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悩む選択 v2-20:7人の侍・荒野の7人・7人のこびと。7人必要?減らすべき?

ボクともぐらさん。「ぼくモグラキツネ馬」というやさしさの強さを謳う素敵な絵本をきっかけに、互いをそう呼ぶ親友。やさしいひとになり、やさしいリーダーになり、組織をやさしさで強くしよう!この共通の夢を互いに約束し、やさしさ・心の強さを敷衍中。その一環で、職場で直面する悩ましい「どっちを選択する問題」をアレコレ整理し心の強さに役立て中。

7人の侍と荒野の7人。歴史的に評価される映画です。前者の西部劇番が後者ですから7人は踏襲ですね。白雪姫のこびとたちも7人です。

もぐらさんの大好きなプーさんの仲間は、ロビンにティガーにプグレット、イーオにカンガ・ルーにラビット、オウル。7人。

ボクの大好きなスヌーピーの仲間(ひと)は、チャーリーブラウン、サリー、ルーシー、ライナス、シュローダー、ペパーミント・パティ、マーシー。7人。ひとでなければ、ウッドストックを忘れてはいけません。ウッドストックの仲間も7人。オリビエ、コンラッド、ハリエット、ビル、フレッド、レイモンド、ロイ。

「7人必要ですか?」「無駄じゃないですか?」「6人じゃだめですか?」「費用をさげるために3人や5人にしませんか」

今日の悩み:

A.理由はないが、こだわるっていいですね。自分のこだわり。どうして7人?わからないけど、7人がいい、みたいな。

B.いえいえ、理由が無いならなるべく効率的、低コスト、スピード重視です。”多い”ほど複雑が増し非効率では。

「理由はないんですけど、7人が好きなんです。これがボクは良いと思うのです。7人にこだわりたいんです!」こんな会話ができる職場、家庭、素敵だなぁと思います。

勝手な思い込みかもですけど、芸術寄り、広告寄り、エンタメ寄り、ファション寄りのお仕事だと、こういうのがあると思うのです。ボクは、つまらないかな、そういうキャリアでは今のところ無いし、B2Bの仕事がほとんどだったため、デザイン関連の仕事(ボクはデザイナーでもアーティストでもないですが)をしていた時も、デザイナーさんの素敵なアウトプットをなぜかロジカルに脚色してお客さんに説明する、つまらないことしていました。

7人の登場人物が頭に浮かんで、それぞれがキャラが違っていて、それぞれのキャラが際立っていて、7人みんなを丁寧に表現したい、のだから、7人でいいですね。6人じゃだめなんですもの。7人で!

でも、やれば3人でも5人でも、おもしろい映画や本、漫画、作れますね。でも、そういう問題ではないですよね。世の中にもいろんな性格・価値観のひとがいます。会社のメンバーも十人十色です。それが強さの源泉です。7人で「個性の違い」を描きたいんです。

同じ思考の、同じ価値観の、同じ志向の、同じような人々が、ベクトル合わせて同じ道を一つの方向に向かって走っていくことが、その家族や会社や国や、色んな組織の強さと勘違いされますが、それは強さにはならないですね。「多様性」がやっぱり強さの源泉、とボクは思います。

だから、映画や本で、多様な人々の、多様な考え方が素敵だよ、と謳い、自分が自分を、同時に仲間の色んな個性を大切に思うこと、そんな違う人達が(擬人化された動物たちが)時に一丸となって同じ夢を追いかけること、の素晴らしさを謳うには、7人ぐらい必要ですね。いろんな人が、いろんな活躍ができる、そういう世の中を示してくれているのでしょうね。

ちなみに「仕事は楽しいかね?」(デイル・ドーテン著、きこ書房)にあったくだりから気づきです。ウォルトディズニーに関するページでこんな表現が:

「もしスタッフの中にMBAを持つひとがいたらこう批判しただろうね。「気はたしかですか。そんなくだらないもの、カットしてください。プロットには何の影響もないでしょう。」「どうして7人のこびとが必要なんです?6人じゃいけないんですか」」。

ありえそう???

で、こういうくだらない質問が来たら、「もうすでに100人から7人まで絞ったのでだいぶのコストカットですよ!」と答えるとよいのかもですかね。あるいは、「誰か1名を減らして、6人にした場合のそれぞれのコストを算出してください。」ってお願いしてみたらいいですね!

「リーダーの仕事は、担当する部下が夢をかなえられるように手助けすることだ。ひいてはそれが顧客や株主、地域社会の幸福につながる。」(「エクセレントな仕事人になれ」(トム・ピーターズ著、阪急コミュニケーションズ))。ボクともぐらさんの目指すリーダー像です。

仲間のこだわりを支えたいですね。もちろん何でもこだわれば良い、ということではありませんが、その個性が自然に生み出すこだわり、一生懸命思考した結果のこだわり、大切にしたいですね。こだわりが組織を強くするように思います。自分たちの個性が高まり、ブランドになる気がします。登場人物を7人描くことにこだわりたい仲間に「6人じゃだめ?3~5人ではダメ?」なんて追求はしないし、逆に「8人にしなくていいの?」と質問したいです。

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