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"一緒にいて夢のよう"と思われるリーダーになる(ベターアイデア? v3-16)

知り合いに誘われてゴルフしたんです。そしたら、付いてくださった女性のキャディーさん(お客がゴルフするのをお手伝いしてくれる方。道具を準備したり、道具の汚れを取ってくれたり、移動する電動カートを運転してくれたり・・・)の帽子にサインがあったのです。

「あれ、これ、誰のサインですかぁ?」とボク
「それがね、先日、石川遼くん(プロゴルファーさんです)がご友人といらして、その方々に付いたのです!」
「えぇえー、遼くんと一緒!!!それはいいですね!」
「だからサインもらって! とにかく素敵で、かっこよくて、良い方で、もちろんゴルフもうまくて、もう一緒にいて夢のようでしたー!存在だけで幸せねー」

たぶん日本で一、二を争う大人気の選手ですものね。とにかくキャディーさんは、ニコニコ顔でお話して、本当に本当に嬉しかったのよ・幸せだったのよ感がすごいのです。

存在で誰かを幸せにするって、すごいですよね。同じ生活や価値観(ゴルフが好き)の範囲にいて、その領域で優れていて、夢に向かって努力していて、失敗も経験していて、人格者で、知性があって、総合的に魅力的なひと。そんな人がその範囲・領域にいる他の方に幸せを存在だけで与えるのでしょうね。

ゴルフが別に好きでないひとは、石川遼選手を知らないひとは、当然、同選手が隣にいても、幸せは感じないですね。一緒に生活していない、自分の赤ちゃんでもない赤ちゃんが、何かしても笑顔の大騒ぎにはならないですものね。同じ高校で、野球チームの仲間がさよなら満塁ホームラン打って甲子園に行けたら、その存在は今後も隣にいるだけで幸せ与えますが、他の高校生やその学校に関係ない人は、別に、ですものね。

「いやぁ、存在だけで、幸せくれるっってすごいですよねー」
「そうねー。かっこよかったわー」
「そういう存在ってなれないですよねー」
「そうですね、プロの選手ですものねー」
「”プロ”がついても、なれないですねー」
「そうですね、なんかの魅力ですよねー。総合的な」

で、ふと思ったのです。会社のリーダーって、なれるんじゃないの?って。存在で周囲を幸せにできるひとに。存在で恐れを感じさせるのではなく、存在で緊張を感じさせるのではなく、存在で面倒くささを感じさせるのではなく、存在で、”いないほうがいいな”、と感じさせるのではなく。この勝手に定義した、存在だけで周囲を幸せにできるひとの条件って本来のリーダーにも当てはまりますものね。

「同じ生活や価値観の範囲にいて、その領域で優れていて、夢に向かって努力していて、失敗も経験していて、人格者で、知性があって、総合的に魅力的なひと」だとしたら、組織のリーダーも同じじゃないの、って。会社・組織という共通の価値観、共通の時間・場所にいて、周囲を率いる人格者、なのだから。

リーダーとはこの定義に当てはまる存在になるべきだと思う。だから、存在だけで周囲を幸せにできるはず。自分はそうなっているか、そうなろうと努力しているか。主観的ではなくて客観的でそうなっているか。目指す姿のように思いました。難題だけど、近づくことはできる。

今日のベターアイデア:
会社・組織のリーダーは、ま、ちょいっと比喩的だけど、「一緒にいて夢のような存在。存在だけで仲間を幸せにできる」、そんな魅力的なひとになれると思うのです。なぜなら、「職場で、優れていて、努力していて、失敗も経験していて、人格者で、知性があって、総合的に魅力的なひと」がリーダーたるもので、そんなひとの近くにいると安心で、幸せで、一緒に何かを成し遂げたいと思いますもの。そんな存在を目指して。不可能そうだけど、近づくことはできる。がんばるのはベターアイデアかな。

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