーマだったら、
①:人間(高齢者)の脳や人体・筋肉の説明、いくつになっても筋肉はつく、柔軟になれる、とか、日本の最高齢はどれくらいか、みなさんあと30年ありますとか、今が一番若いとか、後期高齢者ですごい人は誰・何しているか、を伝えて、
②:こんな運動をして欲しい。やればできる!何歳になっても遅くない。勇気と挑戦と。そして自分のみならず妻を夫を、孫を、近所の脚の悪い友達を災害時に助けられる、そういう人になって欲しい!みたいな・・・」

「うーん、イマイチわからないです。ボクさん、事例は3つ。3つが人間落ち着く、って言ってましたよねー。もう一つ事例を。」

「むにゃ。そしたら、例えば、「速読:時間をかせぎ知恵を増やす」がテーマだったら、
①:速読の方法は、表紙、ウラ、帯、まえがき・あとがきや、最後についている解説を数分で読んで、その後、目次を見て自分が気になった章をパラパラめくり、目についた文章を読む・記録する、みたいな速読の方法(あ、ごめんなさい、ボク、速読の方法知らないからテキトーです)を伝えて、実践してみて。
②:もしかしたら重要な点を見としているかも、なんてことは気にしない。今ココにいる自分が偶発的に見つけた文章、他でも無くその文章を見つけた、ということに意味がある。人生は自分の行動とそれが生み出す結果、と偶然と奇跡、でできている。それをぜひ楽しもうよ!みたいな。」

「ごめんなさい、ボクさんはもしかしてプレゼンが好きなだけで、だいぶ下手かもですよ。”コミュニケーションは、相手がわかって、理解して、納得して、動いて、はじめてコミュニケーションになる”、って言っていたのは、ボクさんですよ。コミュニケーションだいぶ下手っちょです、カモ、です。よくわからなかったです。また今度、プレゼンがうまくなる方法、教えてください。今日はだいじょうぶです。ではまた。ばたん。」

・・・。・・・。もぐらさん、ボク、もっとプレゼン勉強します。。。あ、でも、もぐらさん、やさしいひとになるのがボぐら(ボクともぐらさん)の夢で、目指していることなの。ちょっとはやさしく批判してよー。

”涙がでるのはきみが弱いからではない。強いからだ”(「ぼくモグラキツネ馬」より)。がんばる。。。

とにかく、与えられたプレゼンのテーマからは逸脱せずに、自分の信じているメッセージを伝えるから、自然に言葉がでるし、力強くなるし、無理に熱くならなくても、静かでも説得力があるし、質問が来ても素直に回答できる。聴衆は、うんうん、良い意見を聞いた、参考・気づきになった、と思ってくれる気がするの。ダメかな、もぐらさん。。。

”キツネはぜんぜんしゃべらないね” ぼくがささやくと、馬がいった。”そうだな。でもいっしょにいることがすてきじゃないか”(「ぼくモグラキツネ馬」より)。 あ、これはさすがにダメダメ。プレゼンはプレゼンだから、しゃべらないと。

”こころがいたむときは、どうしたらいいの? ~ ぼくがたずねると、馬がこたえた。”じぶんの価値は、じぶんできめる”(「ぼくモグラキツネ馬」より)

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