体温1、2℃の上昇、つらい。地球温暖化で1、2℃の上昇、ピンと来ない(ベターアイデア? v3-69)
会社近くのタリーズでお昼。サンドイッチを買いに行ったらパスタがあったので(パスタがあるとは知らなかったので)、店内でパスタを初体験。普通に美味しかった。
で、隣のサラリーマンの会話。「今更ながらに、コロナになったよ。40℃が出た。」という内容。わぁお、体温計で40℃が出たら、そりゃかなり怖くなりそう。携帯で撮影して、後日見せまくり。って、そんな元気も無いか。ボクは自分の体温で40℃なんて見たことがない。平熱が37℃ぐらいの方でも3度アップだ。そりゃつらい。
ボクの平熱は36.2度ほど。昔は、熱があっても仕事しろ的な雰囲気があり、39度未満なら職場に行っていた。38℃台までは大丈夫と気持ちで思えていたが、39℃になったとたん意気消沈。40℃なんて当然ダメだ。しかし、よく考えると38℃ぐらいで会社に行っていたのは風邪を他人に移しまくっていたのだろう。菌をまき散らし。今は、咳するなら会社来るなぐらいの逆へのドライブが強い。良い世の中になった。健康一番だもの。ただ、影響で、今では、37℃を超えると、「つらいー」って体より気持ちが先にダウンする。「病は気から」ですね。これぐらいの熱なんて平気よマインドが弱くなっている。
体温が1℃ならまだしも、2℃あがるとやはりつらい。2℃上がると、さすがに普段の様に快活には思考できず、動けもしない。地球も同じ。
地球の温度。温暖化。大変な問題です。世界の温度を表現するのに平均気温偏差という言葉が使われますが、平均とか偏差とかわかりにくい。それに、場所といっても陸地も海もあるし、空間なの、海面なの海中なの、空中なの、とか、1日はいつ測定しているの、とか、同じ1日でも朝から昼、晩まであり、太陽が昇ることも雪のときも。1月から12月まであり、四季があるし。。。
気象庁のWEBを見るとわかりやすい。ちなみに、日本だと、15地点(網走、根室、寿都、山形、石巻、伏木、飯田、銚子、境、浜田、彦根、宮崎、多度津、名瀬、石垣島)(ちなみに世界では2500箇所ほど)で、陸上の地表付近の気温で(海面の水温指標も別にあるし、海面と陸上を両方含めて平均にする場合もある)、毎日24回、1-24時(オクロック・タイム)で測定し、月平均は日平均の30日分の平均で、年平均は12ヶ月分の月平均の平均。それを10年単位での平均値を基準として、そこから、その年の平均との偏差(=個々の数値と平均値との差)を見ている、らしい。
地球の平均気温は14℃前後ですって。で、2022年の世界の平均気温(陸上のみ:陸域における地表付近の気温のみ)の基準値(1991〜2020年の30年平均値)からの偏差(=つまり差)は+0.30℃で、1880年の統計開始以降、7番目に高い値。世界の年平均気温(陸上のみ)は、長期的には100年あたり0.87℃の割合で上昇。約1℃。当然ながら最近の上昇度合いは大問題。右肩あがりの偏差。すでに微熱が出ている状態。さらに1℃上がると大変だ。2℃上がったらもはや地球も機能しない。人間も地球も偶然ながら同じか。。。
なお、1℃、1.5℃、2℃の上昇を、例えば、夏の日本の関東で考えて、28℃が30℃になったって、ま、熱いけど誤差の範囲だ、なんて思うかもしれない。が、例えば、マイナス1℃、2℃の地域があったら、それが0℃になったら雪解けだ。氷も雪もさようなら。こう思うと0.5℃、1℃って大変な値。
「一線級の科学者の大半が、~大気の温度が近年異常に急速な上昇を見せていること、また、人間の行動がその最大の、もしくは主要な原因であることについては見解は一にしている。~。次の一世紀のあいだに、世界の気温は1.5度”しか”上がらないのか、5度上がるのか。たいした違いではないと思う向きは、最新の氷河期のさなかでも世界の平均気温は現在より5度”しか”低くなかったという事実を想起されたい。」(「文明崩壊(ジャレド・ダイアモンド著、楡井浩一訳、草思社)」)
ええ、氷河期って、今と5度ぐらいしか違わないの? ちょっとびっくり。ま、よく考えるとそりゃそうか。氷河期だからって、地球上が全てが氷河な訳はないか。調べるともちろんその通りで、氷河に囲われていたの3分の1ほどらしい。氷河時代、氷期、間氷期という専門用語もあり、氷河期とは=氷期の意味で、氷河期と、氷河期と間氷期の2つを含んで総称する氷河時代は違う定義となっている。
ま、とにかく、氷河期、氷河時代といっても、今と平均気温で5℃しか変わらないと知ったら、1℃、2℃の差の影響が大きい・怖いことの理解が進んだ。どうしても、1℃とか2℃とか言われても、1、2という整数が「小さい」から、脳みそが大したことない、と思ってしまう。体温と考えればよいのだろうけど自分が「地球の温度」は自分ごととして辛さを体験したことが、当然だけど無いから。
「氷河期」という言葉から恐ろしいイメージが想起されるように、地球が以下のような「XX期」に入っている、と定義するのはどうだろうか。なんか怖い言葉。灼熱期?熱射期?乾燥期?砂漠期?暴風期?荒天期?異常気象期とか。怖いイメージを脳みそに植え付けてくれる言葉を使ってもらえるとと良いのかもしれない。
今日のベターアイデア:
体温36℃が38℃はつらい。コロナになって40℃は怖かった。氷河期って言葉はなんか寒々しくマイナスイメージで怖い。でも、一方で、温暖化の問題で、1℃、2℃あがると大変!と言われてもピンとこない。1、2という数字が小さいから。でも、氷河期は今と平均気温が5℃ほどしか変わらないと知ると、1℃、2℃が大きな値に思える(20%、25%を占めるのだから)。あるいは、なんか怖い表現(灼熱期、熱射期、乾燥期、砂漠期、暴風期、荒天期、異常気象期、みたいな。もう実は使われている?)を使ってもらうと、もう少し緊張?危機意識が高まるかも。人間はこんなことでは変わらないかな。ま、でも一歩一歩だから。悪くないアイデアかしら。
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