見出し画像

オンラインゲームの効能

 上の子にとって、オンラインゲームは、最高の娯楽。
 
私が子供の時、テレビ、ラジオ、カルチャー雑誌で、日頃の人間関係に疲れたココロを回復させていたように、我が子(ADHD+受動型ASD)にとって、同級生とオンラインゲームをする時間は、日常の小さなイライラから解放される時間なのだろう。
 
ほぼ毎日、だいたい夜の8時頃から11時頃ぐらいまで友人3人とオンラインゲームをしている。ゴールデンタイムにテレビを観るという習慣は一切ない。アニメ・ドラマ等は録画や全録から漁り、暇な時間に観ることが多い。芸能人に興味がないから、私がトーク番組を見始めると、席を外し、自室に戻る。娯楽の「箱」が変わったのだ。FPS系やサンドボックス系のゲームの話についていけない私は、シンプルに老いたのだ。
 
 
何せ、上の子の部屋から聴こえる「笑い声」はテンションが上がる。
 
ゲーム依存や課金など心配になることもいっぱいあるが、オンラインゲームはコミュニケーション力も鍛えられるので、やりすぎていると注意することはあるが、基本、禁止にしたり、取り上げることはしていない。上の子が爆笑しているということは、友人たちも笑っているのだから。こんな幸せな時間はない。

ある日の晩御飯、テレビから不登校にまつわるニュースが流れていた。すると、上の子が「ゲーム仲間のひとりがたまに学校に来るようになった」と、なんとなしにボソッと言ってきたのだ。そう、友人の1人が不登校になっていたのだが、オンラインゲームをきっかけに、心のエネルギーが回復したのか、学校に通うようになったのだ。やはり「笑いあえる時間」というのは、人にとって大切だ。
 
オンラインゲームによって、不登校になっても孤独にならずに済むなんて。

上の子や上の子の友人たちは、私に凄いことを教えてくれた。(子供たちにとっては、ありふれた話なのだろう)
 
改めて「安全ある居場所(基地)」が大切なことを学べたし、親として、そういう場を壊さないよう、サポートできる存在でいたいと強く思えた次第だ。心配事が貯まると、柔軟さがなくなり凝り固まってしまうから。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?